2008年08月21日

医療事故

日本の産婦人科の報道を今さら知りましたが、医師を相手に訴えるのは産婦人科が一番多いそうですね。
病気の人が手術をしたなら、「ダメだったらそれは仕方ない・・・」と思えても、健常(だと思われる)女性が出産時に・・・となると、「元気だったのになぜ!」と訴えたくなるのでしょうか。
「出産とは健康な女性が一番死に近い危険な状態になること」だそうです。

時同じくして数日前、イスラエルでも産婦人科で医療事故がありました。
こちらは日本のケースとは違い、明らかなミスです。

北部沿岸部の病院で、23週で早期切迫出産で運び込まれた若い女性。
死産でした、と嬰児の遺体が霊安室の冷蔵庫に安置された。
それから数時間後、父親が病院に到着し、「せめてひと目・・・」というので霊安室の冷蔵庫から取り出すと・・・、生きていたというのです。
その後、緊急手当てをしたものの、数時間後に死亡しました。

こういうのが医療ミスでしょう。
23週の赤ちゃんの小さな心臓の心音を取るのが難しいとしても、数時間後に生きていたということは、生命反応を完全に確認しなかったとしか言いようがありません。

この医療事故に関して、例の新聞電子版のネットフォーラムに、
「絶対にあってはならない医療事故。だが、23週の切迫早産で生きられる可能性はきわめて低く、たとえ奇跡的な確率で生きられたとしても障害は否めない。−30代産婦人科医」
という書き込みがあったばかりに、フォーラム炎上。

イスラエルは、「産めよ増やせよ」な宗教&思想の国。
女性は出産マシーンであり、女性の価値は子供の数で決まります。
子供を産めない女性は虫以下と見られ、障害児だろうが何だろうがとにかく子供を産めさえすればいい、という考えが常識、という恐ろしい国です。母体の安全よりも生まれてくる子供のほうが大事。

特に、男性よりも女性の態度の方が酷いですね。
「私は子供がいるのよ、フン♪」って世界で一番エライみたいなすごい態度で、未婚女性や子供がいない既婚女性を見下し、当然のように差別的な発言をします。
それに対して、「ちょっとそれは言い過ぎ・・・」と庇う人はいません。
悪いのは、女として生まれたくせに子供がいない人です。なによ文句があるなら子供を産みなさいよ!と。
産んでなんぼじゃなく、何をどう育ててなんぼなんですけど・・・。

私が言うのもなんですが、不妊や早期出産・流産っていうのはその人の体に問題があるからなんですよね。
たとえば、アレルギーで目鼻皮膚が不調だったり、下痢や便秘をした時に食欲がなかったり、女性の生理が乱れたりするのは、体が正常ではないからでしょう。
それと同様に、母体の状態が整っていないから子供が出来ないのが不妊であり、出来たとしても「もうこの子宮にはいられない」と出てくる状態が流産・早産。
それを無理して化学的治療を施して妊娠状態を作ったり、流産してもすぐにまた無理に妊娠したり、早産で生まれた子供を無理矢理機械に繋いで生きさせる・・・。
これらは、「何が何でも赤ちゃん産まなくちゃ! オンナなんだから!」っていう、見栄とエゴでしかないと思うんですよね。

話を戻しますが。
イスラエルも医者が足りず、ロシアからユダヤ系(?)の医者を連れてこようというキャンペーンを相変わらず継続しているようです。
先日の報道特集では、「外科医はいるけれど麻酔医が足りないため、手術が出来ない」というのをやっていました。

難しいことはよく分かりませんが、こういう話を見聞きするたびに、薄給でも経理屋でよかった、少なくとも訴えられることはないし・・・と思うのであります。
posted by Heshbonit at 20:00| イ国のニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月20日

銅メダル1個

「昨日更新しなかったのは、Hesh坊忙しかったから?」なんて誤解をされては困ります。何を書こう・・・と思って打っては消し打っては消し、なーんか最後はブログそのものがすっごい面倒になって、ようつべでずーっと遊んでいました。いやぁ、エガガはいいね。

で、出勤。
今日から3日間、先輩部員が休みで、彼女にかかってくるはずの電話が私に流れてくる。鳴ったら出ないわけにはいかないが出たところで何にもならぬ・・・。

イスラエルも夏の休暇の最高潮を迎えようとしています。
mimi先生の処でも同様らしいですけど、イ国でも7月はサマーキャンプ(夏の学童、って感じでしょうか)が多く、8月に休暇に出るというのが普通で、8月中旬〜下旬がピークになります。あんまり早いと子供に「もっと連れてけ」って言われるからでしょうか。

おかげさまでおらが村の宿泊施設も連日満室のようです。
おかげさまで末端出納係の私、夏は休めません。
別に休んでも誰も何も言わないけど、仕事が溜まるのがイヤだから。
休んだところで、行く場所も会う人もいませんから、ジーっとしてます。
相変わらずそんなです。皆で海辺でカニ食べて騒ぎたいです。

オリンピック。
イスラエルは40人位出ていますが、以前メダルを取ったとか世界大会で記録を残した、っていう人は全滅です。もちろん記録がない人もダメです。
でも、今日ようやくメダルを1個取りました。男子ウィンドサーフィン。

「Heshbonit、イスラエルがメダルを取ったぞ!」

銅を1個取ったくらいで天下取ったみたいになって、午後は会う人会う人ご丁寧に皆が教えてくれました。(計7人+電話2本)。
こちとらリアクション芸人日本人なので、いちいち「えー、そうなの、すごいじゃん! 何色?」と、いちいち言って来る全ての人に「初耳だわ」っていう心優しい対応をしておきました。

過去に記録を作った人は全部ダメっていうのは、さすがイスラエル人だなって思いますね。
柔道100kg男子もすごい汚い試合であっけない負け方したし、今日の棒高跳びだってあっという間に敗退。天狗になっちゃうんだろうね、きっと。

16年前、女子柔道でやはり銀を取った女性が、日本の合宿に参加したところ、基礎練にも出てこず、「私はそんな練習はしなくてもいいのよ」とお高く留まったそうで、その後の結果もボロボロで今はどこに行ったか・・・っていう、なんとも情けない話が残っているほど。
そこ行くと、21歳で耳が変形するほど鍛えている日本人選手はスゴイと思いますね。イスラエル人の100kg級の人なんて、私よりも顔つるんつるんだもん。(笑)。

今回銅メダルの彼も、メダル授与式の後、応援に駆けつけたイスラエル人やイスラエルの報道関係者らと大騒ぎ。旗振るわ、海に飛び込むわ、国歌を歌うわ・・・。
この分では、たぶん次はないと思います。

ま、イスラエルの場合、メンタリティももちろんだけれど、実質的に考えても、大したスポンサーが付くわけじゃないし、結果出したところでそれが何になるわけじゃないから、選手が育ちにくいっていえば育ちにくい状況なんですけど。
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2008年08月13日

キヴルリ

出勤。

イ国で今夏大ヒットの60年代風なヘタウマチックのポップ系の曲が、ラジオをぐるぐるぐるぐる流れていて、頭の中がおかしくなりそうです。
職場でもスーパーなどでも、とにかくイスラエル中がこれ1曲。イントロが聞こえてきただけで、「またコイツかよ・・・」な気分。
去年のヒット曲はちょっと爽やか系でよかったんですけど。
ま、夏にヒットした曲って、消えますけどね。

そういえばその昔々、こういうことがあった。日本で。この曲
その時は、職場の近くのコンビニに行くと必ずかかっていたので、「これはこのコンビニのテーマソングなんだ」とずーっと勘違いしていました。
あと、こんなのもあったよね。

グルジア絡みのニュースがやたらと流れています。
全く興味がなかったんで知らなかったんですけど、イスラエルはグルジアと仲がよろしいそうで、仕事関係者やら観光客やらでかなりグルジアに渡航していた人がいたらしく、外務省が送った飛行機(200席)に乗り切れず、すごい騒ぎだったようです。
グルジア内閣の大臣が妙にヘブライ語が上手いので驚きました。ロシア訛りがほとんどなくて文法も完璧に近いし。おそらくイスラエルに留学でもしていた時期があったのかもしれない。
ついでに今日の今日まで知らなかったんですけど、紀元前からグルジア辺りに移り住んだユダヤ人がいて、キヴルリ語(グルジン語)なる言語が残っており、現在も世界で8万人くらいがそれを話せるとか。


っていう今日もダラダラな生存報告ブログ。
あ、仕事はそれなりにしてます。
観光部門は今年は大入りみたいです。ありがとうございます。
おかげで経理処理がムチャクチャなことになっています。

昨夜、勉強でもしようと思った矢先に、在留邦人のY氏から電話がかかってきて、用件は3分で済んだのですが、なにやら話し込んで気が付いたら1時間。
オッサン相手によくもまぁこんなに話したもんだと我ながら(笑)。
posted by Heshbonit at 19:00| イ国のニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月04日

元気もほどほどに

イスラエルも最近、若い世代の犯罪が急増しています。時には大人顔負けの恐ろしい事件を起こすこともあり、それでも他の国に比べたらよいのかもしれませんが、「昔はこんなではなかったのに」と嘆く声が聞こえてきます。
特に夏休みともなると開放的になるせいか、羽目をはずしすぎたティーンエイジャーが思わぬ事件の加害者になったり、逆に被害者になったりすることもあります。

こんなニュースがありました。

8月1日未明、イスラエル中央部に住む17才の女子高生2人が、ラマットガンに住む45歳のモテック氏の家に侵入。驚いたモテック氏が、撃退しようと反撃しました。
近所の人が仲裁に入りましたが、2人は救急車で搬送され、病院に入院。
このとんでもなく元気なお嬢さん2人は、調べに対して、「強盗目的ではない。冒険したかっただけ」と話しております。幸い命に別状はないそうです。
不法侵入された側のモテク氏は妻子持ちで、女子高生2人とは全く面識がなく、早朝に不法侵入されたことに驚いたあまりに反撃したようですが、今回の事件に関してはノーコメントだそうです。

こちらが、不法侵入者を撃退して怪我させてしまったモテック氏。

モテック。ヘブ語でHoney(甘いっていう方の意味)

哺乳網長鼻目ゾウ科アジアゾウ属のゾウ。出身国シンガポール。

不法侵入した女子高生2人は、霊長目ヒト科ヒト属のヒトです。

以前もこんなノリのニュースを書きましたが、同じサファリパークです。
あの時はアフリカ象で、今回のモテック氏はアジア象。
アジア象のほうが小柄だそうで、アフリカ象だったらお嬢さん2人の命がどうなっていたか分かりません。
駆けつけた救急隊も、「電話を受けたけれど、早朝5時はサファリパークの開園時間ではないため、てっきり飼育員がやられたのと思った」と。
モテック氏、普段はとても温和な性格だそうで、妻のヴァルダとおしどり夫婦で早40年以上。このサファリのアイドル的存在だと。

なんでも、彼女の周辺では、「サファリパークに侵入して、動物の檻に入り込んで写真を撮る」っていうのが流行っているとか。
だからって象はないだろうが。

しかし、このニュースには続きがあり、この女子高生の片方の祖父が、「軍歴も輝かしく大臣経験もある現役の有力政治家」ということがバレてしまいました。
さすがに、有力紙電子版では祖父の名前が実名報道されていませんが、この情報化社会ではその有力政治家が誰だか、一瞬にして流れます。
命に別状がなかったからよかったようなものの、「自分の行いの報いを受けたんだ」としか言いようがなく・・・。


◎今日の動物園
posted by Heshbonit at 20:00| イ国のニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月31日

お役所仕事

7ヶ月前に書いた、北部の小さな橋の話題。

その後、お役所仕事と予算の問題となんやかんやゴタゴタし、ようやく昨日開通したそうです。この橋経由か本道経由かでうちの村からは約10kmの差が出ます。


画像の上にマウスを置くと、古い橋の画像になります。

以前のは橋の渡し部分が木製で、その修繕にお金がかかっていたのが、コンクリート製になった、と。へー、そんだけかい。
じゃ、対向車が見えにくいのもそのままってことですか?
どうも建設に当たって「橋の景観を残せ!」という意見が凄かったそうで。
運転しにくさよりも景観が大事ってか。

橋の完成を伝える新聞電子版の下の書き込みは当然ながら荒れている。
「こんな橋を作るのに7ヶ月かかったのか!!」
「ちうごくだったら24時間で作るぞ!」
「このためにどれだけ本道の渋滞で困ったか!」

書き込まれたコメントを読んでいたら、橋の建造に係わった人が書いていた。

「冗談じゃない。15日間で仕上げたんだ」

そういえば、私が今年の2月に見に行った時も破壊されたままだったよなぁ。

4月の過越し祭期間に、本道で大きな交通事故があり、ただでさえ休日期間で交通量が多いため、4時間以上の大渋滞になったことがありました。
噂では、「あの大事故があったから、5月には出来る」「いや、6月上旬に出来るらしい」、そして、「夏休みに入る前には完成する」といろんな話が飛んでいましたが、その誰もが、「5月とは言ったけど、何年の5月とは言ってないし」「そうそう、2030年の6月かもしれないから」と、皆ヤケクソ発言に成り代わりまして・・・。

そりゃこんな橋を作るのに、いくらなんでも7ヶ月はかかんないだろ。
壊したら予算が出ると思って壊したけど勇み足、ってことだったみたい。
これすなわち、

「新しい文房具を買ってほしくてわざと無くしたり壊したりする子供作戦」

ところが、うちの村でも結構いるんだ、これが。
posted by Heshbonit at 20:00| イ国のニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月20日

欧州基準

Heshbonitさん こんにちは! 
BlogPetから最新のお知らせをお届けします。

・‥……… ♪今日のテーマ♪ ………‥・

面白画像を紹介してください。



ぜんぜん面白くはないですが、運輸省から封筒が来ていたから何事かと思ったら、新しい運転免許でした。欧州基準だそうです。



普通のオートマ限定免許です。左下に書かれている「B」普通免許のカテゴリーらしい。名前は、ヘブ語と英語の両方表記されています。
裏面にも写真が透かし状態で入っています(以前のもそうでした)。

この写真がすっごい気に入らない・・・。
イスラエルの運転免許は、政府指定の写真屋で撮ることになっていて、写真屋がその画像を運輸省に送り、自動的に発行されるんですけど、私はまっすぐ座っていたにもかかわらず、写真屋のカメラが歪んでいたみたいで、送られてきた写真、見事に斜め。(今から2年前)。ついでに妙に色が濃い・・・。

せめて新しい免許を発行するなら撮りなおしさせてくれればよかったんですが、このまま2016年の誕生日まで続行です。
posted by Heshbonit at 18:00| イ国のニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月02日

136位の底力

ちょうど昼に家に帰り、スカイニュースを見ながらご飯を食べていた時、
「エルサレムでブルドーザーが・・・」というテロップが流れた。
イスラエルの局にチャンネル変えると、どうもそういうテRがあったらしい。

テRリSトが、道路工事現場のブルドーザーに乗り込み、歩行者を轢き、対向車7〜8台を踏み潰し、バス2台(動いているやつ)もひっくり返した、と。
3人死亡、約70人重軽傷。

なんか、似てません? アレに。
規模も目的もぜんぜん違いますけど。

警察と軍関係者が駆けつけ、暴走ブルドーザーを停めようとよじ登るが、なんたって、タイヤだけでも人間の背丈ほどあって、コンクリート建造物やら岩やらを破壊するデカイやつだから、そう簡単にはいかない。
作業中にコンクリや石などが跳ね返るため、窓ガラスが防弾ガラス並みに厚い。タイヤだって何を踏みつけてもパンクしない。いうなればちょっとした戦車みたいなもん。そしてかなりスピードも速い。
最終的には、よじ登った一般人が射殺しました。

一般人って言ってもここはイスラエルだから、陸軍精鋭部隊出身者だそうだ。
自転車でたまたま通りかかったら、人が倒れ車やバスがひっくり返り、ブルドーザーが路上で暴れまわっている。
「こりゃタダ事じゃねぇ」と逮捕劇に加わり、別の通行人Bさんと一緒に暴走ブルによじ登り、Bさんが持っていた銃で撃った、と・・・。

>イ国は、まず間違いなく皆で取り押さえるでしょう。国民皆兵だし、日常的に銃持っている人もいるし、ライフル持った兵士も普通に歩いているし、136位だし。

と、1ヶ月前の記事で書いたそのものでした。

日本では報道されるのでしょうか。
間違いなく、読売新聞は載せないだろうな・・・。



追記な底力:
昨日のコロンビアの大統領候補の救出劇、イスラエルの諜報機関や軍が大きく関与しているらしい。いわば「エンテベ・コロンビア版」ってな感じで。
今も強いのか・・・、そうは感じないけど。
posted by Heshbonit at 19:00| イ国のニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月17日

鳩、戻る

10ヵ月ぶりに、この人が帰ってきました。

ボアズ・ヨナ

5千世帯以上の建設途中で放ったらかして逃亡。
逃亡先のイタリアでインターポールに捕まって、なんだか知らないけど取調べに10ヶ月かかって、で、昨日イスラエルに戻ってきました。

イタリアからイスラエルまでの機内でプチインタビューをしていました。
以下、ボアズ・ヨナ語録。


「報道は恥を知れ。報道が、裁判の前に人間を裁く権利はない」
「奴ら(警察)は、アイヒマンにもしなかったことを、オレにしたんだ」
「家の建設は不動産投資だ。投資に保証はない。損したってことだ」
「調べてみろ。この国にオレよりも家を建設した人間がいるか?」

・・・。
私がいる国ってこんな国なんだ・・・、と、唖然とするしかなかった。ってかなんつーの、こういうことを平気で言う人がホントに少なからずいる国なんだよね。
改めて、自分が強烈な国にいるってことを実感した次第。

だから、ワケの分からないことを言われて喚かれて「謝れ!」って言われて、次の瞬間に間髪おかずにスルっと謝る日本人に、もう唖然とするわけです。

司法的見解によると、「実刑7年、罰金4百万シェケル(1億2千万円)」。
マイホームの夢が壊れた人達に襲撃される可能性が高いわけだから、刑務所に入っていれば、身の保証だけは確実でしょうね。
posted by Heshbonit at 20:00| イ国のニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月05日

大至急

出勤早々、農業部門のオッサンが待ち構えていて、
「Heshbonit、大至急、この書類をエクセルで作ってくれ。いやもう本当に大至急なんだ」と大量の手書き書類を渡した。
最早、「ってかどう考えても私の仕事じゃないだろ?」と断る気もなく、「今、来たばかりだし、現金出納があるから無理。1時間後に」と言うと、後ろから事業部長が来て、「本当に大至急なんだ」と。
ま、ベタ打ちで作ればいいだけなら、10分あれば出来るか。

それから1時間後、オッサンが来て、「じゃ、これで請求書を作って送って欲しい」と。とある村への売上請求書を作った。

聞けば、Gザから迫撃砲が飛んできて、その村の農業に大被害が出たため、大至急こちらから仕掛品(アイテム名非公開)を送らねばならなかったそうで、大至急っていうのは、今すぐ話をまとめなければならないからデータを作ってくれ、とまぁ、そういうことでした。

その30分後、ラジオからニュース。

「△△村の工場に、迫撃砲が直撃。1人死亡、3人重軽傷」

あ、その村・・・。
また落ちたんだ・・・。

ペンキ製造工場

やっぱ136位ってのは、そういうことなのか・・・。
posted by Heshbonit at 20:00| イ国のニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月21日

Si vis pacem, para bellum

英誌エコノミストの調査部門EIUなどが世界140か国を対象に調査した2008年の「平和度指数」が20日、発表された。
日本は昨年同様、主要8か国(G8)で最高の5位にランクされた。1位はアイスランド、最下位は2年連続でイラクで、北京五輪を開く中国は、国防費の急増に加え、チベットにおける政情不安などが響き、7位下げて67位となった。
G8では、米国は97位(昨年96位)、ロシアは131位(同118位)、英国は昨年同様、49位だった。


平和度指数(Global Peace Index)。
ま、140ヶ国中で、アメリカが97位なんだから、まぁイスラエルが100位以内ってことは有り得ないだろうけど、それでも下から数えて20位ってとこかな・・・。

というわけで、こちらをクリック

どんどん下にマウスを転がして・・・、はいはい、もっと下でしょ。
ヨーロッパゾーン通過、あらあらアジア諸国も通過・・・。
え、中東もアフリカもちらほらしてきた。
あ、アメリカさんがこちらですか。じゃ、そろそろ?
えーと、イ国の国旗、イ国の旗旗、イ国・・・、

って、おいっ!

下から数えて5番ってどーいうことさっ!

しかも、その下の4ヶ国って、アフガン、ソマリア、スーダン、イラク・・・ 
そんな最終グループって、そりゃないでしょっ!
ミャンマーも北ッチョもパッキーもジンバも抜いて、下から5番目なわけ?

それこそ、「それらの国に単独で行ったら、日本行き往復ファースト差し上げます」って言われても、考えちゃいます。この私が言うんだから、そういう状態。
そりゃ、20代の時だったら、「はーい、行きます行きまーす!」って言っただろうけど、もう不惑目前だからさ。別に命は惜しくないけど、ヤバイのとか怖いのとか痛いのとか、そういうのはもうイヤなのよ。
第一、親にもこれ以上迷惑かけらんないじゃん。(・・・って何の話?)

えーと、このインデックス、武器売買の実態や近隣諸国との関係、国内の犯罪状況など24項目を平和実現の程度として数値化するそうで、防衛費の対国内総生産(GDP)比とか、人口10万人当り犯罪率などなどを統計したらしい。

そりゃイスラエル、国土面積や人口から見たら、戦争が起きる確率が高いし、何かが飛んできて当たる可能性が高いわけで、危険っていえば危険だけどさ。

住んでいる者からしたら、数字はそうだけれど、一体それをどう使っているか?っていう、そっちが大事じゃないかと思うんですよね。
ま、言うなれば、民主主義で何でもオープンなイ国は、軍事費をキッチリ国家予算に計上しているわけだし、ま、国民皆兵だし(最近は緩いけど)、このくらいしないと守れないんだからしょうがないわけでしょ。

ホント、全然、大丈夫なんですけどね。


じゃ、ちっとは真面目に。
ラテン語の格言から。

「Si vis pacem, para bellum」 (平和を望むなら、戦争に備えよ)

誰の家だって垣根があり、施錠する。
家によっては、防犯装置やカメラを設置したり、警備会社と連携して何かあったら訓練された警備員が駆けつけるシステムを取っている。
なにも「隣人が盗むかもしれない」と隣りの家を疑うわけではない。いや、隣人を疑わないために、迷惑をかけないために防犯する。それが備えだ。逆に、隣家が全くの丸腰で無防備だとしたら、ハラハラするだろう。
そのせいで泥棒がウロウロするようでは治安が悪くなるし、何かあったら、「隣人のくせに誰か見なかったか? 気が付かなかったのか?」と疑われかねない。

盗むに値しないボロ家や荒野の一軒家なら強盗や空き巣が来る可能性はない。
でも、ある程度のレベルの家ならば防犯対策を考えるのは当たり前。何の対策もしないで被害があったら、警察が言うだろう。
「イマドキ、防犯は常識ですよ。警察も定期的にパトロールはしていますけどね、24時間、町中の家の監視はわれわれには出来ませんから、最低限の自衛をしないで被害に遭うのは自業自得ですよ」

国の防衛費はそれと同じようなもの。
万が一、戦争が起きた時の衝撃を最低限に抑えて、危険と損害を回避するためには、備えなければならないのが、今の世の常識。
つまり、危険性が少ないから費用が少ない国もあれば、危険性は中レベルで他の国と連携している国もあり、自国でガッチリ固める国もある。
イスラエルの場合、他の国に比べたらちっとばかり敵が多く、また、「お金を出すから、誰かうちの警備してくれる?」というのが信用できないもんだから、それなりにかかるわけ。

それから、アメリカとロシアのランクが下の方なのは、自国もそうだけれど、他所の国の警備をするがために防衛費が高くなるからでしょ、たぶん。
ま、それも仕事だからさ、諸経費が高くても、いい収入になるんですよ。


でも、イギリスのエコノミスト誌って言いながら、この結果を見る限りでは、なんかこう調査団に「北欧くささ」を感じる気がしますけど・・・。
 
posted by Heshbonit at 20:00| イ国のニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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