2007年06月12日

ガミラ≠ジャミラ

先日、いつはくさんがお仕事で通訳された方の記事が、イスラエルの新聞サイトに載っていました(ということは新聞にも載っているはず)。

イスラエル北部山間部に住むドルーズ族のおばあさんが、オリーブオイルを原料にして作った石鹸。100%天然素材が売り。
何も彼女が発明したわけでも、イスラエル山間部限定の秘伝の一品というのではなく、地中海沿岸の中東諸国では、ごくごく当たり前のように作られています。
数年前、イスラエルでもちょっとした「自然ブーム」がありまして、その頃から徐々に人気が高まってきました。
だからって、イスラエル中を轟かすような、すごい人気ではありませんが。

以前は、『おばあさんの家の納屋で大鍋で作って、軒下で量り売り』ってな製造&販売方法だったんですけどね(コレ本当)。
今では、資本提携をしてちゃんとした工場が作られ、品種改良に改良を重ねて、各種ハーブも配合してキレイにパッケージに包装され、欧米にも輸出しているとか。

それがなんと日本でも販売されるそうで、そのプロモートで、おばあさんとその息子が日本を訪れたそうだ。(で、いいですよね?)
商品名は、「ガミーラ・シークレット」。

いつはくさんから訂正が入りました。
ガミラ・シークレット」だそうです。
彼女の名前は、「ジャミーラ」なんですが、「ミラ」と、エジプト式発音にするんですね。(でも「ガミラ」と伸ばすんですが、ま、どうでもいいですけど)。
日本の正規代理店のサイトはこちらです。


えーと。
ジャミーラっていうのは、ウルトラ怪獣の「ジャミラ」じゃありません。

この御方。

ジャミーラ石鹸のおばあさん。新聞サイトより引用

それで、ウルトラ怪獣ですけどね、ウィキで読んだら、接点があるんですよ。
いや、このおばあさんが、じゃなくて。その名前が。


今日はヘブ語じゃなくて、アラビア語の話。

ジャミーラ(ジャミラ・ガミーラ・ガミラ)。
アラビア語で「美しい」という形容詞の女性形。
アラビア語圏では、とても一般的なありふれた女性の名前。
発音のストレスは2音節目「ミ」に置きます。

ウィキによると、なんでも怪獣ジャミラの名前の由来は、「アルジェ独立戦争で惨殺された女性の名前が『ジャミラ』だったから」。そこからヒントを得た、と。

ホントかどうか分かんないけど、そりゃないでしょ、円谷さん。
国境の向こうから飛んできたロケット砲に当たって私が死んだ後、「被害者はHeshbonitか。よし、その名前、うちの怪獣の名前にしよう♪」なんて、口から100万度の高熱火炎を吐く怪獣キャラの名前にされたりしたら、すっごい腹立つと思うんですけどね。
マグレバン系フランス人女性宇宙飛行士、ってありえねぇだろ。
ま、付けちゃったものは、今さらしょうがないけどさ。

でも、怪獣ジャミラの話、私、好きなんですよ。子供の頃、兄貴と一緒に見た記憶があるんですが、なんか切ないんですね。それにしても、昔の特撮にしてもアニメにしても、子供が見るにしては社会的メッセージが強かったりしました。


えっと、本題の石鹸の話に戻りますが・・・。
まずは、販売価格にぶったまげた。
1箱3465円(税込)って何それ? 高い。高すぎるって。新聞には、「既に1週間で2000箱以上が売れた」って書かれていましたが、上の写真で彼女が持っているのを見ると、石鹸そのものは同じ大きさなのに、やたらと化粧箱がデカイように思えます。

イスラエルではこんな感じなんですけど・・・物価がバカ高いイスラエルの現地価格は、1個20シェケル(500円程度。消費税15.5%込み)。
市中のスーパーマーケットやドラッグストアで手に入り、うちの村の小さなコンビニでも買えます。
石鹸そのものは、5cm角で厚さ3cm弱。左の写真でご覧いただけるように、シンプルな半透明フィルムで包んだ状態で売っています。この方が「自然」って感じでいいのにね。


シリアのアレッポ石鹸(同じようなオリーブオイル原料の石鹸)の対抗馬だそうですが、記事によると、「イスラエルという国名を明記せずに販売すいる」そうで、新聞サイトの記事フォーラムでは、イスラエル人が、「なんでだよっ?」と食いついています。いつはくさん、そうなんですか?
イスラエルの記事の間違いであることが判明。ちゃんと国名表記してますね。
そのうち、他のアラブ圏も含め、全世界20ヶ国に展開するとか。

注:全世界的な正規販売においては、化粧箱入りの高級品扱いで、日本と同等の価格だそうです。簡易包装500円はイスラエルだけ。・・・同じ物なのに。

石鹸の使い心地は、効く人にはいいらしく、知る限りでも使っている人がそれなりにいます。ま、肌質は人それぞれですから、こればかりはなんとも。
なにせ、日本より高い物価の国で、税込500円で買える石鹸ですから。
大きく期待するほどのことは起きないと思いますけれど。
興味がある方は、お試し下さい。

余談ですが、ヘブ語で、「美しい」は「ヤッフェ」。女性形は「ヤッファ」。

女性の名前としての「ヤッファ」、又は、同類語の「イフアット」「ヤフィット)という名前の女性、いるには、います(ジャミーラほどじゃないです)。

しかし、「ヤッファっていう名前の女に限ってさ・・・」と言われています。


---

恐れ入りますが、今日(9月28日)、こちらに検索でいらした理由を教えて頂けますか。しかも、正規の名前ではなく、「ジャミラ」で。
来ていただくのは非常に嬉しいのですが、たった1日で千件以上の訪問がありまして、通常、10人しか来ないブログなものですから、かなりビビってます・・・。


---

個人のブログですので、常連コメンテーター以外の無断引用や無断リンクは固くお断りしております。ご了承ください。
      
posted by Heshbonit at 18:00| イ国の言葉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月13日

通訳ってすごいよね

経理部出勤前にスタンドに行き、ついでに隣りの自動車修理工場に金曜日の売上データを取りに行く(いつもの習慣です)。
修理工場のオッサンが開口一番、

「工場に泥棒が入ったの、聞いたか?」

シャバットに工場の経理部(村の経理部とは別)に泥棒が入り、金庫破りがあったらしい。またかよ・・・ってな気分です。
経理部に戻ってから詳細を聞いたら、工場では小口現金だけで、大金を置いていなかったため、被害は最小限に食い止められたそうですが。
ホント、よく盗まれること。


さて。
昨晩、「ザ・インタープリター」という映画をTVで見ました。
確か、2年前にBA機内で見た気がしますが、半分寝ながら見ていたから全然記憶になく、新たな気持ちで見たわけですが。
ニコール・キッドマンにショーン・ペン。いつ脱ぐのかと思ったら何事もなく(何を期待している?)、最後まで普通の映画でした。

ま、そんな内容はともかく、すごいですよね、同時通訳って。
頭の中がどうなっているんでしょう。
もちろん、すごい勉強をして難しい試験をパスしてなるわけですから、凡人とは全然違うわけでしょうけど。

だって、聞いているそばから、ペラペラ話すわけでしょ。で、自分の耳にはその人が言ったことと、自分が通訳して話すことが一緒に聞こえてきちゃうわけでしょ? どういう頭の構造に・・・。あー、もういいや。分かんないから。

私、ヘブ語はヘブ語として頭の中で理解している言葉が多く、日本語への通訳・翻訳が出来ない状態です。
はじめはいろいろと訳して考えていましたが、元からヘブ語を暗号としか思っていなかったため、解読しきれずに暗号のままで記憶しています。

昨日、在留邦人のX氏が、「毎年こんなのが送られてくるんだけど、意味が分からない。何が書いてあるのか説明してくれる?」と。
年1回、財形と年金の掛金通知書が送られてくる、それでした。
説明って言ってもねぇ・・・。

:「ハタバット・マスって何のことですか?」
:「ハタバって言ったら、ほら、あのー、トヴが良いという意味でしょ。だからその派生語ですよ。マスは税金です。あ、それはご存知ですよね」
:「ぜんぜん意味を成さないですよ。つまり何で税金を払うんですか?」
:「いや払わないんです」
:「英語でなんていうの?(X氏は英語が得意だ)」
:「私に英語なんて聞かないで下さい。だから、んーと、ある一定条件の人が、かくかくしかじか(後略)・・・」
:「つまり、税金の還付」
:「そうです、それそれ」
:「じゃ、この下の紙は何が書いてあるんですか? サインして送らなければならないのですか?」
:「それは、えーと、日本語だと・・・」
:「送る必要があるかどうかでいいですよ、もう。本当に日本でも経理やってたんですか(苦笑)」

しゃべればしゃべるほど、相手を煙に撒いてしまうのであった・・・。
posted by Heshbonit at 19:00| イ国の言葉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月25日

小さい頭

出勤。

先輩部員は週末まで休暇中。
そういう日に限って、朝っぱらから原価計算担当と言い争いになる。
先輩部員がいたら簡単に収まることなんですが。


今日のヘブ語:ロシュ・カタン
ロシュは頭。カタンは小さい。
「Heshbonit、頭が小さくてスタイルがいいね」という意味ではなく、たらーっ(汗)

「他の人より脳みそが足りない」という意味です。

今日、正面切って、言われましてね、原価担当に。
でもぜーんぜん腹も立ちませんでした。
私も三十路半ば過ぎて、人間が出来てきたのかもしれません。

・・・いや、そうじゃなくて。

自分の国の言葉じゃないから、言われても全くピンと来ないだけ。
「あー、これって相手を侮辱する言葉だなー」と思っただけで、「どうしてそういうこと言うかな」と思う程度。


パンチ:「てめぇ、バカかよ。何様のつもりだよ。頭悪いじゃねぇ?」
って言われたら、
爆弾:「なんだと、てめぇこそ何様のつもりだよ。バカにバカって言われる筋合いはねぇんだよ。いい気になってんじゃねぇよ」
と、その喧嘩、言い値で買っちゃうけど♪

前にも書いた気がしますが、日本語堪能なコメリカ人夫と、英語堪能な日本人妻の夫婦は、ケンカするときに、相手に直球ストレートに伝わるように、夫は日本語・妻は英語で、汚い言葉を使うそうで。


あ、言い争いの原因は、私のせいじゃありません。
詳細を省きますが、忙しい朝っぱらからあれこれ言われ、面倒だから、「先輩に聞いて。私は知らない」といい続けたら、切れちゃいました。


んー、ホントに頭が小さかったらいいんだけどなー。
頭蓋骨の大きさはどうしようもないですよね。
せめて顔がほっそりしたら。ただでさえ黄色いから、でかいと目立つんだよね。
posted by Heshbonit at 19:00| イ国の言葉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月17日

モシェにまつわるエトセトラ

ペサハ(過越し祭・パスオーバー)まで、あと2週間ちょっと。
スーパーマーケットには、ペサハ用の食品が置かれ、ショッピングセンターには新しい食器セットや贈物用品が並んでいます。新聞広告も、ペサハ商品ばかり。

今年は、4月2日の夕方から。
ユダヤ教の祝日はユダヤ暦ですから、西暦から見たら毎年移動します。とはいっても、ユダヤ暦には「うるう月」が入るので、ペサハは常に西暦の4月に当たるようになっています。たとえば昨年は、4月12日でした。


紀元前1260年頃、エジプトの奴隷だったユダヤ人が、圧政から免れるためにエジプトを出てきた、という故事に則っているのが、このペサハ。期間は1週間。

その指導者、モシェ。
日本人には、「モーゼ」「モーセ」のほうが分かりやすいですね。
私にしても、「モシェがエジプトからユダヤ人を・・・」なんて聞くと、「モシェって、農場でトラクターを乗り回しているオッサン? それとも、ガソリンの配達に来るドライバー? 彼がエジプトで何かしたの?」ってな感じになってしまいます。

モシェって、ユダヤ人にはごくごく普通の名前です。


さて、今日は名前のお話。
前回、エステルの由来はイシュタール、って一言書いたら、予想外に反響がよかったので、第2弾です。
今回はいきなりマニアックですが、ヒマな方は最後までお付き合い下さい。

旧約聖書によりますと、

・・・モシェはファラオ治世下のエジプトに生まれました。しかし、ユダヤ人の男の子狩りを免れるために籠に入れたまま川に捨てられますが、ファラオの王女に救われて、エジプト王家の一員として育てられます。
ところが大人になってから自らがユダヤ人で、同胞ユダヤ人がファラオの奴隷としてこき使われているのを知りました。勢い余ってエジプト人を殺してしまい、しばらく逃亡生活を送りましたが、神の啓示を聞いて、エジプトに戻ります。
マツァその後、ユダヤ人の解放とカナンの地(イスラエル)への移動をファラオに求めるも拒絶されますが、モーゼが預言した十の災難が実際のものとなり、ユダヤ人は大急ぎで非常食のクラッカー(マツァ→)を焼いて、エジプトを脱出したのでした・・・。



かなり割愛しました。詳しくはコチラでも読んでください。
1番有名なのは、チャールトン・ヘストンがモーゼ(モシェ)を演じた「十戒」という映画でしょう。


それでは、『モシェ』という名前。

ヘブライ語では、
「籠に入れられたモシェは王女に川から引き上げられたため、ヘブライ語で、『水から引き上げる』を意味する『モシェ』と名づけられました」
・・・ということになっています。
ヘブライ語で「水から引き上げる」という単語の三語幹は「MShH」。
これが「モシェ」という名前の・・・、


ちよつと待つたあ!
彼を引き上げたのは、ファラオの王女ですよね。
彼女は、「ハム語系の古代エジプト語」を話すはずで、隣接していながらも、「セム語系のヘブライ語」との言語の類似性は数えるほどしかありません。

コレに関する古い解釈では、
古代エジプト語では、水を「MW」、「取り上げる」を「S(Sh)」と言うため、これが「水から引き上げる」となる、
・・・と言われていました。

しかし、近年の解釈では、上記の「水+取り上げる」という解釈に関して、「聖書に書かれていることに基づいて、該当する文字を探して、それに当てはめて解釈しただけではないか?」と言われています。

私の手元にある古代エジプト語辞書を見ても、「取り上げる」という意味の「S」という単語がいくら探しても見つかりません。
ヒエログリフは確認されているだけで700文字以上ありますから、
どの文字が使われているかが分からないと憶測はいくらでも出来るのです。



じゃ、古代エジ語には、「モシェ」という名前に近い単語があるのか、と探しますと、「M・S」が、「子供・男の子」を現す単語に相当します。
別の解釈では、「M=子供」+「S=男」と2単語(2音)として考える、という説があり、現代学説ではこの支持が大きいのですが、今日は文法の話ではないし、どちらにせよ同じ意味なので話を進めます。


例えば有名なファラオの名前で、

◎ラメセス:「RA+M・S+S=太陽神ラーの男の子」
(最後のSは、男を強調する決定詞。漢字の部首みたいなもの)

◎トトメス:「TOT+M・S=トト神の男の子」

補足しますが、古代エジプト語には母音表記がなく、そのままでは読めないため、現代解釈では、全ての音に母音Eを当てはめて読む法則があります。


旧約聖書の初期時代では、「サラが笑ったから、イツハク(笑う→ツァハク)」とか、「踵を掴んで生まれてきたから、ヤアコブ(踵→アケブ)」など、その形態を表す名前がかなりありました。

ところが、古代エジプトにおいては、「美しい」「賢い」「優れた」「豊か」といった言葉から名前をつけることが多い。これは、ヒエログリフが漢字と同じように「表音文字かつ表意文字」だから。
ゆえに、「水から引き上げた」なんていう旧約初期のようなダンスウィズウルブスのような名付け方法は、古代エジプトにおいては存在しないのです。
ダンスウィズウルブスは関係ないだろう・・・。



この、『モシェ』が、男の子を表す『MS』だったとすると、それは彼の名前の「一部」であったことが容易に想像できます。
古代エジプトを見ても、『MS』だけの名前の人はいないようです。
ちなみに、ファラオの名前で見てみると、『MS』という言葉が使われるようになったのは、紀元前1550年頃から紀元前1000年頃までです。何かの流行だったのでしょうね。古代エジプト王朝は紀元前3000年から続きましたから、その時々に応じて名前の付け方だって変わります。


他の国の名字でも、

◎アイルランド(ゲール系)では、「オニール」「マクドナルド」などの名字の「オ」「マク」が「息子」を表す意味で、姓の由来は、「ニールの息子」「ドナルドの息子」

◎ユダヤ人では、「ベン・イェフダ」「ベン・エリエゼル」などの名字で使われている「ベン」が、「息子」を表す。つまり直訳したら、「イェフダの息子」「エリエゼルの息子」となりますね。
「十戒」でモーゼを演じたチャールトン・へストンで、もう1つ有名な映画が、「ベン・ハー(Ben・Hur)」。
本家ヘブ語では、「ベン・ホール」といいます。
「ホール」とはヘブライ語で「貴族」。ローマ支配下のエルサレムで、名門ホール家に生まれ何不自由なく育った主人公ユダが、濡れ衣を着せられて罪人奴隷となりり最後には解放される、という話ですね。
ヘブ語で、「ベン・ホリーム(“貴族”を指す“ホール”の複数形)」といえば、「奴隷から解放された自由人」の意味となります。

◎アRブ系でも、「ビン・ラーDィN」のビンっていうのは、ヘブ語の「ベン」と全く同じ意味です。ヘブ語とアラ語は激似。

「ラメセス」「トトメス」の「メス=〜の子供」というのは、神にあやかって付けた場合がほとんどですが、ファラオだけではなく、貴族の墓や碑文などにも、「何某(親)の子供」という書き方がされています。これがいわゆる名字のようなものでしょう。

もしも、本当に川に流れていたユダヤ人の子供をファラオの王女が救い上げて、王室に迎え入れたのならば、もっと名前が長ったらしいはず。
どの国でもそうですが、平民や農民の名前は短くて名字もないけれど、位が高くなればなるほど名前が長くなり、幼名・元服名・家系継承名に応じて変化もし、その出所・家系を明らかにするために、「〜の子供の・・・」とその由来を延々と書き連ねるのが普通。

そこに、「川に流れていたのを引き上げた」という名前を付けるのは、どう考えても有り得ません。これじゃ捨て子ということがバレバレでしょ。なんだ、捨て子でもファラオの家系になれるのか?ってことですから、由緒もなんもあったもんじゃない。


あんまり長くなると、話が別の方向にいってしまうので、この辺でまとめます。

『モシェ』っていうのは、本当はもっと長い名前だったあろうはずの名前の一部の『MS』が、時が経つにつれ、ユダヤ民族をエジプトから救い出した人の名前、として伝わった。
そして後日、古代エジプト語の意味を解さなかった人が、彼の出生にまつわる逸話から、その名前の由来を、ヘブライ語の単語の「水から引き上げる」と解釈した、・・・と。

モシェ、あなた、外国の名前なわけですよ。ヘブライ語じゃなくて。


ちょっと、マニアックすぎたかも。
素人がこんなにマジに書くなってね。
第3弾は、ない気がする・・・。

posted by Heshbonit at 13:00| イ国の言葉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月02日

プリム今昔

紀元前470年頃の話です。
場所は、アケメネス朝ペルシャ帝国。
当時のペルシャは、今のインド、イラク、トルコ、エジプト、エチオピアに至るまで征服するほどの巨大な帝国でした。
エルサレムは、遡ること紀元前586年、バビロニアに滅ぼされ、ユダヤ人は捕囚(強制集団移住)させられましたが、バビロニアがペルシャに滅ぼされた後も、エルサレムに帰らずそのままその土地に根付いて生活するもユダヤ人もいて、ペルシャ帝国は彼らに居住権を与えました。

さて、それから1世紀経過。ユダヤ人は真面目で頭がいいため、商売で成功するものや、国の要職に就く者も現れました。
ユダヤ人モルデハイの従妹エステルは、その聡明さと美貌で、ペルシア王クセルクセス1世のお妃となりました。しかし、エステルは、自分がユダヤ人であることを王様には隠していました。

ある日、従兄であり養父のモルデハイが、ペルシャの大臣ハマンへの敬礼を拒否する事件が起き、元から文化風習が全く異なるユダヤ人が大嫌いだった大臣ハマンは、ペルシャのユダヤ人全員の殺害を企てたのです。

「俺はユダヤ人が大嫌いだ。俺の力でこの国の全ユダヤ人を抹殺してしまおう。奴らの抹殺日は、このクジ(プル)で決めるぞ」

モルデハイは驚いて、王妃エステルに告げました。

「ユダヤ人であることを隠して王様に嫁げといったのは、他でもないこの私だ。しかし、今、ペルシャ全土のユダヤ人の命が危ないのだ」

エステルは決死の覚悟で、夫であるクセルクセス王に自分がユダヤ人であることを告白し、ハマンが企てた恐ろしい計画を伝えました。

元からユダヤ人には寛大であった王様は、王の自分を差し置いて勝手な嘘八百を並べ、ユダヤ人虐殺を企てたハマンを処刑しました。
また王様は、以前「大臣2人による王の暗殺計画」をエステルが事前に察知してクーデターを防いだ一件も、実はモルデハイがエステルに告げたことだったとも知りました。
こういったことからモルデハイは、悪行三昧のハマンに敬礼しなかったのです。
モルデハイの忠誠心に感動した王様は、彼を大臣にしました。

めでたしめでたし。


・・・というのが、週明けから始まる「プリム」のお祭りの由来です。

「プル」とはクジの意味で、プリムはその複数形。
プリムの話には、「神」が出てきませんが、それは宗教を重んじ伝統を守るユダヤ人の結束の強さがその表れだ、という解釈をするとか。

エステル、モルデハイというのはユダヤ名ではなくペルシャ名。エステルはイシュタール神(アッカド語)、モルデハイはマルドゥク神で、その神話はシュメールにまで遡ります。シュメールってのはほら、楔形文字のあの文明の王朝です。
でも、エステルもモルデハイも、イスラエルではとても一般的な名前です。とはいえ、若い世代はあまり見かけませんが・・・。いい名前なんですけど。

オリエント古代史、大好きなものですから、
語らせたら、相手が立ち去るまで延々と語ります。
ヒエログリフと楔形文字、勉強したことがあります。
そんなヒマがあったら、英語でもやりゃよかったのに・・・。
よく「イスラエルに興味を持ったキッカケは?」と聞かれます。
死んだ古代語より、復活した古代語の方が面白そうだったから。


古代史はともかくとして。

「ユダヤ人であることを隠していた」という故事が転じて、現代のプリムでは、仮装行列や仮装パーティーを催します。
また、「王様とエステル王妃とハマンが酒宴を開き、その席でハマンのユダヤ人滅亡作戦がばれた」ということから、グダグダになるまで酔っぱらう、・・・というのが、プリムの正しい過ごし方です。


さて。
先日、新聞のサイトでこんなコラムを読みました。

古代も現代もプリムと同じだ。現代イRンの大統領がユダヤ人全滅を企てても、われわれユダヤ人は決して滅びることがない。

なるほどね。


イRンの大統領は、イスラエルやユダヤ人が心の底からお嫌いなようで、“ユダヤ人大虐殺を考察する会議”なんかも主催しています。

余談ですが、その会議にイスラエルに反対する稀少のユダヤ人宗教者が参加します。彼らにとっては、「神によってイスラエルは建国されるべきであり、人間の手で建国された現代のイスラエルは、イスラエルではない」、というのが信条のようです。

「ユダヤ人らしからぬ!」と国内外から怒りの声が殺到ですが、まぁ考えようによっては仕方ないのでは? なんて、大和民族の私が言う事ではないけど。

たとえば、次元は違いますが、幕末ニッポン。
新撰組やら尊皇攘夷やら薩長やら白虎隊の時代ですよ。
日本は武士の国であるっ!という武士道一直線の人達は、コメリカやエゲレスが続々と入り、刀を捨てて西洋文化をどんどん取り入れる輩にガマンならなかった。
もし箱館五稜郭本営に篭城する新撰組副長土方歳三らに対して、新政府が、
「お前達、そんなに武士を続けたいなら、新政府に謀反さえ起こさなければ五稜郭をやるから、その中で勝手に武士道をやってれば?」
ってことになったとする。
それから現代に至るまで、北海道の一角に武士道を貫く人達がいたとしたら? 
武士道な彼らには、現代ジャパ〜ン!なんて受け入れられず、対日感情がよろしくない国々と組んで、現政府を滅ぼして武士道日本の復活を企ててもおかしくないわけです。
ね、分かりやすいでしょ? 
って、すっごく勝手な持論。
サラリと流してください。
幕末史も大好きなんです。


ますます話題が遠のいてきましたが。

まぁ、宗教的なことはともかく、現代社会においては、ユダヤ人が滅ぼされることはないでしょう。世界に散らばっていますので、全部を滅ぼすのは不可能です。
第一、イスラエル在住のユダヤ人よりも、世界各国に住んでいるユダヤ人の方が、圧倒的に多いんですからね。


プリムには、ハマンの耳(オズネイ・ハマン)というお菓子を食べます。

オズネイ・ハマン

ハマンの耳の由来は、こちら

今夜はプリムの前倒しパーティーで、近所がうるさくなることが予想されます。

それから、プリムは祝日ではありません。
 
posted by Heshbonit at 17:00| イ国の言葉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月12日

ハシュタロット・シナイム

[今日の天気:晴れ]

出勤。
昨日から引き続いて大量の請求書を処理し、12時前にようやくひと段落ついたと思ったら、歯科の看護婦から電話。

「ボスが来てくれって」

ちょうど昼休みに帰る時間だし、なんだろうと思いつつ歯科に寄ると、ボスが歯を抜いて、代用の差し歯を作らなくてはならないから、近くの村の歯科技工所まで持って行ってほしい、と。
そしてついでに、「今日は話せないから、携帯も持っておけ」

歯科技工所に持って行き(看護婦が用件を電話で言っておいてくれたから、私は渡すだけ)、村に帰ってきてから、「たかが1本抜いたくらいで・・・」とボスに言ったら、ボスが目の前に手を広げた

6? え? 6本も抜いたの? なんで?

すると、そこらにあったメモに文字を書いた。

ハシュタロット・シナイム

ハシュタロット→ハシュタラ→移植・・・。

あー、大流行のインプラントのことですね。


2年前の統計では、イスラエルは、国民当たりで世界トップのインプラント率だそうです。(なんか文章がおかしいですね)。技術的にどうか?というのは知りません。

ボスの場合は、2本をインプラントにして、それを足がかりに4本を部分入れ歯のようにするらしい。
1本2500シェケル(≒7万円)。
もちろん保険は効きませんが、日本に比べたら安いですね。


いつまでボスの携帯を持ってなくちゃいけないんだろ。
これ、やたらと鳴るんだよなぁ・・・。無視できないし・・・。


ボケ犬

いつも遊んでるだろうが、ボケ犬っ!
posted by Heshbonit at 19:00| イ国の言葉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月26日

バイリンガル

[今日の天気:晴れ]

出勤。
農業部門のおっさんに来てもらい、「年末残マイナス9頭」をなんとかする。
彼の娘がやっただけに、「よくもムチャクチャにしてくれましたね。イチから作り直しましたよ」とは言えず、「とにかく年末の残りを牛の数を言って。あとはこっちでなんとかするから」と。
その後、数字で遊ぶこと1時間、ようやく形にいたしました。


今日の午後は、在イスラエル日本大使公邸で新年祝賀会だったのですが、去年のこともあってどうも気が進まず、大先輩X氏に言ったら、「私も新年会はどうも・・・。ま、先月行ったからいいでしょう」ということで、欠席いたしました。
天皇誕生日のパーティーは外国人招待客が多く、気を遣わずにいられるんですが、新年会は日本人を対象にしているため、なんか圧倒されるというか、知り合いが誰もいないから萎縮してしまうというか・・・。


さて。
読売新聞で、『バイリンガルの人は認知症の発症が約4年遅い』という記事を読みました(リンクをしていましたが、既に消えてしまっているようです)。

 ベイクレスト記憶診療所(トロント)を受診したアルツハイマー病など認知症の患者184人を対象に、症状の経過と学歴や職業などのデータを分析。
 若いころ身につけた2か国語をずっと使い続けてきたバイリンガルは93人で、認知症の発症年齢は平均75.5歳だった。一方、1か国語だけの91人は平均71.4歳で、4.1年早かった。



ホントかなぁ・・・。

バイリンガル。
私は見事な日本語モノリンガルで、日常でやむなく少しだけヘブ語(経理部ってそんなレベルでいいんですか? って、いいんです。なんとかなってます)。
英語は忘れてしまいました。簡単な文章は理解できても、何を言ってるか聞き取れず、ましてや筆記や会話なんて壊滅状態。ま、元から旅行用ガイドブックに乗っている程度の英語しか出来なかったから。
未だにヘブ語は暗号だと思っている。これが言葉とは思えない。
仕事では暗号を話し、暗号を解読しているんだ、ってな。

私にとって外国語は、外国人が話す言葉であって、自分の言葉ではありません。
外国語で話をすると、どうも本当のことを話せない気がして、それだけに私は絶対に国際結婚なんてムリだと思いますね。
コレ、通じるかなぁなんて思いながら話は出来ません。
それに食事だって日本食じゃなくちゃイヤだし。

こう言うと、「日本人同士だって言葉が通じない人がいる」と言われるんですが、そうではなく、相手が理解しようがしなかろうが、自分の伝えたいことを全て伝えたいんですよ。
それこそ二ヶ国語を駆使する人だって基本的に母国語があって、母国語でなければ伝えられないことがある、って言いますよね。


たそがれ、ゆめうつつ、おかげさま、かたじけない、たまさか、はんなり、あでやか、天高く、蝉しぐれ、粋、凛、儚い、潔い、寂寞、馥郁、山紫水明・・・

嗚呼、日本語ってなんて美しいんでしょう。


もちろん、ヘブ語でも、「たそがれ=ディムドゥム」っていう言葉があります。イスラエル人が聞いたら非常に美しい言葉らしいのですが、私の耳には、「ハンバーガー?」って感じ。
ヘブ語で「真珠」は、「プニナ」。これもまた美しい言葉で、女性の名前にもよく使われているのですが、私にはこの「プニ」っていうのが、どうも耳障りよろしくないし、真珠らしさがないような気が・・・。


話が大いに反れましたが。
どうなんでしょう。二ヶ国語以上話せると、アルツ・・・。
頭をよく使うのがいいということなのだろうけれど。
でも、文法も単語も非常に似ている言語での二ヶ国語だったら、そんなに頭を使わないような気がするんですよね。


日本人なら漢字クロスワードをやるほうが頭を使うような気がします。
posted by Heshbonit at 17:00| イ国の言葉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月12日

数字のトレーニング

[今日の天気:曇り]

誰ですか、暖冬とかほざいたのは?
今日、めちゃめちゃ寒いです。
天気予報の気温はさほど寒くないのですが、体感気温の低さといったらとんでもないことになっています。明日はイスラエル全土雨になるらしいです。

今日も出勤。
仕事はそれほど忙しくもなく、淡々と。
午後は、原価担当の年末向けエクセルデータのための、ベース作り。
どう考えても、私の仕事じゃないんですけれど・・・。


えーと。
先日、転妻さんの処で話題にされていた数字。
(内容要約:息子さんが英語とM語の数字をごっちゃにしてしまう話)

私の場合、すっかり第一外国語がヘブ語になってしまい、英語なんて壊滅状態ではあるのですが、数字だけは、英語のほうがピンと来ます。ヘブ語で言われると、1拍以上の間が開き、たくさん言われると分からなくなります。

なんででしょう・・・と考えたら、トレーニングをしていなかったんです。

日本にいた時、コメ系企業の経理部で働くにおいて、「数字が出てこない」というのが一番大変なことだったため、見るもの聞くものの数字を全て即座に英語に置き換える、という自己トレをしていました。
日付、時計、電話番号、向こうから来る車のナンバープレート・・・、全て。

この方法は、某国にいた時に、滞在が長い日本人の方に教えていただいたことで、確かにこれなら、数字だけはとても早くなる。
ちなみに、その国にいた時には、完全に文盲でした。

イ国に来て、そういうトレーニングを完全に怠った状態で、とにかく読み書き重視のヘブ語練習をした結果、いまだにヘブ語での数字が出てこない・・・、という、とんでもない経理部員になってしまったというわけです。

ヘブ語で数字を言われると、なぜかヘブ文字が浮かんでくる。
日本語で言えば、「21」=「にじゅういち」と頭の中に書いちゃう、と。

こんな調子で、「118821.15」と言われると、

メアヴェシュモナエスレエレフシュモナメオットエスリームヴェアハットネクダハメシュエスレ

頭の中にコレだけの文字をズラズラズラズラ浮かべているようじゃ・・・。


遅ればせながら、数字トレーニングを開催します。
今更一体・・・。どんな経理部員でしょう・・・。大丈夫でしょうか。

転妻さんのおかげで思い出しました。ありがとうございました。
posted by Heshbonit at 19:00| イ国の言葉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月06日

フツパ

[今日の天気:晴れ]

雨が降るかもなんて言ったくせに、イ国北部最果て山間部はいい天気です。
それにしても朝が寒い。昨夜の天気予報で、「今夜の最低気温は3度です」なんて言っておりまして、さすがに3度ではありませんでしたが(一体、どこで調べた気温なのか未だに分かりません。うちの村から10分ほどの別の村に計測所がある、と聞いたことがありますが・・・)、でも寒かったです。


今日のヘブ語:フツパ/ハツーフ/フツパン/フツパニット


生意気・厚かましい・厚かましい男or女、というような意味。


今朝、村の教育担当のおばさんが来て言うには、
「子供会の会費をいつまで誰が払っているかリストを出して」と。

オバサン、それは私が毎回毎回あなたに頼んでいることで、何ゆえに私がリストを作らなくちゃいけないのですか?
それはあなたの仕事でしょう、と言ったら、憤慨して帰りました。
ド厚かましいババァ・・、と心の中でつぶやくだけでしたが。


さて。
午後、地方庁関連の請求書処理に終われていたら、外部の業者が来た。
基本的には買掛先なのだけれど、こちらとしても債権があり、いろいろとゴチャゴチャした問題が入り組んだ結果、「アンタ達が支払わないならコッチも支払わない」ということになっている。
私が関与しているのは、こっちの請求書発行と債権勘定の管理で、債務勘定は先輩部員、そしてそれらの決断は資金担当。

先輩部員は病院に行くために午後は休み。資金担当は1日出張。
窓口、アタシか?

:「相殺にしてくれればいいんだから、とにかく払ってくれないと困る」
:「法律上、相殺には出来ません。とにかく詳しいことは資金担当がいないのだから私のほうからは何もいえませんから」
:「なんで相殺に出来ないんだ?」

なんで相殺が不可能なことをガイジンが説明しなくちゃ分かんないかな・・・。

:「法人税の源泉上、かくかくしかじか・・・、相殺には出来ないんです」
:「だったらその分を減らしてでも払え」
:「(てめぇバカか?)だから、それを相殺って言うんです。ですから・・・」
:「うちが支払わなければならない分よりも、あんた達が支払わなければならない分の方が多いじゃないか。
なんで、ここには話が分からない日本人しかいないんだ?」

・・・それを言っちゃあ、おしめぇよ。

:「フツパ! イスラエル人のくせして、日本人に説明してもらわないとどうして相殺が出来ないのかわからないくせに、何が話の分からない日本人よ。
 ってかこれだけ説明しても話が分かってないのはアンタじゃん。法人税の源泉は事業主の基本でしょ。そんなものも分かんないで看板上げてんの?
 こっちの支払分の方が少ないって言うなら、今すぐ全額払いなさいよ。
 第一、来るなら来るで事前に電話してくるのが常識でしょう。ここはスーパーマーケットじゃないんだから、必ずしもいるわけがないの。
 本当にお前、フツパ! なんてフツパなの! ハツーフ!」

当然向こうは怒って帰りましたけれどね。コッチも怒ってます。


出張中の資金担当に電話して一部始終を話し、「フツパって怒鳴ってやった」と言ったら、ケラケラ笑いながら言った。
「Heshbonitも、ようやく経理部員らしい会話が出来るようになった」

毎日経理部にいますからね。
おのずと ケンカ 会話の仕方も身に付くってものです。


夕飯は大和民族らしく、白いご飯にヒジキの煮物、冷奴に豆腐とわかめの味噌汁、キュウリとカニカマの酢味噌和え・・・。
ああニッポン万歳。やっぱ日本人でよかった・・・。

うわぁ質素、って思わないでね。かなり原価が高いんですから。
昨日買物に行って、どうしても豆腐が食べたくて、悩んだ末に購入。
小さいくせに1丁350円。日本なら、『こだわりの豆腐』が買える金額です。
posted by Heshbonit at 19:00| イ国の言葉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月10日

エルサレム・アーティチョーク

[今日の天気:晴れ]

出勤。
朝からもう1つの職場のボスが、
「今日はどうしても手伝ってほしい仕事がある」と。
9時過ぎに、ということで経理部に向かうと、こっちはこっちで先輩部員からアレモコレモと仕事が。
なんて言ったって、別に残業するほどじゃないんですけれどね。


たまには経理以外の話。
スーパーに行くと必ず買う、こんな野菜。

長さはこのくらいです

ヘブ語で、「アーティショーク・イェルシャルミ」
英語では、「ジュルサレム・アーティチョーク(Jerusalem artichoke)」
日本名は、「菊芋」

エルサレム(イェルシャルミ・ジュルサレム)なんて名前がついているから、イスラエル発祥のアーテチョークなんだ、って思うでしょう。
私もすっかりそう思っていましたら、エルサレムとは無関係だそうだ。

このエルサレム・アーティチョークは、キク科ヒマワリ属の植物で黄色い花が咲くため、イタリアでは、ヒマワリを意味する「Girasole」と呼ばれました。
これが、「GiRaSoLe→JeRuSaLem」、と変化した。

ウソだかホントだかサッパリ分かりませんが、「カンボジア→カボチャ」と似たような名づけでしょうか。

アーティチョークという名前がきたのは、味覚がそれっぽいからとかなんとか。あまりそれっぽいとは思いませんが、これまた同じキク科だからでしょうか。これ以上は聞かないで下さい。

で、日本においては、芋じゃないけれど、菊芋。芋のように塊根が食べられ、黄色い花が咲くから、菊芋と名前がついたようです。


肝心の味はどんなか?と言いますと、ありません。
ごぼうに似ているとか何とか言われますが、私は何の味も感じません。
しかし、シャキシャキしていて、『レンコン』の食感に似ているため、キンピラ風に炒めてもいいし、炊き込みご飯や散らし寿司、ひじきとの煮物などに入れると、とてもいい感じになります。

皮を剥いて切るとこんな感じ。
調理簡単。別に手が痒くなることもありません

切ってから水にさらす必要もなく、味がすぐにしみます。
手が痒くなることもぬるぬるすることもありません。

調理例:ツナの炊き込みご飯。
ツナの炊き込みご飯。翌日でもシャキシャキ感が残っています

生食可。人参といっしょになますにしても美味しいです。


モノがないならないで、それなりにいろいろと探せば何とかなるものです。
posted by Heshbonit at 19:00| イ国の言葉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。