2009年05月04日

フライヤリ・フライヤリット

最近、仕事のことをな〜んにも書いていませんが、大丈夫です。
村役場ですから、倒産もクビもありません。

仕事は相変わらず、というより、一気に減りました。
仕事そのものが減ったのではなく、やり方を変えたら手間が無くなった、と言った方が正しいんですが。

2ヶ月ほど前に、村の中のある部門との間で、経理屋の沽券を著しく傷つけられる事件があり、それで一気にイヤになったんです。
ここ1年ほどものすごく真面目に働いて、実際2日以上の休みも取れず、それに関して上の人に言っても、「それはあなたの問題であり、休みたいなら休めばいい」と相手にされず、さらに簿記1級受かったのに給料もほとんど上がらず、そこに来て、3月の事件。

「入力だけしていればいい。合わないのは私のせいじゃない」
なんて、経理屋として、「絶対に言えないと思っていた。
毎日一生懸命やれば絶対にきちんとなる日が来ると思っていた。
ちゃんと見てくれる人がいると思っていた。

イスラエルという国では、そんな人間は疎ましいだけなのです。

必要なデータが来ず、ほぼ毎日「ここがおかしい」「これは違う」と指摘せねばならず、そうやって365日一生懸命働いても、「仕事が出来ないから要求ばかりしているバカなガイジン」としか扱われなかったら、真面目に働こうなんていう気がなくなるでしょう。

怒りが頂点に達し、水蒸気となって空になり、もはや沸かすものはない。
そして思った。
バカなガイジンと思われる屈辱のまま、ヘコヘコと働くこと自体、
プライドを捨てた行為なんじゃないか?と思った。

そこで。
手を抜くことにした。
データが不十分なら不十分。一切聞かない。貰ったものを貰ったまま取り扱う。
経理として必要なのは、税法に合っていることと、現金小切手カード勘定が合うことだけ。それ以外は何も確認しない。今後何かがあっても私の責任ではない。
以前はエクセルで補助データを作っていたけれど、本当に必要な部分以外は補助データ作りもやめた。知ったこっちゃない。
・・・って言いながら、エクセルデータを中止するのは断腸の思いだった。

なぜ合っていないかは、私に聞かないで下さい。
それはデータを作った部門の問題であり、入力したらそうなりました。
税法上も現預金勘定も毎日合っていますから、経理上の私の責任はきちんとこなしています。あとは、あの部門の頭脳明晰な担当者に聞いてください。
私はそれ以上のことはしませんよ。給料もらってませんから。

結果、その部門の売掛勘定、合っていません。
少し前までは、合わないのはどこからか?と把握していましたが、今はそれもしていないです。合わないのなんて、濡れたパンツをはくみたいなもので、ものすごーく気持ちが悪いことですが、しょうがないです。

そんなこんなで、仕事が減った。激減した。実働4時間位。
ま、仕事が速すぎるっていうのも問題なんですけどね。

おかげで、安給料の辻褄が合い、精神的に納得できるようになりました。


【今日のヘブ語(スラング):フライヤリ・フライヤリット】

  ルーザー。ヤル気を失った者。気力のない者。
  語源はドイツ語の下級貴族の爵位(Freiherr)


     
posted by Heshbonit at 20:00| イ国の言葉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月10日

ハマンの耳

毎日非常に規則正しい生活を送っています。
毎日同じ時間に起きて同じ朝ごはんを食べて(コーヒー・オレンジジュース、パン&ブルーベリージャムorオートミール)、同じ時間に仕事に行って、同じ時間に昼休みに帰ってきて、同じ時間に(多少前後するが)職場に戻って、また同じ時間に家に帰ってくる、と。
公務員って、ラクですね。日本でなっときゃよかった。(え?)

今日はいきなり税務署が聞き込み調査に来ました。内容割愛。
何を聞かれても黙っとけ、と言われたましたけど(...別にやましい事はないですけど末端の私が話す必要はないってことで)、そんなこと言われなくても誰も聞きゃしないよ。私の前、素通り。または無視とも言う。ありがとよ。

プリム(過去記事)の真っ最中です。
学校関係も休みだし、今日は銀行や一部企業体も休み。
最近はプリムのお子様の服装もハデになって、ハロウィンと同じような仮装パーティーになっています。10年前はインディアンの羽とかだったのに、どこも少子化やら爺さん婆さんのダブルインカムでかなり裕福ですから。

プリムといえば、こちら。
オズネイハマン(Oznei Haman)。「ハマンの耳」という名前のクッキー。



1元々ドイツには、「Mon taschen(ケシの実ポケット/ケシの実包み)」というクッキーがありました。
2これがイディシュ語(ドイツ語のユダヤ方言)に転じた際、ヘブライ語の定冠詞「ハ(Ha)」が冒頭に付いてしまい、母音OがAに変化し、「Ha・Man taschen」になる。現在、欧米ではハマンタッシェン(Hamantaschen)で通用しています。
3それがまたどこをどうしたか、「ハマン(Haman)」という部分がプリムの故事に出てくる悪徳大臣と同じ名前だっていうことで、プリムのお菓子として使われるようになる。
4ファイナルステージ。ポケット/包みの「Taschen」のTが欠落し、母音AがOに変化し、さらに「Sch」が「Z」に濁ったことで「Tashen→Ozen」となり、「Ozen=ヘブライ語で耳」と全く別の音と意味に姿を変えて現在に至る。これにて一件落着。
蛇足ですが、「OとAの兌換性」はヘブ語ではものすごく多いです。

ちなみに、ポケットが耳になったことに関して、「ハマンは地獄耳だった」とか何とかという単なるこじ付け説もあります。
しかしさ、コレが耳だとしたら、黒い耳垢入りって趣味悪くない?

基本的には、クッキー生地を伸ばして丸く型抜きした真ん中に、ポピーシードを混ぜ合わせた甘い餡を入れて三角形に型を作って焼く、と。
ま、その程度のクッキーですから、特筆するほどじゃないです。

ポピーシードはこれまた特筆するほどの栄養があるわけではないのですが、東欧やバルカン・地中海エリアではよく使われています。
100gあたりのカルシウムが牛乳の10倍だそうですが、いくら牛乳を飲まない私でも、毎日ケシの実を食べようとは思いません。
あ、でも黒ゴマは毎日小さじ2杯分くらい食べてます。あと朝ごはんでオートミールを食べる時、フラックスシード(亜麻)をふりかけます。


「プリム」の故事の舞台は、古代ペルシャ帝国。今のイラン。
イランのアハマディネジャド大統領はイスラエル嫌いで有名ですが、「イラン人ハマン大臣の耳(垢入り)クッキー」を販売することは、イラン人に対する人種差別に相当するから世界的に禁止するべきだ、と本気で国際社会に訴えるらしい...なんていう話が、今日のニュースに出ていました。
エイプリルフールにはちょっと早いんですけど?としか思えません。
「黒い耳垢のハマン大臣」はイラン人にとって、2500年前にユダヤ人をこの世から消そうとした英雄だそうで。もうお好きなようにどうぞとしか言いようがない。
           
posted by Heshbonit at 22:00| Comment(18) | イ国の言葉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月25日

良きサマリア人

先月26日、インドのムンバイで同時テロがありました。
超高級ホテルが襲撃占拠され、同時に、ユダヤ教施設も被害に遭い、管理者であるラビ(ユダヤ教宗教者)の夫婦とその場に居合わせた人計6人がテロリストに射殺されるという惨事に。

ところが、その管理者夫婦の子供モィシ(2歳)は、家政婦兼ベビーシッターのインド人女性サンドラとともに緊急脱出。
襲撃があったのは夜。銃撃音を聞いたサンドラは台所の戸棚に隠れていたそうですが、一夜明けた翌日、モィシが彼女の名を呼んだ瞬間、「脱出せねば!」と決心。
子供を抱いて裏口から飛び出てきたところ、施設を包囲していた警察や軍に保護された、と。

モィシの両親は殺害されたため、イスラエル在住の祖父母(母方)が子供を引き取ることになり、事件後すぐにイスラエルに。
ベビーシッターのサンドラも一緒にイスラエルに来ました。
モィシが生まれたのはインド。血が繋がっているとはいえ祖父母には全く馴れておらず、彼女以外に子供をケアできる人がいないから、と。

この話を聞いてすぐに思い出したのがこの言葉。

『良きサマリア人(Good Samaritan)』

「役職や社会的立場よりも、本当に成すべき事をする人こそ正しい」

現代社会では、「助けましょう」という有難い話のその先に、さらに話が広がった形で法令化された名前(Good Samaritan Law/Good Samaritan doctrine )が有名です。
これは、「緊急事態においては人を助けるべき。但し、その結果が悪かったとしても、それが善意であった場合は、過失を問わない」・・・と解釈されています。

「良きサマリア人」という言葉の出典は新約聖書ですが(私は仏教徒ですからキリスト教の教義はよく分かりませんが・・・)、ユダヤ教にも同様の言葉があり、現在のイスラエルの国の法律にもあります。

『隣人の血の傍らに立っていてはならぬ法(1998年9月立法)』

別にウケを狙って訳したのではなく、本当にイスラエルの法律のタイトルがこうなんです。ヘブライ語ってホントに・・・。
これは、「隣人の血が流れている(=生命が危険状態にある)時にボケーっと突っ立っていてはいけません」という逸話があり、それをそのまま法律の名前にした、と。
イスラエルにおけるこの法律も、それをさらに拡大解釈し、「・・・万が一それで失敗しても本人は良かれと思ってやったのだから責めないこと」と続きます。
つまり、「助けるだけの能力があるにも関わらず助けなかった場合は罪として問われるが、万が一それが失敗しても罪は問われない」と定められています。

日本では「緊急事務管理法」というらしい。明確な立法ではないようですが。
まぁでも、どこまでそれが実践できるかは難しいですよね。
少し前に、日本の産婦人科医が難しい手術に失敗したために訴えられたことがありました。結局、そうなった時に訴えられるのが怖いから、「救急車たらいまわし」という現実がある。

あ、また別の話になりそうなので戻しますが。

名前からすると、シッターのサンドラはキリスト教徒でしょうか。CNNなどのインタビューにも答えていますが、かなりきちんとした英語を話す女性です。
まぁ、宗教に関わらず、マトモな環境で生まれ育った人間であれば、同じ状況下になったら「子供が泣き出さないうちに引っつかんで外に逃げよう」という行動を取ると思います。

しかし、「両親が殺害された上、誰も知らないイスラエルに戻ったら子供がかわいそうだから」と、自分にも家族がいるだろうに、インドから子供と一緒に未知のイスラエルに来たサンドラ。ここが偉いと思うんですよね。
助けるだけなら咄嗟の判断で出来たかもしれない(彼女自身もインタビューで「何も考えていなかった」と答えています)。しかし、子供のためにわざわざイスラエルに来るなんて、そうそう出来ることじゃないです。
2歳のモィシがイスラエルに馴れ、自分の立場をある程度理解するまで、少なくとも2年はかかるでしょう。
これこそが、逸話に出てくるサマリア人的行動ではないでしょうか。

状況が状況なので、内務省も簡単に滞在許可を出しています。
内務省は宗教者が多いですから。

という、たまにはインド・イスラエル絡みでもイイお話でした。

・・・試験期間中に書こうと思っていた話です。
もうちょっとちゃんとまとめられるはずだったのですが、旬が終わってしまったために、あまり意味をなさない雑多な記事になってしまった。
posted by Heshbonit at 22:00| イ国の言葉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月21日

バリー

昨夜、TVで面白い特集をやっていました。
夜のニュースの後の、巷のいろいろな問題を検証する番組で、昨日は「大流行のヨーグルトデザート店で売っているのは本当のヨーグルトか?」という内容。

田舎暮らしな上、甘い物も乳製品もシャットアウトな私は、たまに中央部に遊びに行ってもその手の店が全く目に入らないので、人気があるとかないとか何にも知らなかったのですが、いわゆる「フローズンヨーグルト」を販売する店だそうです。
ところがイスラエルの多くの店では、「フローズンヨーグルト→ヨーグルトを凍らせたもの」として販売しているらしいです。
そりゃ直訳したら「冷凍ヨーグルト」なんだけれど、フローズンヨーグルトの正体は「ヨーグルト味のアイスクリーム」なのに、それを伝えていない、と。

フローズンヨーグルト≠冷凍ヨーグルト

そこで、この番組特有の潜入取材。
@番組スタッフがバイトに応募して合格し、隠しカメラ持参で調理場に入り、店長から作り方の説明を受けます。
店長は、「これはヨーグルトだ」というものの、作り方は「牛乳に粉を混ぜるだけ」。新人バイトに化けた番組スタッフが、「ヨーグルトを入れないのか?」「これは食品添加物なのか?」と聞いても店長は曖昧な返事をする。
A次に、その粉を売っている食材卸店を訪ねると、「これは牛乳に混ぜてヨーグルト味のアイスクリームを作る粉だけど、これを作ってどういう名前で売ろうが、食材店が関知するところではない」。
B今度はその粉を持って大学の研究室へ行き、食品成分を調べてもらうと、「成分の93%はデンプンと砂糖で、残りは香料や調整剤。ヨーグルトに含まれているべき乳酸菌は検出されず、これはヨーグルトとは言えません」
Cそして、輸入元であるイタリアの粉製造メーカーの回答は、「牛乳とヨーグルトを混ぜた中に当社の粉を入れるのが、正しいフローズンヨーグルトの作り方です」

・・・肝心のヨーグルトを省いたくせに「これはヨーグルトなんです」と言い切るイスラエルのフローズンヨーグルト。あーあもう。

みてみたら、日本でもこのフローズンヨーグルト店は人気らしいですね。
アイスクリームに比べてヘルシー、と。

今日のヘブ語:「バリー」→「ヘルシー。健康的」

イスラエルでもこの「バリー」はどこでも聞きます。発音は、抑揚なくダラダラっ最後を上げ気味で。「だりぃ・・・」っていうのに似てるかな。
ま、こっちの人も日本人のように、「バリー」という言葉に簡単に反応し、バリーに飛びつくわけです。

「バリー(ヘルシー)」以外にも、「ティヴィ(自然)」「ディエタ(ダイエット)」「ダル・シュマン(低脂肪)」「ダル・カロリヨット(低カロリー)」「オルガニ(オーガニック)」なんて、次から次へと出てくる食品にデカデカと書かれています。まぁ、世界中同じだと思います。

今朝、同室で働く先輩部員とこのTVの話題になりましたが、彼女は先月テルアビブに行った時にこの店で食べたそうで、
「この量でこの甘さでこの見かけ、どう考えてもヨーグルトを凍らせてこうなるわけがない。以前スイスで食べたヨーグルト味のジェラードだろう」
とすぐに分かったそうですが、店員をつかまえて聞いたものの、「これはヨーグルトです」と言い切ったんだそうだ。
ま、ホント、ちょっと考えたら分かるだろうが・・・って思うんですけど。


・・・って一夜明けて読んだら、なんだこれ。バカお披露目会。

TVで見ていた時は面白かったのに、わざわざ夜中に時間作ってせっかく書いたわりには、「だからなに?」ってな死ぬほどつまんない内容に仕上がってんじゃん。
「夜中に書くといいものが書ける」ってのは本音トークとかそういう時だけなんでしょう。これじゃ我ながらどうしようもない感じ。

うーん、なんだろ。やっぱ生活が冴えないと、人間ダメですね。
頭が幅広く動かない。だから何をやらせても使いモノにならない。

・・・いつはくさん、今回は断られてよかった、と一安心してください。
posted by Heshbonit at 01:00| イ国の言葉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月30日

ザクロとグラナダとユダヤ人

ザクロ(石榴・柘榴)は、ユダヤ新年の象徴的な果物です。
ザクロの原産はイラン。
ヘブライ語では、リモン(Rimon)といいます。姉妹語のアラビア語では、ルマーン。
語源は、古代エジプト語のRMN(現代解読法では、Remen)。

古代の地中海エリアに君臨していたフェニキア人が、古代ローマにもたらしたため、「フェニキアのリンゴ(Malum Punicum)」、または、「種だらけのリンゴ(Malum Granatum)」と呼ばれました。
その2つの名前が混ざったものが現在のザクロの学名、「フェニキア種だらけ(Punica Granatum)」となるのです。これ間違いだろうに・・・。
ちなみに、英語「Pomegranate」や、イタリア語の「Melograno」、ドイツ語の「Granatapfel」などには、「種だらけのリンゴ」が正しく訳されました。

さて、スペイン語では、「種のリンゴ」の「種(Granatum)」だけが残り、「グラナダ」と呼ばれています。
はい。あの地名の「グラナダ」です。

それでは時代がぐいーっと遡り、7世紀頃。
現在の「グラナダ」の中心地に、「ユダヤのガルナタ(Garnata al-Yahud。アラビア語)」と呼ばれたユダヤ人居住地があったそうで、現在の「グラナダ」の源はそれではないかと言われています。
アラビア語で「ユダヤ人のガルナタ」と呼ばれていたということは、他にもガルナタという場所があったか、もしくは、元からグラナダ(ガルナタ)と呼ばれていたか、のどちらかと思われます。
「ガルナタ」に住んでいたユダヤ人は、常にキリスト教徒に圧迫された生活をしていました。そこで、8世紀初頭、アフリカ大陸から北上してきたイスラム王朝勢力側に付いて、彼らを支援することに。

本などでは「ざくろが語源」と書かれていますが、私は「ガルナタ」が「ざくろの生る町」という意味で付けられていたとは思えません。
どの国でもそうですが、昔はその土地の特徴や征服者の名前が地名になるのが一般的でしたから、「ざくろが...」というのは後世に伝説化した(こじつけた)と考えるほうが自然です。
「ガルナタ」は、アラビア語の単語でもイスラム教徒の名前でもありませんから、イスラム勢力がここに到達する前から「グラナダ」と呼ばれていたのでしょう。
そして、母音を表記しないアラビア語発音で訛りが生じ、イスラム支配下で「ガルナタ」と呼ばれたのではないでしょうか。蛇足ですが、ユダヤ教に「家の周りにザクロを植える」なんていう規則も風習もありませんから、「スペイン中、このユダヤ人の街にだけザクロがたくさんあった」ということも有り得ないはずです。
私の勝手な憶測ですが、スペイン各所に多く見られる「花崗岩(グラニート。英:Granite。語源は、Granatumと同じ)」が由来ではないかと思います。

こうして、イスラム勢力による「グラナダ王国」が完成。
あの有名なアルハンブラ宮殿も建造されます。
こちらも「赤の城砦」ですが、ザクロの赤ではありません。

当時のイスラム王朝は、全住民の信教の自由を認めたため、この地に住むユダヤ人は安心して生活が出来ました。おかげで、このグラナダを中心として「スペインにおけるユダヤ教の黄金期」を迎えます。
しかし、1492年のグラナダ陥落後、レコンキスタの終焉を迎えたこの地では、スペイン連合王国の異端審問が猛威を奮います。
ユダヤ人は土地を追われ、改宗を迫られました。ある者は抵抗して命を落とし、ある者は改宗して豚と罵られます。そして、海を渡るものは北アフリカ・南米へ、陸伝いに東欧・バルカン半島・トルコへと、再び放浪するのでありました。

というわけで、相変わらず話が全然関係ない方向に行きましたので、肝心の「なぜユダヤ人がザクロを?」っていうところに戻します。

理由の1つは、中にある種のような果肉が約600個あり(ホントか?)、これと『ユダヤ教の613の戒律』とを引っ掛けているという理由。
ザクロのしっぽ
さらにもう1つは、基本的にザクロの花びらは6枚あり、それが実となった時にちょうどダヴィドスター(六角星)のような形になるから、と。

そんなわけで、ユダヤの新年はザクロで祝う、ということになっています。
ザクロ型ペンダントトップ
いわばザクロはユダヤ人を象徴する果物といっても過言ではなく、ザクロを象った燭台や玄関の飾り、ペンダントトップなどもあります。

イベリア半島を追われたユダヤ人が、メディチ家保護下のイタリアの自由都市リヴォルノに逃がれ、その時にトマトをもたらした話は以前書きましたが、今、ここまで書いて、もしかしたら、
「このトマトっつーのはよ、ザクロと同じようなもんではねえのが? 中にぷちぷちあるし、なぁ、ちっと食ってみっか、お?」
・・・ってことで食べてみたのかも、とふと気が付いた。

もう1つ。英語で「Grenade」と言ったら、手榴弾。
ヘブ語でも、ザクロと同じ「リモン」です。
中の種(火薬)が、投げたら飛び散ることから形容されたようです。

 
posted by Heshbonit at 19:00| イ国の言葉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月25日

ポールがやってくるヤァヤァヤァ

イスラエルにポール・マッカートニーが来ています。今夜、ライブ。
イスラエルでライブするのは初めて。最初で最後かもね。
VIPシートは1200席限定で5000シェケル(15万)
それ以外はS席で4万5千円、一番安くて1万円くらいだそうだ。

なんでも40年前に来る予定だったんだけれど、賛否両論でガタガタし、結局、「だめだだめだ、ビートルズなんて若者によからぬ影響を与えるから、けしからん!」と、時の教育相が受け入れ拒否をしたそうで。

さて。
けしからんからとコンサートはしなかったのですが、イスラエル人歌手達はビートルズの歌をヘブライ語に訳して歌いはじめました。
1960年代では、海外からレコードを輸入して・・・なんていうのがまだまだ大変な時代でしたから、イスラエル人歌手がヘブライ語で歌うビートルズでも、それなりに受けたようです。

しかし、ちゃんと訳した歌もあれば、イスラエル人に馴染みやすいように解釈したのもあれば、もうムチャクチャにしたのもあり、必ずしもそれが、「正しいビートルズ」とは言い切れません。

たとえば、「ヘイ・ジュード(Hey Jude)」。ヘブライ語版では、「ヘイ・ルツ」。
ジュードってのはスペルでいえば、黄色いダヴィドスターに書かれていた文字ですから、どうもイスラエルではよくない。ってか暗黙の了解で放送禁止用語です。
ちなみに、「ルツ」は、旧約聖書では苦労をした女性の名前。
姑と一緒に収穫後の麦畑でおこぼれ拾うほどの貧乏さん。
♪ヘイ、ルツ、そんなに悩まないで、逃げちゃダメ
って感じで、歌詞全体の意味合いとしたら、ちゃんと訳されています。

でもねぇ。

GIRL」。
 Is there anybody going listen to may story
 All about the girl who came to stay...
 Oh girl, Oh girl...


どう読んでも、僕が好きな女の子のことを書いた歌です。
しかし、ヘブ語版はこちらだ。

「GEZER」

ゲゼル・・・、GとRは合ってますけど。
ようつべで検索して聴いたら吹いたよ、もう。
ヘブ版動画をアップしても分からないと思うので、全訳しました。
こちらをどうぞ。

「にんじん」
  歌詞:ディディ・マノシ(ヘブ大文学部卒。コラムニスト)
  作曲:ポール&ジョン

この世に菜園から取れる野菜が嫌いな人間はいない
コールラビ 赤カブ アスパラガス わさび
ナス ピーマン ニンニク タマネギ
そしてニンジン ああ、ニンジン

もし俺が自分で選べないというなら
ソラマメや青マメはくれるな
カブもキャベツもズッキーニもほうれん草もいらない
その代わりニンジンをくれ ニンジン

ニンジンは 美味くて健康的だ
具合が悪いヤツには ニンジンを食わせろ
この俺がほしいなら 皿にニンジンをのせてくれ
ニンジン ニンジン ニンジン

女はたいていしっかりしたもので
旨い味に掻き立てられるものだ
だからでっかいスイカや キュウリが好きなんだ
もしくはニンジン ニンジン ニンジン 

俺はカボチャ頭のオンナはいらない
もうそういうのは経験済みだ
だから俺は赤毛のオテンバ娘がいい
そう ニンジンみたいな ニンジン ニンジン

・・・。

どっちがけしからんか分かりません・・・。
正しいビートルズを入れたほうがよかったのではないでしょうか。
posted by Heshbonit at 20:00| イ国の言葉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月09日

サボってジェベタ

少し前に、「仕事をサボって買いに行くスーパーの中に入っている美味しいパン屋」の話を書きましたが、ここには特売ハンバーガーバンズなんかよりももっとすばらしいものがあります。

今から15年前、添乗員をしていた時に遡ります。
欧州ツアーでフィレンツェに行った時の昼食。テーブルの上のパン籠に見たことのないパンがありました。
スライスしてあるのですが、外見が堅そうで気泡がものすごく大きい。

450px-Ciabatta_cut.jpg
この写真はウィキから引用しました。

お客様に「これはなんですか?」と聞かれた私は、大真面目な顔で答えた。
フォカッチャといいます」
何かで読んだのです。平べったいフォカッチャっていうパンがある、と。
こいつがそのフォカッチャだと勝手に思い込み、言い切りました。
外は堅いのに中がモチモチしていてなんとも美味しい。
ま、添乗員がバクバク食べられませんからもっと食べたいと思いつつ我慢いたしまして。その後、イタリアには何度か来たものの、同じ店ではなかったので、その時1度だけの幻のパンとなりました。

それから数年後、日本で「フォカッチャ」と再見しました。
しかし、オリーブが埋め込まれてあって、ハーブが散っている。コレはアレじゃないよ。でもまぁ、イタリア料理って幅が広いし郷土料理がたくさんあるから、きっとフィレンツェではあれがフォカッチャなんだな、なんて再び勝手な思い込み。

ところが。
これが大いなる誤解だということが分かったのは2004年、場所はロンドン。
M&Sで、「イタリアフェア」をやっていて、「おいしそうなパンがあったらイ国に買って帰ろう」と見ていた時、日本で食べた「フォカッチャ」の袋の横に、幻のパンだった「フィレンツェ版フォカッチャ」が。なんと10年ぶりのご対面!
そーそーそーそー! これよこれ。喜んで手に取ると書いてあった。

Ciabatta」 チャバッタぁぁぁぁ???

コレハチャバッタッテ云ウンデスカ? 
フィレンツェ風フォカッチャ、デハナイノデスカ??
ソレナラソウトナンデモット早ク云ッテクレナカッタンデスカ??? 


かくして10年に亘るとんでもない勘違いが解け、ついでにあの時の美味しさと再見したのでした。(最終日に3袋買って帰りました)。

そしてさらにそれから4年経過した今年。なんと私の住むドドドドド田舎の地元のスーパーに入ったパン屋で、このチャバッタを発見したのです。
TVでイ国の都心部でも売っているのを見たけれど、休暇で都心部に行っても見たことがなかった。こうなったらロンドンチャバッタ購入ツアーでも行こうかと本気で思ったくらい(物価の高さで断念しているけど)。
まさかこんな田舎のパン店でめぐり合えるとは思いもしなかった。
そーそーそーそー。これよこれ。チャバッタよね。
えっと、ジャ? ジャベ・・・? なんだこれ、なんて読むんだろ・・・。
通りかかった店員に名前を聞くと得意げに言われた。「ジェベタ」

・・・ジェベタぁぁぁぁ???

説明しましょう。
イタリア語の「チャバッタ(Ciabatta)」は、スリッパ(足を突っかけて履く物)。
パンの平べったいシェイプがそれを連想させるかららしいです。
ラテン語圏でこれに近い名前を探していくと、
フランス語では、木靴が「サボ(Sabot)」
ポルトガル語では、靴が「サパト(Sapat)」
そしてスペイン語で、靴が「ザパト(Zapato)」

そんなわけで、イスラエル(ユダヤ人)に「靴型パン」として伝わった時点で、そのどこかの発音が商品名になってしまったらしい。
ヘブライ語で「チャ」の音が発音できないわけじゃなく、さらに言えば「ジェ」という発音はヘブライ語にはない・・・。
ネットで見てみたら、「ジェベタ」とか「ジェペタ」とか、さらには「ジェペト」と、それぞれ勝手な名前で呼んでいるようです。

ま、何でもいいや。美味しいから。
味と感触は、フィレンツェで食べたのよりもロンドンのM&Sで買ったのよりも、この田舎のパン屋のチャバッタが一番私好みです。価格は量り売りで、1kg450円。

ついでにこのパンも夕方遅いとないので、昼前後に仕事をちょいとサボって買いに行きます。残念ながら日本のように「焼き上がりタイムテーブル」なんてものを掲示してくれていないので。(ってかそんな時間通りに焼くとは思えない・・・)

蛇足ですが、フランス語の木靴の「サボ(Sabot)」が、「サボタージュ(Sabotage)」の語源。日本ではそれがラ行五段活用の動詞と変化して、「サボる」という単語が生まれたようです。

...というまったく突っ込みどころのない記事で失礼しました。
休日はやることがなく、頭の中にあるものを吐き出さないと大変なんです。



あ、そうそう。
今日、「武士の一分」をVODで観ました。興行収入上げるためにキムタを使ったってのが見え見えな、とってもベタ映画。
時代劇は大大大好きなんですが、こういうかったるい時代劇は、私向きじゃありません。なんでも、「たそがれ清兵衛」「隠し剣鬼の爪」と並んで三部作だそうだけれど、どれも全く同じようなストーリーだし、何よりも山形訛りがどうも・・・。
それでも前作2作に比べて訛りがきつくなかったのは、キムタのイメージを壊さないためでしょうか。
髷結うとお子様に見えてつくづく時代劇向きじゃない顔です。時代劇は顔がデカイ人のほうがシックリくるんですよ。

ストーリーとしては、仇討ちまではガマンして見たものの、最後に煮物こしらえて出戻った妻に興ざめ。
武士の妻なら、不義密通で離縁された時点で自害するだろうが。

山田洋次の映画やるなら、寅さん持ってきてくれればいいのに・・・。
posted by Heshbonit at 13:00| イ国の言葉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月28日

チッチ

ネットの新聞電子版に、日本駐在のイ国人記者の日本に関する記事があった。
このサイト、記事の下にフォーラムがあって自分の意見を書き込むことが出来るようになっている。(今回はしなかったけど私もたまに書き込んだりしています)。

まぁ、この手の記事に対する意見は、「俺は日本にいたけれど日本人のオンナはブスばっかりだった」「日本のオンナは軽すぎる」というような、おそらく不法滞在→強制送還された野郎どもの意見が殴り書きされるのがオチで、今回もそんなのがありましたけど、今日の記事は、そういった読者の声の喰らい付きがハンパじゃなかった。

今日のヘブ語:「チッチ」

かわいいですね、音の響きが。複数形で「チッチーム」。

この「チッチ」っていうのはスラングみたいなもので、普通の辞書には載ってません。しかし、意味合いとしたら日本語の言葉とすごく似ているんです。
辞書に載っている正規の単語では、「シャド」、または「ハゼ」といいます。

「シャド=乳房」「ハゼ=胸」。

前者の「シャド」は、医学でも使われる学術的単語(例:乳がんとか)、後者「ハゼ」は、「若鶏の胸肉」という単語でも使われます。
つまり、辞書に載っていない「チッチ」はさしずめ「乙牌」みたいな感じ。

で、記事の投稿欄の喰らい付きの話に戻しますが。
記事内容は、日本の若い女性のブームに関して羅列してあるって言う程度。
日本人女性は痩せているとか、すっごいマスカラや派手な付けまつげが流行っているとか、ジャラジャラぶら下げるアクセサリーが大好きだとか、そして、日本人女性のチッチが小さいが、大きなチッチに憧れている、と。
ちょっとステレオタイプかなぁ・・・、ってか、それは20歳以下の学生限定の話じゃないの?って感じがしなくもないです。

・・・なんですが、タイトルにこの「チッチ」が使われていただけに、日本には何ら興味のない野郎どものアクセスも凄かったみたいで、誰もが「なんだそんだけかよ?」ってな感じで抗議込めて書き込みをしているらしい。
そりゃ、イスラエルで一番販売部数が多い新聞のサイトに、日本人の「チッチ」についての詳細を書いたり、写真入りで載せたりはしないだろう・・・(あ、でもビキニのモデルの写真は載っていました)。

さて、記事の下のイスラエル人の意見を拾い読みしてみましたが。
なんだかなぁ・・・って意見はコチラ。

「俺は日本で“ザ・ベスト”の女を探して日本から連れてきたんだ。それ以降、俺の人生バラ色。俺は、自分のオンナに、スープも煮込みもデザートの作り方も仕込んだ。(男・テルアビブ在住)」

えーと、それはメイドか奴隷ですか?

そのバラ色人生の男に対する意見で、爆笑したのがコチラ。

「彼女はフリスビーを口で受け取れるか? うちのは上手いぞ」


◎今日のチッチ
posted by Heshbonit at 19:00| イ国の言葉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月15日

ツルツル日本人

出勤。

先週揉めた部門からのデータが、コレでもかってくらいムチャクチャだった。
キレまくった後、頭に来てまた部門長に抗議文を書いた後、思った。
「もしかしたら、計画的なんじゃないだろうか?」

・・・ってのはともかく。
たまには、イスラエルのニュースから。

『ハフラカット・ヤパニットに失敗して、賠償1万シェケル(30万円)』

今日のヘブ語:「ハフラカット・ヤパニット→ツルツル日本人」

あ、なんでしょ、この直訳は。
つまりあれですよ、縮毛矯正。髪がツルツルになるっていう。
本当は、「髪」っていう単語が入って、「ツルツルな日本人の髪」っていうのが正式名称なんですが、大体のところで略されて、「ツルツル日本人」って書かれています。今日の新聞記事もそうでした。

なんでもある女性が縮毛矯正を受けたら、地肌をヤケドさせられて全治5日(診断書アリ)、そして恥ずかしいからしばらく外に出られず仕事も休んだ。
そこで、美容院を訴えた結果、裁判所から美容院に対して、「30万円の罰金を払いなさい」という判決が出た、と。
ま、その程度ってことは、深刻なヤケドじゃなかったんだろうけどね。

中東人のクルクルヂリヂリな髪の毛をどうこうしようと思ったら、ヤケドさすほど強くやらないとダメなんでしょうか・・・。ってかさ、「あなたはムリですよ」って言えなかったんだろうか。
費用は日本並みにするらしい。ホントに効くかどうかは、美容師の腕次第と、本人のオリジナルの髪の毛次第(たぶん)。

私は1度もイスラエルの美容院に行ったことがありません。
あ、友達がカットしていたから、美容院に入り込んでカットの様子を見ていたことはありましたが、その時、「・・・この技術じゃ、イヤだ」とひしひし思った。


◎今日の1曲。「バカになったのに
そうそうこれだよこれ。懐かしい〜。テーマソングにしていました。
posted by Heshbonit at 20:00| イ国の言葉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月03日

魔法の言葉?

検索で何度も、「ありがとう」「おばあさん」という言葉でたどり着く方がいて、なんだろうと思っていたんですが、ヒマな1日PCで遊んでいて判明。

イスラエルで会ったおばあさんが、「ありがとう・感謝しますという言葉を使えば運がよくなる」と教えてくれ、実行したらツキがよくなったとか。(コチラ

ありがとう=トダ
感謝します=アニ・モデー(モダー)


ムムムムム・・・。
残念ながら、イスラエルでで聞くのは稀だな。
そういう意味で魔法なのか??(笑)

ありがとう(トダ)」に関しては以前書きました。言わない人、圧倒。年配者はともかくとしても、若い人はまず言わない。
ときどき、「キミっ、ありがとうはっ?」という気持ちを込めて、尽力を尽くした私がわざと、「トダ(ありがとう)」と言うことがある。すると、「ベバカシャ(どういたしまして)」と言われたりする。おいおい、なにが、どういたしましてだよっ!

あとまぁ、これは他の宗教でもあるとは思うけど、提供してくれた人やモノにではなく、全てを天からの恵みとしてそちらに感謝するということはありますね。
おかげさま思想」の日本人にしたら、こればっかりは、考え方が違うから仕方ないけど、「でもとりあえず、私も尽くしたんですが・・・」って気分になります・・・。

以前、簿記コースで何度も「ノートを貸せ」「ファックスで送れ」といわれて、ハイハイとやったものの、ありがとうのあの字も返ってこないから、やるのをやめました。
心が狭いと言えば狭いのかもしれない。でも、「ありがとうも言わないなんて!」とイライラするならば、いっそのこと貸さなければいいんだ、ということに気が付いたんです。
人によりますけどね。以前の初&中級コースは、皆和気藹々としていて、皆「ありがとう」「助かった」とか言ってましたから。ま、私が平面顔の外国人だからバカにしているといえばそこまでなのかもしれません。だとしたら余計にこちらが尽くす必要なんてないしさ。

ヘブライ語の「アニ・モデー(モダー)」は、もうひとつ使い方があり、「真実を話す」という意味でも使われます。こちらは仕事をしていると頻繁に聞きますね。
以前、システム会社のSEに、「アニ・モデー、私はこの件に関しては分からない」と言われたことがあり、言われた私は、「コイツ、何に関して感謝しているんだろ?」って頭の中で混乱しました。で、後で辞書を引いて、それが「本音を言う」という意味だと分かって、納得。
知ったかぶりするイスラエル人が多い中で、あっさりと「無知の知」を認めてくれたほうが話が早い。ありがとよ。
じゃ、あなたが無知なのは分かったから、後はどうするかを考えてくれ。

運がよくなるだの魔法の言葉だのっていうのは、信用できませんね。
自分の日頃の努力や善い行いの積み重ねで上手くいくのであれば、それは「運」でも「魔法」でもないと思うんですけど。

ダラダラ書きましたが、「ありがとう」「感謝します」って言われた方が誰だって気分がいい。
で、こちとらマニュアルニッポンで「いらっしゃいませこんにちはー」「ありがとうございましたまたお越しくださいませー」なんていう環境で育っているだけに、それが当たり前だと思っているから、「ありがとう」すら言わないということが理解できない。

ま、逆に返せば、私の場合、「なんか面倒だから、ありがとう、って言っとけばいいや・・・」みたいな感じで、相槌みたいな感じで言いまくっています。
ときどき、「なんで今、ありがとう、って言ったの?」って聞かれます。
つまり、イスラエルにおいては、感謝の言葉というのは重要性がないと思います。

なんで?って、まさか、「語彙が少ないからさ」とは言えません・・・。
  
posted by Heshbonit at 19:00| イ国の言葉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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