2010年05月19日

シャヴオット

休日。シャヴオット。
由来は初穂(麦)を神殿に捧げる儀式。
現代イスラエルでは、「農業祭→農業生産品を食べよう→乳製品のお祭」
そして乳製品を食べると肉を食べられないから、ラクトオボベジタリアンの日。

昨日来たゲストは、北部に住む親戚を訪ねる途上に私の家に寄ってくれたのですが、北上する途上、ツファットでチーズを買ってきたと言うから、「じゃ、冷蔵庫に入れておくよ」と預かり、帰り際に渡そうとしたら、「そのうちのひとつはheshbonitのだから」と。
「あーのぉー、ヴィーガンなんですがー」というのは自己都合ですから、そのままありがたく頂戴しておきました。

ツファットチーズ(Tzfat cheese)。
いわゆる白チーズ。熟成させずにさっと作れるタイプ。脂肪分も高くない。籠に入れて成形するため、籠の網目がついています。一口だけ味見したけどかなり塩辛い。そして、熟成させないため、チーズの風味は全くない。
率直にいえば、これがチーズとは思えない、いわば塩辛い塊。

1840年頃、ツファットに住むハメイリさんが作り始めたのが由来。
名前からしてイラン系ユダヤ人でしょうか。イランもチーズといったら白チーズですが、イランでも塩分が強いチーズは「ブルガリアチーズ」という別枠。
普通の白チーズに比べたら発酵温度が高い。つまり高温で早く殺菌する、と。それと同様、長期保存のために塩分を強くしたんでしょう。
このツファット・チーズ、牛乳・山羊・羊バージョンもあるそうですが、何の乳を使おうが私が食べられないことに変わりません。

先週の役場の食事会で頼んだサラダに角切りのチーズが入っていた。
とはいえ、メニューには「フェタチーズ」と書いてあったものの、一口食べて「これ、フェタじゃないじゃん」って味でしたが、サラダのトッピングに少量入っているだけなら食べられても(しかも注文時に「チーズ少量」と頼んだし)、いくらなんでもこの量は消費しきれません。
ってかホントに塩辛い。ま、元々、私は塩分の強いものが苦手だから、普通の人ならこれがちょうどいいのかもしれないけれど。

せっかく本場で買ってきてもらって申し訳ないのですが、気持ちをありがたく頂戴したので、明日、役場に持っていきます。
   
posted by Heshbonit at 15:00| イ国情緒 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月26日

割り込み

午前中、仕事を抜けて、自動車保険の更新のために街の保険屋に。

周囲は電話やネットで申し込める大手の自動車保険に入っているが、どうも信用できない気がして、古典的に直接来店で申し込む保険代理店に頼りたい気持ちがある。とは言ってもどうせ、万が一何か遭ってもそんなにいろいろ助けてはくれないだろうとは思うけど。

この保険屋、各種各社の保険を取扱います。
つまり、こちらの個人情報を入れてもらうと、「A社なら2500シェケル、B社なら2800シェケル、C社なら...」と、情報が出てきて、同じ保険条件で一番安い保険を選んでくれる。
一昨年、アクセラに買い換えた時はその中古車センターが紹介する保険会社に1年浮気しましたが、それ以降はこの保険屋に戻ってずっとやってもらっています。

先週、電話で「来週行きたいんだけれど、空いてるよね」と一言言っただけなのに(今、考えてみたら、名前も名乗らなかったような気がする)、既にこちらの条件でリストアップしてくれていた。ありがたい。

さて、その帰り。
近くのスーパーでちょっと買足し程度の買い物をした後のこと。

本道に交わる道路(左折・直進・右折車線で、左折・右折が本道合流)で、右折しようとした。直進・左折は信号があるが、右折は見切り合流で信号がない。
右折車線に入って曲がりかけると、合流車線にいる前の車がリバースしてきた。「おいおい、ここでなんでリバースすんのよ?」とブーブー鳴らすと、ドライバーが降りてつかつかやって来たので、窓を開けた。冗談じゃねぇ、ケンカなら受けて立ってやる。

「おー、お前、お前、XX村の日本人」
「(...お前は誰だよ?) 頭おかしい? ここでなんでリバースなの?」
「前が詰まってるから無理だよ。俺達はそっちの直進車線に戻る」
「俺達って、私も? なんでよ。私の後ろも来てるし、どうやって直進車線に戻るっての? こんなところでリバース出来ないって」
「前が見えないけど、これ事故渋滞だよ。大丈夫、大丈夫。オレについて来い。青信号になったら突っ込めばいいんだ」

兄さん、後ろの車に「事故だから直進に行け」と怒鳴り、大急ぎで車に戻る。幸い、私の後ろは1台いただけだったようだ。
私も兄さんも、何とか直線車線に入り込める位置ギリギリまでリバースで戻ってきたが、さぁここから。右折車線は信号がないが、直進車線は短い信号があり、ここにムリヤリ突っ込まないといけない。
昼少し前で市場に近い交差点、すごい交通量。どうやって直進車線に戻るの? うわ、直進車線にバスとトレーラーいるし。ってかここ、警察にすごい近い場所で、リバースしたくなかったのもそれが第一の理由。

兄さん、車をめいっぱい左に切って、車の前を直進車線にツッコミ気味にし、ウインカーを出して窓から手を出して「入らせろっ!」と直進にいる車にサイン。
仕方なく、私も車を左寄りにして、ウインカーを出し、同じようにする。
すごい本道詰まってきた。やっぱ事故なんだ。

兄さんは上手く直進車線に入り、その後、私もようやく入れたところで、信号が赤になった...。なんなんだ、このスリル。

経験値が上がった気がするが、寿命が5分程縮まったかもしれない。
   
posted by Heshbonit at 21:00| イ国情緒 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月03日

おすすめ広告

◆◆◆ブログペット 今日のテーマ◆◆◆

 最近、お気に入りの広告は?




イスラエル、CMはとにかくいい。
あまり有名歌手やタレントを起用することはありません。
ほとんどはイギリスの広告制作会社に発注して共同制作しているそうです。
  
このCM、ここ最近は、別のゆるいバージョンしか見ません。
苦情でもあったのか。

同じ会社(ラージサイズ専門店)、以前はこんなのもあった。
    
posted by Heshbonit at 16:00| イ国情緒 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月31日

蕎麦

出勤。

祝週中、役場も閑散としております。
うちの村の宿泊施設もありがたいことに満室状態。
北部の宿泊施設稼働率は9割超だそうだ。
祝週期間中はMAX高いのに、皆さん、お金があるのね。

月末だし、それなりにやることはあるので仕事をしています。
家にいてもつまんないですからね。

そうそう。
村の人が役場に来てなんかダラダラ話をしていた時のこと。

「Heshbonit、クセメットは日本にもあるでしょ?」
「クセメット?? (なんかヘンな名前だな)」
「クセメットの麺を貰ったんだけれど...」
「まってまってまって。(...ネットで調べる)。あー、なるほどね」

【今日のヘブ語:クセメット=ソバ】

聖書にもその名前は残っているもののヘブ語由来ではなく、おそらくウガリット語かアッカド語からの引用らしいのですが語源は明らかではないそうです。つまりシリア辺りから入ってきたってことですが、ま、そんなことはどうでもいいんですが。

ソバはいわゆる「麦」ではないため、(それでも宗派・流儀によりますが)、過越し祭期間中でも食べられるらしい。
今回、蕎麦の麺を人にもらったそうだ。

「日本ではどうやって食べるの? パスタにしたけれど合わなくて」
「醤油と魚か海草のコンソメでスープを作って」

そりゃ、十割蕎麦をパスタにしても合わないよな。
ま、蕎麦を食べてもいいなら、パンケーキやクレープが出来ますよね。
皆さん、がんばって下さい。私も備蓄のパンと小麦粉で何とかやってます。

ちなみに、うちの村の宿泊施設に今年来たお客様(グループ)は、マッツァ粉(マッツァを挽いたもの)を食べてはいけない厳格派だそうだ。レストラン部門の責任者が知って、頭を悩ませたとか。(マツァ粉を使ったクネイダラフ、パスオーバーの風物詩などが出せなくなる)。そうなると使える粉は片栗粉だけってことになります。
  
...なんて対岸の火事だと思っていたら、コーヒークリームがなくて買いに行ってもどこにもない。たぶん、パスオーバー用カシェルじゃないらしく、片付けられている様子。...とんだとばっちり。
   
posted by Heshbonit at 23:00| イ国情緒 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月23日

ウルトラスーパー大混雑

あと1週間でパスオーバー。

いわば日本のお正月みたいなもので、スーパーマーケットは大混雑です。
イスラエルのスーパーはわざわざ混雑させるシステムがあり、レジでキャッシャーのオバサンが、商品を一通り通した後に「これ買います?」って聞く押し売りをする。
特にこういう祝祭日前は、
【100シェケル以上買ったら、特売商品のどれか1つが10シェケルで買える。400シェケル以上買ったら、特売の中から10品が各々10シェケルで買える】
と、レジをさらに混雑させるための強烈な特売方式をする店もある。

レジに行くまで合計金額は分かりませんから、最終トータルが出た時点で、「ではあの中から10品、それぞれ10シェケルで買えます。いかがですか?」が始まるから、待たされている方はたまったもんじゃない。
しかも「あの中から」っていう商品がレジに置いてあるならともかく、レジから少々離れた棚に置いてあり、わざわざその棚まで行って選んで持ってきてから、それらをレジに通して最終清算が終わって袋に詰めて立ち去る。これで10分近く経過。
日本人からしたら全く考えられない恐ろしい効率の悪さ。

だったら村のコンビニ(よろずや、みたいな商店)でも一通りは揃うんだから村で買えばいいのだけれど、最大の欠点が「割高」で、それ以外にもどうもなんか買う気が起きず、わざわざ町まで行ってる次第。
実際、うちの村の多くの人が村のコンビニで大半の買い物を済ませるようで、よほどのことがないと村のコンビニを利用しないのは私くらいですから。
コンビニの責任者にも、「どうしてうちで買わないんだ」とか言われるけど、なんか買いにくくて。ってかまた別のストレスにもなったりするんで。

有難いには有難いですけどね、思いっきり小さい村なのにそういう店があるってだけでも。住民数はいるのにコンビニがない村や、あってもほとんど村民が使わずに機能していない村もあるっていうのに、うちの村は細々でも経営が成り立っているわけだし。
ちなみに、うちの村から車で15分少々の小さな町でも、こんな田舎なのに全国チェーンのスーパーが4軒あり、それ以外にも個人経営のスーパーやらなにやらがあって、日常の買物にはぜんぜん困らない。
人にいわせれば、「下手な都会の近くに住むよりもよほど便利」だとか。

そんなこんなで、パンも小麦粉もイーストも買い込んで準備万端。
しかし1年、早い。
     
◎今日のMSD暗殺疑惑
      
posted by Heshbonit at 20:00| イ国情緒 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月08日

中東のようで中東じゃない

朝イチで車検に行こうと、目覚しを5時半にセット。
なぜか4時から目が覚める。小学校の遠足か?
6時半に家を出て、車検所まで15分。
車検は7時から14時までなんですが、一番で行けば待たないから。

車を車検所に停めてから、少し離れた事務所に行く。建物は空いているが担当の女性が来るのはいつもギリギリの時間。
ボケーっと待っていたら、立て続けに3台が私の車の後ろに停めて、それぞれのドライバーがとことこ歩いて事務所にやってきて、私の車のすぐ後ろに停めたフォルクスのドライバーが私に向かって言った。

男A:「あのMazda3、お前のか?」
私:「だったらなに?」
男A:「俺は仕事で早く行かなくちゃいけないんだ。代わってくれるか?」

するとすかさず、その後に来た2人が言った。

男B:「何言ってんだよ、順番だろ。2番ならまだいいじゃないか」
男C:「俺だって仕事があるんだよ。それなら俺が先だ」
私:「あんた達、正常? 私は仕事があるから5時半に起きて来たの。それをなんで代わってやんなくちゃいけないのよ。あんた達、スーパー図々しい」
男C:「違うよ。俺は待つけど、この男が図々しいから言っただけだよ」

立つ瀬がない図々しい男Aは、警官で御座候。

他の中東国ならば、「へへー、警官様、どうぞどうぞ」となる。

もっとも、今後スピードで引っかかった時に助けてくれるって言うのだったら譲ってやってもよかったけどさ。


とまぁそんなこんなで、無事に車検は終了。
家に帰ってきたら、精神的に仕事が終わっちゃったような気がして仕事に行く気も起きないのですが、そうはいかないため出勤。
どうも眠くて今ひとつヤル気が起きず、こういう全く気分が乗らないような日に面倒な仕事をすると危険だから、のらりくらりして過ごしました。
   
アカデミー賞にノミネートされたイスラエル映画が受賞出来なかったらしい。
ってそりゃそうでしょ。なんかもうパターン化してるんですよね。
大体、そういう業界っていうのは、極々左翼な人が多いから、「私達はこんなにアラブ系と仲良くやってるんですよ。政治が悪いんであって、私もこの国のやり方には疑問を持っているんですよ」みたいなのを全面に押し出した、コテコテなストーリーばっか。
で、イスラエルの映画だっていうと、ユダヤ系が多いハリウッドでは無視できないから、じゃ、まぁとりあえずノミネートさせてあげる、って。

イスラエルの映像には共通点がある。
気分が悪くなるほど下手なカメラワーク、パーフェクトなまでにミスマッチな音響、ギャーギャーわめくことが感情表現だと勘違いしている俳優陣。そして大した内容じゃないのに気が遠くなるほど長い。
これで世界相手にやってけるわけないっつの。
    
posted by Heshbonit at 19:00| イ国情緒 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月07日

平和ボケ

先週の雨は、ゴラン高原に雪をもたらした。
おかげでものすごい寒さなのだが、行楽客が雪を見に北部を訪れている。



ゴラン高原は1967年までシリア領でした。
シリアは軍はこの高原に地雷をばら撒き、43年経過した今でも、全ての地雷は撤去されておらず、未だに「地雷注意」のサインが至る所にあります。



昨日、雪を見に来た家族が、地雷があるエリアに入り込み、11歳の少年が地雷を踏み、片足切断の重傷。近くにいた数名も負傷しました。
「サインが外れていた」「フェンスが壊れていた」
負傷した家族は大声で怒っています。

けれども、国境まで10kmの高原の麓に住む私にしたら、言うべきじゃないけど、「平和ボケ」としか思えません。

サインが外れていたかもしれない。が、「そこだけ」
鉄条網が壊れていたかもしれない。が、「そこだけ」

初めてイスラエルに来た外国人観光客でもなければ、ヘリコプターで上から降りてきたわけでもない。自分の車で高原をドライブしたら、どの辺が地雷があるエリアなのか誰でも分かる。イヤでも目にする。
もちろん、ゴラン全土に地雷が埋まりっぱなしなのではない。人が入り込むと思われる場所の地雷は撤去されており、休憩所のようにベンチがある場所もそこかしこにある。広いゴラン高原、安全に停められる所はいくらでもある。

たぶん、「あの辺りはまだ誰も踏み入れていないから」と、何も考えていない親が意気揚々と車を停め、子供がワーっと走り出したのだろう。
うちの村でも、フェンスが壊れたところから放牧していた牛が外に出てしまって地雷を踏んだ事故が何度かあった。私が役場で働くようになってからも2度。
仕方ないけどね、牛は。状況知らないし、サインも読めないから。

車の中で子供は親に聞いたかもしれない。「あの黄色いサインはなに?」
親は言っただろう。「あれはね、昔ここで戦争があって、その時の爆弾があるかもしれません、っていう名残りなんだよ。もう43年も前だけどね...」
ロケット砲も飛んでこないエリアの人は、昔話にしか思わないだろう。

新聞サイトのフォーラムなどでは、「なぜ地雷を全撤去しないのか」「サインが小さすぎる」と国を責める声が高いが、どう考えても親の責任も重い。
人間が足を踏み入れない場所まで地雷撤去する余裕はこの国にはない。
また、残しておくことで、国境からの侵入者に対する防御にもなる。
サインを大きくしたら、今度は「景観を損ねる」と騒ぎまくるだろう。

一国総モンスターのイスラエル人は、何がなんでも国のせいにする。

だが国交のない国に囲まれて平和なわけがない。
イスラエルは、休戦中なだけだ。
  
posted by Heshbonit at 22:00| イ国情緒 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月03日

エピメテウスども

出勤。

キレちゃったよ、マジで。
あんなに何度も何度も、これは新税法(新処理方式)になったら間違いなく問題になるだろうから変えなくちゃいけないでしょ?って、2ヶ月前から何度も何度も言ったじゃん。
それが、「こないだも言ったけれど、それはいいんだ」って、会計士もSE達も皆で言ってたじゃん。いくらこっちが言っても相手にしなかっただろうが。

それが年明けて初日で、言うか?

どうせ、10年住んでもマトモに会話もできない頭も顔も悪いガイジンがオタオタボソボソ言っているのなんか放っておけ、ってロクに聞いていなかったんだろ。
「何を今さら」と言い返したら、「だから何なの? やり方が分かんなくてパニックになってるの?」みたいな言い方され、頭にきて、初めて、怒鳴りつけた。

頭に来すぎて、しばらく仕事に手がつかなかった。
机の上が山になって行き、電話がガンガン鳴り続けて、ようやく落ち着いて、何からどうしようか、とりあえず目の前の書類に手をつけようという気が起きて、家に帰ったら20時。...今日は朝6時半から働いてんですけどね。

ホント、どうして先のことが考えられないんだろ、この国の人は。
   
posted by Heshbonit at 22:00| イ国情緒 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月08日

とにかく喚く女たち

10時過ぎ、役場から村の事務所に郵便物を持って行く時のこと。

男性に、「スミマセン、日本人デスカ?」と呼び止められた。
村の宿泊施設に来ていたお客さんで、大学では日本語を専攻し、日本に短期滞在していたこともあるそうだ。国籍を間違えられなかったことで気をよくした私は、ちょっと立ち止まって話をした。すると...、

「なんでそんな中国人と話をしているのよ!」

ドスの効いた怒鳴り声に驚くと、恐ろしい形相で太ったオバサンが。
いや、オバサンは失礼だろう。たぶん私よりも若いはず。

中国人と呼ばれると、一気に沸点に達する私。
しかし、私が言い返す前に男性が、「彼女は日本人だよ。ここに住んでいるっていうから、久しぶりに日本語で話をしていたんだ」と男性が説明した。

オバサンは鬼の形相でこっちを睨みながらワーワー言う。
「有り得ない。一体、誰なのよ。有り得ない有り得ない!」
そのうち、聞き取れない意味不明な勢いでワーワー喚き、泣き出した。

歩いている人も立ち止まってこちらを見ている。
面倒くさいので私、何事もなかった顔して何も言わずに退散。
「どうしてオレは、イスラエル人と結婚してしまったんだろう」
あの男性、史上最大の大後悔しているに違いない。

大体、イスラエルの女は、うるさすぎる。(前から書いてるけど)。
日本では相当気が強くうるさい部類だった私が、ここでは辟易するほど。
役場でも、先客がいるのにお構いなしに自分の要求を言ったり、「今は先客と話をしているから、後にして」と言っても、「今じゃなければダメだ。こんな簡単なことなんだから」と要求を押し通す。(簡単かどうかは私が決めることですけど...)。
受付時間なんて絶対守らない。私が来た時間が受付時間よ!って勢い。時間っていうものの存在自体を完全に無視している。
「この人はおとなしい」と周りに思われてる人でも、本性はすごい。ガイジンだから余計に本性を見せられる機会が多いのでしょう。

先日の監査の時もそうだった。
シャレにならないほど張り詰めた状況の役場に、村に住んでる30代の女性が来た。しかも思いっきり受付時間外で、事前連絡もなかった。
どこもそうだろうけど、監査関係の人が来ている時は余計な動きを見せたくないため、「監査中だから今日は出来ない」と断ったのですが、神様の次に偉いのは私という勢いで「でも今すぐやれ、どうしても! やらなければ二度と払わない!」と彼女は大騒ぎ。監査の人もさすがに苦笑。

電話も然り。先客がいても電話は取りますが(注:イスラエル流。日本だったら先客優先ですが、こちらではとりあえず取ります。政府系役所でも銀行でもあらゆる所でそうですね)、「あと5分したら折り返して」と言っても、やはりお構いなしに話をする。そして説明が恐ろしく下手で長い。

それに比べたら、イスラエル人でも男性は、「来客なら後でいいよ」「じゃ、あとで掛けなおす」とすんなりと引くか、概要を手短に説明して出て行く。受付時間外に来た時はとりあえず謝るなり嘘でも言い訳を言うなりする。
まぁこれって、「ちゃんと働いているかどうか?」っていうのも重要ポイントなんですけれど。きちんとした立場で働いている女性ならば、同じような経験をしているからか分かる人もいるし、「今ちょっといい?」って程度の気遣いもあります。もちろん、「ゴリ押しすればよし」と思っている人も多いけど。
無職の人は極端に世界が狭いから、些細なひとつのことに固執しすぎるため、「とにかく私!」ってなりやすい。日本人でも言えることですけど。

男性には全く見向きもされない残念な容姿の私ですが、このイスラエルでは、自分よりもかなり年上の人には、「次に生まれ変わったら絶対に日本人と結婚したい」「日本人の独身の友達はいないのか?」「日本のインターネットで嫁募集してくれ」とよく言われる。
仕事絡みの人ばかりだから、孤軍奮闘する日本人に対するお世辞も含まれているだろうけれど、でも本音でもあるだろうな、と思います。
(注:Heshbonitとじゃなくて、日本人とって言うのがなんとも...)。

若い時だったらイスラエル人女性、胸はデカイ、脚はきれい、露出は多い、いろいろ積極的、...少々の難でも可愛いワガママと目を瞑っていたでしょう。
それから何十年、体重増加で凹凸は消え、露出からは肉がはみ出て、声は太くデカくなる。積極性は厚かましさとなり、ワガママは想像以上にパワーアップ...。
そうなると、「目が小さい? 肌が黄色い? 胸が小さい? 脚が短い? あー、かまへんかまへん気にせえへんがな!」ってなるんでしょうか。

イスラエルでは、夫や彼氏による家庭内暴力が頻繁です。
また、特にここ2〜3年、「夫が妻を殺害した」というニュースが後を絶ちません。昨日も、高齢の男性が長年連れ添った妻をトンカチで殴り殺した、というニュースがあったばかり。

殴りたくなる気持ち、分からないでもない。
              
生まれついての性同一性障害ではなく、元は普通だったけど同性愛に移行した男性っていうのも、イスラエルでは「もうオンナこりごり」っていう気持ちからが圧倒じゃないでしょうか。 
   
posted by Heshbonit at 22:00| イ国情緒 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月03日

スコット

その昔々、古代エジプトで奴隷として働いていたユダヤ人たちがエジプトを出て、エジプトからイスラエルまで、シナイ半島経由南部砂漠地域を40年間もかけてぐるぐる回っていた、という有り得ない故事を祝う週です。

◎今日のスコット



舞台は、エジプトを出て40年目...

アロン:「どうした、モーゼ?」
モーゼ:「迷っちゃったよ」
    
   どんっ(衝撃)
   
posted by Heshbonit at 12:00| イ国情緒 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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