2008年05月21日

Si vis pacem, para bellum

英誌エコノミストの調査部門EIUなどが世界140か国を対象に調査した2008年の「平和度指数」が20日、発表された。
日本は昨年同様、主要8か国(G8)で最高の5位にランクされた。1位はアイスランド、最下位は2年連続でイラクで、北京五輪を開く中国は、国防費の急増に加え、チベットにおける政情不安などが響き、7位下げて67位となった。
G8では、米国は97位(昨年96位)、ロシアは131位(同118位)、英国は昨年同様、49位だった。


平和度指数(Global Peace Index)。
ま、140ヶ国中で、アメリカが97位なんだから、まぁイスラエルが100位以内ってことは有り得ないだろうけど、それでも下から数えて20位ってとこかな・・・。

というわけで、こちらをクリック

どんどん下にマウスを転がして・・・、はいはい、もっと下でしょ。
ヨーロッパゾーン通過、あらあらアジア諸国も通過・・・。
え、中東もアフリカもちらほらしてきた。
あ、アメリカさんがこちらですか。じゃ、そろそろ?
えーと、イ国の国旗、イ国の旗旗、イ国・・・、

って、おいっ!

下から数えて5番ってどーいうことさっ!

しかも、その下の4ヶ国って、アフガン、ソマリア、スーダン、イラク・・・ 
そんな最終グループって、そりゃないでしょっ!
ミャンマーも北ッチョもパッキーもジンバも抜いて、下から5番目なわけ?

それこそ、「それらの国に単独で行ったら、日本行き往復ファースト差し上げます」って言われても、考えちゃいます。この私が言うんだから、そういう状態。
そりゃ、20代の時だったら、「はーい、行きます行きまーす!」って言っただろうけど、もう不惑目前だからさ。別に命は惜しくないけど、ヤバイのとか怖いのとか痛いのとか、そういうのはもうイヤなのよ。
第一、親にもこれ以上迷惑かけらんないじゃん。(・・・って何の話?)

えーと、このインデックス、武器売買の実態や近隣諸国との関係、国内の犯罪状況など24項目を平和実現の程度として数値化するそうで、防衛費の対国内総生産(GDP)比とか、人口10万人当り犯罪率などなどを統計したらしい。

そりゃイスラエル、国土面積や人口から見たら、戦争が起きる確率が高いし、何かが飛んできて当たる可能性が高いわけで、危険っていえば危険だけどさ。

住んでいる者からしたら、数字はそうだけれど、一体それをどう使っているか?っていう、そっちが大事じゃないかと思うんですよね。
ま、言うなれば、民主主義で何でもオープンなイ国は、軍事費をキッチリ国家予算に計上しているわけだし、ま、国民皆兵だし(最近は緩いけど)、このくらいしないと守れないんだからしょうがないわけでしょ。

ホント、全然、大丈夫なんですけどね。


じゃ、ちっとは真面目に。
ラテン語の格言から。

「Si vis pacem, para bellum」 (平和を望むなら、戦争に備えよ)

誰の家だって垣根があり、施錠する。
家によっては、防犯装置やカメラを設置したり、警備会社と連携して何かあったら訓練された警備員が駆けつけるシステムを取っている。
なにも「隣人が盗むかもしれない」と隣りの家を疑うわけではない。いや、隣人を疑わないために、迷惑をかけないために防犯する。それが備えだ。逆に、隣家が全くの丸腰で無防備だとしたら、ハラハラするだろう。
そのせいで泥棒がウロウロするようでは治安が悪くなるし、何かあったら、「隣人のくせに誰か見なかったか? 気が付かなかったのか?」と疑われかねない。

盗むに値しないボロ家や荒野の一軒家なら強盗や空き巣が来る可能性はない。
でも、ある程度のレベルの家ならば防犯対策を考えるのは当たり前。何の対策もしないで被害があったら、警察が言うだろう。
「イマドキ、防犯は常識ですよ。警察も定期的にパトロールはしていますけどね、24時間、町中の家の監視はわれわれには出来ませんから、最低限の自衛をしないで被害に遭うのは自業自得ですよ」

国の防衛費はそれと同じようなもの。
万が一、戦争が起きた時の衝撃を最低限に抑えて、危険と損害を回避するためには、備えなければならないのが、今の世の常識。
つまり、危険性が少ないから費用が少ない国もあれば、危険性は中レベルで他の国と連携している国もあり、自国でガッチリ固める国もある。
イスラエルの場合、他の国に比べたらちっとばかり敵が多く、また、「お金を出すから、誰かうちの警備してくれる?」というのが信用できないもんだから、それなりにかかるわけ。

それから、アメリカとロシアのランクが下の方なのは、自国もそうだけれど、他所の国の警備をするがために防衛費が高くなるからでしょ、たぶん。
ま、それも仕事だからさ、諸経費が高くても、いい収入になるんですよ。


でも、イギリスのエコノミスト誌って言いながら、この結果を見る限りでは、なんかこう調査団に「北欧くささ」を感じる気がしますけど・・・。
 
posted by Heshbonit at 20:00| イ国のニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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