2007年09月27日

スコット(仮庵の祭り)

今日はスコット(仮庵の祭り)の初日で休日でござる。

4月にペサハ(過越し祭)ってのがありまして、そのつづき。

太古の昔、エジプトで奴隷だったユダヤ人が、大急ぎでイーストが入っていないクラッカーを焼いて、モシェ(モーゼ)を先導に脱出した(ここまでが、ペサハ)。
その後、シナイ半島の荒野をグルグルと彷徨うこと40年間。その間、ユダヤ人は荒野に天幕を張った仮庵(テント)で過ごしました・・・。
・・・という故事に習い、スコット期間の8日間(40年はマネできない)、仮庵を作ってその下で過ごすというのが、正しいスコットの過ごし方。
祝日名「スコット」の語源は、仮庵=スカー(スッカー)。複数形で「スコット」。

このスカー(仮庵)ってのは、伝統に則って作るならば、「茅葺きで屋根には椰子の葉」なんですが、普通の家では、テラスやベランダにシーツを張ったり、建築用ビニールを張ったりとか、そんな感じです。
椰子の葉ってのも、手に入らないからユーカリの葉だったりする。
そうそう、ガソリンスタンドに椰子の木があるんですけど、昨日気が付いたら、少し葉が切られていたました。近いうちに葉落とししないとなぁ、って思っていた時期だったからいいんですけど。ま、丸坊主にされなくてよかった。

最近は、「家庭用仮庵セット」なんてのもを買うらしい。
単なる白いビニールで作られています。蒸れそうです。


あ、シナイ半島40年放浪・・・で思い出した。
2年前、簿記教室に通っていた時、男前先生はアRブ系クリスチャンでした。
ある日、生徒の誰かが、キリストの奇跡をバカにする発言をし、私と横に座っていた英国人ジョー(♀)は思わず顔を見合わせてしまいました。
いくらなんでも、そういうことを言うのはよくないよ、と、こっちは男前が爆発するかと思ってヒヤヒヤしていると・・・。

男前、整った顔をピクリとも動かさず、ホワイトボードに逆三角形を書いた。
そして、

「お前ら、シナイ半島がどれだけデカイと思っているんだ? 本当にこんなところを40年間もグルグル回っていたのか!」

教室が大爆笑になったのは言うまでもない。


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そうそう。数ヶ月前だったかな。

 はるか昔、シナイの荒野で倒れる古代ユダヤ人達。
 地平線を見つめる白い髭の男に、別の男が近寄った。
 「どうした、モシェ?」
 「道に迷っちゃったよ・・・」
 すると、一天にわかにかき曇り、空から何かが落ちてきた。
 拾い上げたら・・・、新型GPS!


なんていうCMをやっていたんですが、すぐに消えちゃいました。
たぶん、抗議の電話が殺到したんじゃないかと思います。
posted by Heshbonit at 14:00| イ国の言葉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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