2006年07月27日

そういう意味じゃない

出勤。

今日は何事もないだろうと、ボンボンバンバン聞こえる中、いつものように仕事をやっていたら、「事務の仕事を引き受けてくれるんだよね」と、別部署のBがやってきました。

:「担当の女性が南に避難中でね、それでこういうデータベースをアクセスで作ってほしいんだよ」
:「これ・・・、なに?」
:「かくかくしかじか、それで日々入力と集計できるデータベースがほしくてね。前はあったんだけれど、壊れてからそれっきりだったんだ。別に急ぎじゃないから」
:「それ、彼女の仕事だったの?」
:「彼女は事務員だよ。それが作れたらとっくにやっているよ」
:「・・・。あのさ、今回の呼びかけは、通常業務の代行をするんであって、あなたの部署のデータベースを作るなんていうのは引き受けないんですけど。第一、私のPCにはアクセスがインストールされてないし」

10分後、そのオッサンは、アクセスのCDを持って登場した。
そういう意味で言ったんじゃないんですけど・・・。
故意に、最後の都合のいい言葉だけを聞き取ったらしい。

言い争うのが面倒なので(先輩部員がいたら確実に断っていただろうけれど、たまたま今日はいなかったから)、「今回に限り」と念を押して引き受け、なんで私がこんなものを…、と思いながらデータベース製作開始。ヒマが潰れていいじゃん、って言えばそうなんですけれど。
アクセスをいじるのは楽しいけれど、1つコケたら皆コケるから、自分が使うものじゃなければあまり作りたくないんだよな。

電話がかかってくる。オッサンからだ。
:「終わった? それと、別の仕事なんだけど、グラフを・・・」
:「あのね、データベースは10分では出来ないの。最低3日は必要。第一、私の通常業務の片手間にやるんだから。急ぎじゃない、って言ったじゃん」

ま、ヒマが潰れるのはいいけど・・・。


そうそう。
数日前に、「情勢と給料の関係」を書きましたが、状況がガラリと変わってきました。
昨日の政府の決定で、この損害に対して補填金を支払うらしいです。
北部指定地域の被雇用者で出勤出来なかった者や、勤め先が情勢を理由に閉鎖で働けなかった場合、給料の全額がもらえますが、この割合が『政府52.5%+雇用主27.5%+有給消化20%』という配分になります。
さらに、雇用主が払わねばならない固定費用(営業用土地建物の家賃、水道光熱費、固定資産税など)の補填の意味で、「給料の120%」が加算されるという仕組みに。
つまり、政府は、『人件費総額の180%』を雇用主に支給する、と。

あれを書いた時点では、こんなに時間がかかるとは誰も思わなかったというのもさることながら、従来ならば、北部といえば私が住んでいるエリアや国境沿いだけの話だったのが、今回は、北部の主要都市ハイファや、カルミエルのような新興都市も含まれる大規模に亘るから、というのが理由らしい。

確かに、全ての休業を有給消化にせよと言ったら、来年分どころか3年先までいっちゃう勢いです。この私も、「ヒマだからって午後は仕事をしていないけれど(私だけじゃなく皆)、コレ全部有給消化なのだろうか・・・」と不安に思っていました。
新しい決定では、20%は有給消化、つまり、5日休業したら1日は有給を使ったと見なす。もちろん、有給消化ですから、その分の給与は雇用主が負担します。
ま、まだ法律が変わる可能性は十分ありますけど。


夕方、テルアビヴに住むイ人の知人から電話がありました。
「今どこ?」「ここ」「ここって?」「家」「誰の?」「自分の」「北の? 村の?」「うん♪」「コラカヴォッド(すごい)」
そこからまたどういう状況かを一通り説明し、音は聞こえるが飛んでこないということを言いましたが、彼女は、「そのボンボンバンバン、怖くない?」と。
これがこっちから撃っているものだということが分かっているから、音がするくらいは大したことじゃないんですよね。

電話を終えて、考えてみたら、私の実家、コメ軍の戦闘機の轟音が聞こえる所で(基地と同じ市ではないけれど、轟音は聞こえる)、子供の時からその音を当たり前のように聞いていたんです。
来たらビックリですよ。全ての音を掻き消す轟音。NLPなんてされた日にゃ、キレますからね。

この国に来て、「イスラエルって静かだなぁ・・・」って思って、なんでこんなに静かなのかと考えたら、「戦闘機も飛行機も飛ばないから」と。
戦闘機は必要に応じて飛びますが、国際線の飛行機に関しては、イ国上空は飛べないことになっています(発着時を除く。当然だけれど)。
今は、輸送ヘリやらアPッチやらが飛ぶ音はしますけれど、日本で聞いていたような戦闘機の轟音じゃないですから。

それにしても今日の午後はかなり静かでした。
posted by Heshbonit at 19:00| レバノン戦争2006 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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