2006年07月24日

現状報告

昨夜、スイカダイエットに失敗し、報道番組を見ながらクラッカーを食べていると、私の村から近い街に緊急特設スタジオ(屋外)を設けているキャスターが、「今、後ろの高原の一部が燃えてます」と。
あなたの後ろの高原ってことは、私の向かいの高原・・・。
テラスに出たら、あー、燃えてます。
幸い、住宅地でも一般利用の土地でもなく、一部が焼けたという以外の被害はなかったですけれど。

かなり緊迫化している状態らしい。

すると、携帯にメール着信音。
『村の一斉メールのテストです』
暑いから窓を閉め切ってエアコンを回している人が多いから、一斉放送が聞こえない場合があるため、村民全員の携帯に、SMSで情報を送ることにしたらしい。なるほどね。


その翌日の今日。
少しずつ疎開組が帰ってきているようで、子供会も大忙しの様子。
ま、疎開なんてそんなに簡単に出来るものじゃないですよ。これが生まれ育った実家なら、孫を連れて里帰り気分でいられますが、親戚宅とか夫の実家とか友人宅とか他人宅っていったら、気を遣いまくる(だろう)し。
喉が渇いたと思っても我が物顔で冷蔵庫を開けるのは気が引けるし、暑いなと思ってもエアコンをつけていいのか考えちゃうでしょ。夜中に目が覚めてテレビをつけてボーっとするのもできないし、洗濯だって何だって・・・。

ま、イ人はド厚かましい人が多いけれど、全てが全てそうじゃないですしね。昨日のニュースで、「友人宅にいたけれど気を遣いすぎて疲れて限界。これなら地下シェルターの方がよほどマシ」とインタビューに答える女性もいました。
それに何よりも、「疎開でカラになった家を狙った泥棒が増えている」と報道が増えつつあり、それで心配して帰ってくる人も多いようです。

で、うちの村の子供会に戻りますが。
学年ごとに分けて、地下シェルター室に集めて子供会を開催したり、順番で中部以南の街や地方公共団体が催すサマーキャンプに参加するなどのいろいろなことが企画されているらしい。
なかなか大変です。これがノーマルな夏休みなら、サマーキャンプに行ったり、村のプールで遊んだり、バスケしたりサッカーしたりと普通のことが出来ますが、現状では外で遊ぶことが一切できない状態なのです。

オトナの私でものほほんとしているつもりがこれが結構疲れて、夜中に何度も目が覚めてしまう、この情勢下。
コドモはもっとですよね。状況が理解できないだけに余計に。

もちろん私の村は大変と言っても、『圏内だけれど問題外』というラッキーな土地柄ですが、十分圏内の街や村では、ずーっとシェルターに待機せねばならず、軍が認めた数時間の間に家事や入浴や買物などをしなければならないのですから、本当に深刻です。

街に住んでいる老人や不健康な人はなおさら大変で、もちろん行政や各支援団体も助けてはいますが、だからと言って、即座に全員に手が回るわけではなく・・・。
こうなると私、ヘルパーにでも行った方が世のため人のためなのではないでしょうか、とポツリとボスに言ったら、「危険物課なんだから、とりあえず村にいなさい」と制止されてしまいました。
「足手まといで後で苦情が来ると困る」という意味なのかもしれませんが。


国境に面したメトゥラという街には、イ軍が「危険ですから、数日間避難して街ごとカラにしてください」という発表をしました。
住民の半分くらいが、既に避難しているらしいですが、軍関係者が戸別訪問して一時避難を依頼しているそうです。


で、緊張感のないボケガイジンの私は、今日も普通に仕事をこなす。


ところが夕方、「どうして今日は太陽が出ているのに暗くなるのが早いんだろう」と思ってテラスに出たら、再び向かいの高原の数ヶ所がすごいことになっているからでした。そして、「それにしても雲の動きが早いなぁ」なんて見ていたら、裏の高原が燃えている煙でした。

さすがの私も、ボケている場合ではない緊張感が走りました。(幸い、負傷者ゼロです)。証拠写真は撮りましたが、不謹慎ですのでアップは控えます。

ご心配なく。私は大丈夫です。
それから、郵便の集配が始まったのと、ゴミ収集も再開しました。



追記:アップし終わって、窓の外を見たら、また別の所が燃えてる。
   これだけあちこちに落ちて燃えたら、煙臭くて窓を開けられません。

posted by Heshbonit at 19:00| レバノン戦争2006 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。