2006年04月07日

日本から薬を送れるか?

ことが起きたのは3週間前。
私が日本の母に、あるサプリメントを送ってほしいと頼んだことから始まった。
イスラエルでは手に入らないもので、日本でまとめて買って持ってきていて細々と飲んでいたのが完全に切れてしまい、ちょっと体調不良が続いていたため、いつもは母に物を送ってもらわない私が、緊急依頼をしたわけ。それと、オロナイン軟膏も頼みました。
母も、常日頃ほとんど物を頼まない私の依頼で、しかも薬関係だというので、『小型包装物』として小さな箱に入れ、黄緑色の内容物を書くシールに「Vitamin tablets」と義姉に英語で書いてもらい、急いで郵便局に持って行きました。
:「(マニュアル本を見ながら)イスラエルは郵便物の規定がとても厳しく、ビタミン剤は100グラム以上は拒否されます」
:「え、そうなんですか? でも瓶が重いだけで中は100グラムもないんじゃないかと思いますけれど」
:「だったら、瓶から出してビニール袋にでも入れてください」
:「でも軟膏も入っていてそういうわけにはいきません」
:「それならば内容物の明細や成分もきちんと書いて下さい」
:「うちの娘はずっとイスラエルに行っていて、現地のことを分かって言っているはずです。薬を送れるかどうかは娘が一番知っていると思いますけれど」
:「でも、マニュアルにはそう書いてあって、イスラエルでは拒否されるそうです。送りたいならば、イスラエル大使館に電話して聞いてから持ってきて下さい」
母は、後ろが大行列になってきたため、とりあえず引き上げました。
その翌日、私が実家に電話をかけたら(週1回は電話しています)、上記のようなことを言われた、というわけ。

そんなこと、絶対に有り得ない!
そこで、イスラエルの郵便局に電話を掛けました。

こういうのはアクションが早いですね。
どうして買掛先に電話を掛けないんですか?

盥回しにされた後、最終的に税関担当セクションで得た答えは、
『個人使用するもので常識範囲の数量ならば、成分や重さの細かい規定はない。
内容物に関して開封検査したり、場合によっては関税を賦課することもあるが、重量だけで受取拒否をするということはない。
また、送り状に何を書こうが、内容に関する判断はこちらがする』
そう言われると思ってたさ!
当たり前じゃん。明細に何を書こうが、そんなもの信用できないよね。
ヤバい薬なのに「ビタミン剤」って書いてあったら、税関に通る? 本物の銃なのに「オモチャ」って書いてあるからオッケーなの? 

その後、母にすぐに連絡。母はちょうど病院に行く日だったので、先日断られた郵便局ではなく、病院のそばの郵便局にドキドキしながら出したらしい。
:「これ、お願いします」
:「はい。イスラエルですね。780円です。ではお預かりします」
以上・・・。

今週の水曜日、無事に手元に届きました。イスラエルで開封された形跡は一切ありません。


こういうことにはアクションが早いワタクシは、ネットで検索して神奈川の郵便局にご意見メールしました。
上記の顛末を書き(私が税関から得た話も書いた上で)、
@どのような根拠で、「イスラエルには100グラム以上の薬品を送れない」ということが、郵便局のマニュアルに書いてあるのか。
Aマニュアルに「100グラム以上はダメ」というような言葉が書いてあるのに、「大使館に問い合わせろ」というのは、どういうことか。もし、大使館が受け付けると言ったら、「100グラム以上は受け付けない」というマニュアルの言葉と辻褄が合わない。
B利用者がイスラエル大使館に問い合わせるのではなく、日本の郵便局がイスラエルの郵便局から正式な情報を得てから、正しい内容をマニュアルに記載すべきではないのか? 大使館に問い合わせたとしても、イスラエル大使館に常に郵便事情に詳しい人がいるとは限らないし、現在の情勢下では、イスラエルに限らず情報は常に変化します。
で、昨日、地元の取扱郵便局からメールが来ました。
『まず、外国あてに送られる際には「国際郵便条件表」がございまして、各国との取り決めがそれぞれございます。その中に内容物についての条件も含まれております。
条件表によりますと、栄養剤等はイスラエル国の場合、現在では、「ビタミン、ミネラル及び食品添加物は100グラムを超えない場合、あるいは各々一つの容器の場合に限り許される」、と記載されております』
『メールの文中で、イスラエル郵政庁にお電話で確認された内容がありましたが、もし改正されたとすれば、日本国に改正の通知がきていないか、若しくは最近改正されて行き違いになっているものと思われます。大変申し訳ございません。このことにつきまして、上局に報告しイスラエル郵政庁に確認を依頼します』

へぇへぇへぇへぇへぇへぇへぇへぇへぇ・・・へぇ。(10へぇ)


でもさ、ふと考えたわけ。
ビタミン・ミネラル・食品添加物100グラムっていうのと、
ビタミン・ミネラル100グラムって、違うでしょ?
ビタミン剤って、いろいろな成分を複合して作っていて、ビタミンそのものの含有量は少ないですよね。
ま、ビタミンはともかくにしても、ミネラル100グラムとか、食品添加物100グラムって、物によってはスゴイ量で、『個人が使用する常識範囲の量』じゃないってことになります。
それこそ、食品添加物100グラムなんて言ったら、個人では入手できないものがかなりありますよ。ま、食紅は買えるけれど、100グラムってのは個人の常識範囲の量とはいえない・・・。(桜餅が何個作れる?)
ほら、それに、「各々一つの容器」って、ちゃんと満たしているじゃん!

経理部で働く人にこの話をしたら、
「私の兄はイスラエルの薬が合わないから、海外に住む従兄に定期的に送ってもらっているし、イスラエルには個人輸入で買っている人もいる。そんな規定は体裁だろうけど、日本人はマジメだからでしょ。

ま、これが一番でしょうね。表書きはいろいろ決めても、実際は、ヤバい物さえ送らなければ通っちゃいます。

あ、カスターニャさんのスルメの恨み・・・(笑)。
先日、日本人の友人Yさんがカニ缶を取られたらしい。
カシェル関係はちと難しいのかな・・・。


イスラエルは、空港のチェックが厳しいから、郵便もさぞかし厳しいだろうというイメージをもたれがちですが、実際、免税枠内であれば簡単です。
っていうのも、他の国のように2001年秋に突然緊迫情勢になったのではなく、ずーっとずーっと前から緊迫情勢だから、検査官やら調べる機械やらがとても発達しているんですよ。
ま、空港のチェックも私は厳しく聞かれたことがない。
全体からかもし出す雰囲気が、鈍臭いからかと。
「こいつが何かするわけないだろ」みたいな。


日本から何かを送ってもらうのは滅多にないけれど、引っ掛かったこともないし、開封検査されたことはあっても中身がなくなっていたこともないし、いつも村まで安全な状態で届いています。船便もちゃんと届くし。
こちらから日本に送ることがあるけれど、間違いなく届いているし。
でも1度だけ、イスラエルから日本宛に物を送ったのですが、日本の税関が開けて検査したみたいで、「中がグチャグチャにされていて、一部は歪んで入っていた」と母が言っていたことがあります。

ふーん、なんだかな。日本の税関の方がよほどひどいじゃん。


〔本日の天気 曇り

半日の金曜日。
10時過ぎには帰ってきました。
なんか、先日の血液検査の結果がよくなかったらしい。
週明けに診療所に言って聞く予定・・・。

     


posted by Heshbonit at 20:00| 日本⇔イスラエル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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