2010年04月06日

美人は、損か得か?

 トレンダーズは30〜40歳代の男女500人に、「女性の美」に関する意識調査を行った。「美人は得をすると思う?」と聞いたところ、84%が「得をする」と答え、男女に差は見られなかった。
 さらに美人が得をする金額を聞いたところ、年間平均は101万2827円だった。 (元記事



そりゃそうでしょうね。美人の方が圧倒的に得でしょう。
私も、ブスだからイジメられたり、面接で落とされたりと、損したことは書ききれないほどたくさんあるけれど、過去を振り返っても「ブスでよかった、得した」と感じたことは一度もない。

でも100万円ってのは、どうだろう。数字が出てくると経理屋反応。

バッグ買ってもらって、貴金属買ってもらって、毎回の食事代も全て出してもらって、当然ながら送迎付きで交通費もかからない...、
と、男が払った金額を足していったら年間100万を超える人はいるだろう。

しかし。
モノは「価格」ではなく、「価額」で考える。経理の基本。
価格と価額ってなに? 
単純に言えば、価格は値札についている金額。価額は現在価値です。

30万のどこぞのブランドのバッグを貰っても、オークションで3割で落ちればラッキー。それが現在価値たる適正価額。もちろんそれが正真正銘本物で汚れやキズがなかったらの話です。
食事というのは、どうせどこかで食べるものであり、それがすごい店じゃなくちゃいけないわけじゃなく、それを食べたらどうなるってこともない。
「夜景が見える高級レストランで奢ってもらいました」っていう価値は、「あ〜、知ってるぅ、その店、前に誘われて行ったことがあるぅ!」と人に自慢する時にしか発揮できません。
つまり、奢ってもらう高級なお食事なんていうのは、その実質的な価値たるや、牛丼屋・コンビニ弁当と何の変わりもない。お腹に入ったという事実が同じだけ。
それを、「美人だから得した」って丸々計上することに無理がある。

損得勘定とは、収益だけではなく、費用も考えること。

そういう美人生活している人は、大変です。
それ相当のスタイルを維持しなくちゃいけないから、エステ行ったり、高い化粧品使ったり、美容院には月イチ以上必ず通って、切って染めてパーマして、勧められるがままにお高いシャンプー買って維持するわけでしょ。
バッグと貴金属は貢ぎ物だとしてもも、普段の日から最低でも上下10万の服、すべて要クリーニング。ネイルにも絶えず通わないといけない。全身脱毛必須。いつも完璧でないとダメなんです。

そうやって、自分に出資して投資して出費した結果をすべて費用計上した結果の純利益が100万円って人、一般社会には(水商売・芸能関係・超セレブ界でなければ)、まず存在しないはず。
上手くやってトントン。どう考えても、損失で終わる人の方が多いだろう。
しかも、出してもらった100万ってのは中身スカスカで付加価値だらけで実体がないのに対し、支出100万は完全そのもの計上ですからね。

それをしないで100万得した、って、まるでパチンコで毎日大損こいてんのに、勝った日だけ「X万儲けた」ってのと同レベルの粉飾決算。
もちろん、「でも私はエステに行ってキレイになるのが趣味なんです」と言うだろうが、だったら「得した」なんて言葉を使うことが間違っている。

経済的な損得で考えるとしたら、何も投資しないで、たまに何か普通に奢ってもらえるくらいのソコソコ顔の人の方が得なんじゃないかと。
そんな下らないことを考えてみたりした。

当然ながら私には、生まれて此の方無縁の世界で。
そんな収益も費用も。

...ってこれ、経理の話じゃないじゃん。

ひらめき関連記事:ブスに優しいイスラエル 2010/11/30 (火)
       
         
posted by Heshbonit at 23:00| 経理のお話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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