2010年05月22日

じゃないですか

日本のTVの動画を見ていると、本当に耳障りでたまらない言葉がある。

「じゃないですか」

この言い回しは、20年近く前から存在していたと思う。
その時からすごくイヤだったが、「地方出身者が首都圏に出てきて、首都圏語ができないから、お国訛りを隠すために使っているんだろう」とがまんしていた。
というのも、「じゃないですか」を使う人はそういう人ばっかりだったから。
あとその頃だったか、中高年の人が、「じゃないですか」と言って来ることもあり、威圧感というか、たしなめられているような感じがして、やっぱイライラした。

ところが最近、もうめったやたらとこの「〜じゃないですか」を聞く。

「Aって、あるじゃないですかぁ。そこにBって、あるじゃないですかぁ。で、Cって子、いるじゃないですか。こないだあの子と2人でいったんですけれど、あそこってXXじゃないですか。なので私達は...」

何ゆえに、「Cと2人でAにあるBに行ったんですが、あそこはXXなので・・・」とサッサと会話が出来ないのか。
しかも何がイライラするって言ったら、会話の相手が、AもBもCも知っていそうなのに、わざわざ「〜じゃないですか」で話を延ばすことだ。
逆に、この話法で話す人に対し、「え、Aってなんですか? Bなんてあるんですか? CってどのCですか?」とひとつひとつ聞き返したとしたら、間違いなく、「空気読んで、分かったってことで飲み込んで話を聞けよ」と思われるだろう。

頭の悪さを露呈した要領を得ない話し方というのだろうか。
子供が、「マーくん、幼稚園に行ってるでしょ。で、マーくん、ひまわり組さんでしょ。朝バスが来るでしょ。それで幼稚園に行くでしょ。それでぇ、大ちゃんっているでしょ。それでぇ、大ちゃんと〜」と話すような感じ。
いやいや、笑うなら、「でしょ」を「じゃないですか」を当てはめて読んでみて。すごくしっくり来るから。TVに出ているタレントの話し方と同じだなって。
英語でいえば、「You know, ...isn't it? You know, ...isn't it? So, ...isn't it? Yeah? You know, ...isn't it?」と繰り返すとか。
ヘブライ語だと、全ての文章の語尾に、「ケン?(Yes? 相手の同意を求める)」とつける感じなのか。うわ、これをヘブ語でやられたらたぶん会話断絶だな。

しかもこの、「じゃないですか?」とはなんなんだ。否定なのか疑問なのか。
丁寧に話すとしたら、「Aという場所があるではないですか? そこにBがあるのはご存知ですか? Cという人がいるではないですか? 2人で行ったのですが、あそこはXXではないですか?」ってことでしょうか。
だとしたら、いちいち知っているかどうか?と相手に同意確認をするような違和感がある。話をまどろっこくした上に相手が無知かどうか、いちいちバカにしながら話を進める印象を受ける。
第一、「〜じゃないですか?」は丁寧語ではない。
私はどうも、冒頭にも書いたが、たしなめられるような気がしてならない。

おいおい、そんなこというなら、この方言丸出しのブログはどうなんだってことになるのだけれど、これは普通に思ったことを未修正で書きなぐるからであり、(それ以前に誰も読んでいないし)、まさか公的なところでこの話し方は絶対にしない。
それこそある程度親しくしている人と話したとしても、同県民でない限り、どうやっても出てこない。方言っていうのはそういうものでしょう。

以前、「〜じゃん」の乱用誤用にイライラしたことがあったが、ようやく、「あれは神奈川以外の『じゃん』なんだ」と言うことが分かったけれど、「じゃないですか」はどう頑張っても分かる日がきそうにない。

で、何がイヤかって言ったら、これが10代20代だけが使っているなら、若い人の言い回し...と思っておしまいで、そういう番組を見なければいいだけなんだけれど、老若男女公私問わず国営放送でも誰もが、「当たり前の日本語」って感じで使う。  
あと、冒頭の「なので〜」も腹立つ。ガキかお前は、と。

とはいえ、話し相手がいないから、誰かに使われることもなく。
ただ動画を見てイライラするだけですけど。
こういうことを感じること自体、もう立派な老化。
  
posted by Heshbonit at 20:00| ロシュ・カタン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。