2010年02月08日

未就学レベル

うちの村には、村民&その家族限定の墓地があります。
イスラエルは居住地域の墓地に埋葬するならお金が掛からず、また、墓地管理所に対して、国民保険庁から埋葬費用が支払われます。
その管理は村役場で、お金の出入りは経理部。
しかし、いつもはきちんと合うはずのその埋葬費用の勘定が合わない。いつもなら先輩部員が連絡するのですが、彼女がとっても忙しかったため、仕方なく国民保険庁に電話しました。

「埋葬代が入金されていないんですよ。12月から3回葬儀があって...」
「ん? 何言ってるのか分からない」

そりゃ、語学能力がゼロに等しい日本人がいきなり役所の専門部署に電話してきて、他の人と全く同じ対応をしろって言っても、信じがたいだろう。
しかも、国民保険庁の埋葬担当なんて言ったら、99.99999%、宗教者だ。外国人に対して(英語訛りを除いて)拒否反応があっても仕方ない。

発音が悪いため、発音しにくい単語は意識して使わないようにしている。
一番問題なのはLとR。通常なら何となくのニュアンスで通じているらしいけれど、LとRが違うけれど意味が真逆になる単語や不適切な単語もあるため、一番簡単で一番通じやすい単語を頭の中で選んでいる。
あと、過去に使って聞き返された単語や、意味が通じなかった単語は無理して使わない。語学力は未だに未就学児と変わらない。

電話して言いたいことは、
「当村で12月に2回、1月に1回埋葬がありまして、埋葬後ただちにインターネットで申請手続きをして、申請番号を頂戴しているのですが(入金明細に申請番号が記載されるので照合できる)、1月の申請分は先週入金したのですが、その前の12月の2回目の埋葬分の入金がまだのようなので、調べていただけますでしょうか?」

これを未就学レベルで話すと、

「12月に2人、1月に1人死にました。入金の時の照合番号によると、12月の1人目と1月の分の入金があって、2番目に死んだ人の分がまだ入金していません。え? 違う。先週受け取ったのは1月分。・・・だから聞いて、いや違うってば。さっきから言ってんじゃん。先週の入金は、新しく死んだ人のお金。最新の死人!」

隣りの席と、電話口から、同時に大爆笑が聞こえた。

「Heshbonit、【新しく死んだ人のお金】って...」

常日頃、私がどんなムチャクチャな発言をしても決して笑わない先輩部員すらも、耐えられなかったらしい。
ちなみに、国民保険庁の担当は、「最新の死人」がツボだったらしく、その後ずーっと笑いっぱなしでどうしようもなかった。

こんな語学力でも、普通に仕事をこなし、どうにか給料を貰っている。
  
posted by Heshbonit at 20:00| イ国の言葉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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