2010年01月15日

救世主ゴエル・ラツォン、逮捕

金曜日半日出勤。...のはずが。
大使公邸での日本人新年会に行くつもりだったものの、一緒に行く予定のX氏の都合が付かず(...元々「ムリかも」とは言われていましたが)。
他の日本人とは一切面識がない状態で、田舎の小汚いオバサンが一人参加なんてバカ丸出しですから、この私でも一人でノコノコ出かける勇気はありません。
ここ最近、仕事のワサワサが続いていたから、久々の外出を楽しみにしていて、昨日は遅くまで残って仕事終えたのに、有給を完全にムダにしました。
昨年も同様に行かれず、せっかく招待していただいて出席と言っておいて当日欠席も失礼すぎますから、来年からは辞退します。
というわけで、田舎者は田舎者らしく、家でダラダラPC三昧。

...さて。
朝からすごい勢いでカウンターが動いていたから何事かと思いましたら、1年近く前に記事にしたこの方が昨日逮捕されたことが、日本のニュースにもなったんですね。

ゴエル・ラツォン容疑者。60歳、テルアビブ在住。
ゴエル・ラツォンと妻2人。新聞サイトより引用

この救世主、種馬となって事実婚の妻32人以上とその子供達を侍らせて生活し、お金も取っていたらしい。
こちらの報道番組などでもしばしば取り上げられていたし、「妻たち」の家族親戚からの訴えもあり、警察としても前々から逮捕したかったようです。
ところが、当然ながら法的には二重結婚は認められていませんが、事実婚には人数制限がないわけで、「事実婚カップルとその子供達が一緒に暮らしている」というだけでは法的な問題がなく、実際に容疑者と一緒に暮らす者からの訴えがないとどうしようもない状態でした。
警察としてもこの問題を重く捉え、報道によると内偵調査などもしたそうで、めでたく昨日、監禁・奴隷化や金品搾取という罪状が整い、逮捕となりました。

ゴエルの妻の証。こんなタトゥ入れたら、夏でも腕出せないってこちらの報道によると、「ゴエル・ラツォンの妻」となった者は、全私財を供出し、その証として腕や首にゴエルの顔や名前などの大きなタトゥーをします。
肌を多く露出してはならず、許可なく外部の人間と接触してはならず、酒類・タバコ・肉食は一切禁止。
さらに、「家族の書」なる門外不出の掟書があり、週に一回はゴエルの下に集って「家族の書の勉強会」をするんだそうだ。

「家族の書」には、「ゴエルは神」と書かれ、ゴエルと女性との間に生まれた子は「神の子」であると明記されていたとか。ついでに、子供達は皆、ゴエルの名にちなんだ名前が付いているらしい。(ゴエラ、ゴエリット、ハゴエル、アビゴエル、ゴエルなんとか...)。
なるほど、完全なカルト教団。TVで見る限りは、インドのヒッピー崩れみたいな感じ。映像でも、妻や子供達にインドっぽいダンスをさせて悦に入るゴエルも映っていました。インド系ヒッピーが大嫌いな私にしたら、マジ気持ち悪かった。

その一方で、この「家族の書」には、「コレやったら罰金いくら」という恐ろしく細かい規定が書かれています。(1シェケル≒25円)
「ケンカしたら2000シェケル」「規定の服装をしなかったら1000シェケル」「ゴエルが他の女と話している時に入ってきたら200シェケル」「オムツや生理用品をそのままゴミ箱に捨てたら100シェケル」「浴室の温水ムダ遣いは200シェケル」「許可なく外出したら500シェケル」「笑ったら500シェケル」「窓の近くで泣いたら500シェケル」 ...刑務所だな。

ゴエル側は、「子供達は学校にも通っていたし、十分食べさせていたし、全員が本人の意思でゴエルを慕って生活していただけで監禁ではない。家族の書のルールは共同生活に必要な基準。お金は生活費として支払って当然のもの」と主張していますが...。
そのワリには、逮捕されたゴエル容疑者、顔を伏せ、カメラから顔を隠しています。悪い事したつもりがないなら堂々としてりゃいいものを。

「ゴエルの妻たち」のほとんどは、個人宅の家政婦(掃除婦)をして収入を得ていたそうです。
なお、あくまでも事実婚なわけですから、国民保険庁に母子家庭申請をし、御国のお金を毎月貰い、それもゴエル容疑者に全額渡していました。

まぁ、日本でもアメリカでも欧州でも、同様の話はいくらでもあると思いますが、「宗教に厳しそうなイスラエルで、個人が勝手にカルト教団の教祖に?」ということで、ニュース性が高いようです。

しかし、60歳の現役種馬って、すごいですね。
  
posted by Heshbonit at 08:00| イ国のニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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