2009年12月21日

前歯復元計画:四

朝から休暇を取り、予約していた歯科技工所へ。

技工所があるA市まで、車で1時間ちょっと。
順調に到着したはいいが、駐車場探しにちょっと時間が掛かった。
街の中の車がズラっと並んでいる所に停めるなんて慣れていないから、せっかく見つかっても縦列駐車で手惑い、四苦八苦していたら通行人が、「お前、大丈夫か?」と誘導してくれた。

ところが、事前に電話帳サイトで住所を調べておいたのに、そこはない。電話で確認したら、「半年以上前に引っ越したんです。そこから真っ直ぐ行って、L銀行の前のビルの3階だから」
いやはや、半年前に引っ越したのに、電話帳サイトの住所が変わってないってのもさすがイスラエル。ホント、何も信用できませぬ。

でも予定時間の少し前に到着。
「え、あなたが、Heshbonit?」
そりゃ、チャイナだかタイだか分からないアジア人が来るとは思いもしないでしょう。もちろんこういう場合は、「日本人です」と自己紹介します。そうじゃないと最後まで「チャイナかタイ」と思われ続けますから。
スタッフはアラブ系(...頭に何も被っていないし、もちろんヘブ語も話します)。うちの村に来る出張歯科医がアラブ系だから、この技工所を使っているようです。

合わなかった差し歯と取り直した歯型を渡し、「色も合わないし、長さもちょっと足りなかった...」と説明しました。
男性スタッフ、歯の色見本を手にするが、やたらと濃い目の色にしたがる。

こんな差し歯の色見本から選びます

「濃い色にしないで下さい。歯の下の方の一番マシな部分に合わせてほしいんです。私はあまり口を開けて話をしないし、それに、どうせ義歯だって分かるんだから、濃い目の色にする必要ないでしょ」
「差し歯に色を塗って、隣りの歯と同じ色に出来るよ」
「グラデーションを再現しなくていいって」

若い女性スタッフが入ってきて、色あわせに参加してくれました。
彼女は、「本人がそうしたいっていうんだから、薄い色にすればいい」と、女性ならではの意見を言ってくれまして、
「注文を受けた色とぜんぜん違う。初めからここに来ればよかったのに」
...って、知ってたら、私だって初めから来てました。

「それにしても可哀想ね、この色では。もっとすごい人も知っているけど。お母さんがテトラサイクリンを飲んだんでしょ?」
「でも、アメリカじゃないから、歯の色のことを気にせずに生活できるから。あと、抗生物質は母じゃなくて、私が服用したんです。喘息だったから」
「え、あなたの時代でも、日本ではあの薬をまだ飲んでいたの?」
「(苦笑)...あのさ、私、これでも40近いんだけど」
「ウソでしょ!」
「え、オレの方が若いのか?」

その後、下の歯の型も取り、ダメ押しにもう一度、色の確認。
折れる以前の口と歯の写真をプリントしたものを置いて(...通常は絶対に口を開けた写真は撮らないんですが、たまたま友達が撮って送ってくれた写真で奇跡的に口を開いていた!)、よくよくお願いして帰ってきました。

今度は合ってくれるといいんですけど。
    
posted by Heshbonit at 20:00| 前歯復元計画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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