2009年11月19日

殺すよりも残酷なこと



思い出の給食って言ったら、クジラのケチャップ和えじゃん。
質問した年代が若すぎるのか、クジラって書くとうるさい国が多いからか。

一時帰国する少し前のことですが、非常に面倒な人に絡まれて、クジラ漁に関してギャーギャー言われた。
日本人、と聞くとクジラ・イルカ漁に関して文句を言いたいらしい。

しかしながら、言い方があまりにも黄色人種蔑視。
「日本人は背が低いから大きなものを食べれば大きくなれると思っている」とまで言い、私を目の前にして、目を横に引っ張るジェスチャーまでした。
ついでに、アジア諸国の食生活にまであれこれイチャモンをつけ始めた。それも完全な差別的見解で。
こうなったら、私も黙ってはいられない。

「私、ビーガン(完全菜食主義)だから、動物性食品は一切摂らないの」
(注:イスラエルに来てからはタンパク質不足に悩み、ごくたまに魚を食べるけど、ここではそのことは割愛しました)。

Heshbonit、ベジタリアンのオバサンに、徹底反撃開始。

:「あなた、ベジタリアンって言ったよね。牛乳は飲むんでしょ? 残酷だよね? あれこそ動物愛護団体が真剣に考えるべきだと思わない?」
:「牛を殺していないんだから、問題ないじゃないの」
:「あー、殺してないからねー。メスの牛を強姦して妊娠させて搾乳して、産んだら2ヶ月もしないうちに人工的に強姦して妊娠させて、妊娠期間も搾乳して。
 乳牛は、牛乳を製造するための過酷な拷問を受けるから、普通の牛の半分の寿命しか生きられず、産めなくなったら食用に回されるんですよ。これって人間が牛乳を飲むために寿命半分にして殺しているってことじゃない? 特に、あなた達ベジタリアン、乳製品の摂取量がすごいですからね。
 大体、自分の体に置き換えてどう思う? 私がメスの牛だったら、『もう産みたくありません。いっそのこと殺してください』って懇願するな。殺されるクジラのほうが幸せじゃない? レイプ強制妊娠強制搾乳って、強烈な拷問じゃん。
 どう思う? あなたやあなたの娘が強姦されて妊娠させられて搾乳されて出産させられて毎日強引に胸を搾られて、また妊娠させられて搾乳...」
:「その言い方、やめなさいよ。牛と人間は違うのよ」
:「うわ、差別主義者! 人間はレイプしちゃいけないけれど、牛だったら人工的レイプして妊娠出産させられて...」
:「もういい。もういい」
:「あなたが話を始めたんだから最後まで逃げないで聞けって。
 それともあなたの理論では、ベジタリアン世界では、殺さなければレイプは合法なの? あなたの娘がレイプされて妊娠させらても強引に乳搾りされて、それが元で寿命が縮まっても、直接殺されていないから何とも思わないよね...?」


私はアレルギー体質と自分の趣向の結果で肉卵乳製品を食べないだけだ。
他人が何を食べようが知ったこっちゃない。
もちろん、誰が牛乳を飲もうが卵を食べようが一切関係がない。
どの動物がどの国でどう食用になっていようとも何とも思わない。

動物愛護精神でストリクトビーガンを遂行している人や、宗教的観念で動物殺害禁止を訴えている人や、あるいはもしや、【クジライルカ教】の信徒で、クジラとイルカを神として崇めているのであれば、「我々の神を殺すな」と声を大にして叫ぶ権利があるかもしれない。
(注:ビーガンや生類憐愍令主義は鯨だけに留まらないが...)
しかし、全く普通の人間が、なぜ、クジラ漁・イルカ漁だけを問題視するのか、さっぱり理解できない。


殺し方が残酷だのなんだの、下らないとしかいいようがないでしょう。
虫を踏み潰したり叩き潰したり殺虫剤を噴霧する時、踏み潰された虫がどれだけ体液を流したか頭や足がもげた時はどうだったか?殺虫剤が体に回ってもがき苦しんだか?...なんて考える人は、いないでしょう。
クジラ・イルカ漁では、大量に血が流れるから、大量の人間で漁をするから、それが痛くて残酷そうに感じるだけでしょ? 
だったら、ベジタリアンが日常的にたんぱく質摂取目的で飲食している残酷な方法で採取した牛乳は? 残酷な鶏卵は? そして強引に出産を強要されたために寿命が縮まって「廃用牛」となり、不味い肉として加工に回されるのは、残酷ではないのですか?


私はただ、自分がやっていることこそが正しいと思い込み、自分のことを棚に上げて、他人の国の文化を侮蔑したり差別することが許せない。

世の中には殺すよりも残酷なことがたくさんある。

そしてその加害者の大半が、呆れるばかりに自分の残忍さに無知である。


注:書こうかどうか迷いましたが、休暇で書かなかったうちに誰も来なくなり、ここ最近では1日の訪問者が3人程度なので(苦笑)、今後は誰の目も耳も気にせず、書きたい時に書きたいことを書きたいように書く方針にしました。
  
posted by Heshbonit at 22:00| 真面目なたわごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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