2009年07月28日

ユニット・オズ

今日の午前、イスラエルの建設現場で中国人労働者6人がストライキをした。
受け取った給料が契約と違うことで揉め、「くっそー! ストライキしてやる。俺達が動かなかったら、このビルは建てられないんだぞ!」と思い切ったストライキに突入。
周囲でどうにかしようと試みたもののどうにも出来ず、仕方なく警察を呼んで説得させるほどの大騒ぎとなりました。



地上70メートルのタワークレーンとはいい場所を選んだもんだ。
なんならそこで自転車こいだりしてくれるとさすがとか思うんだけど。
今日は気温40度近かったのに...、お疲れ様でした。


経済状況や治安問題の悪化から、外国人労働者に対する法律がどんどん厳しくなりつつある。正規のほうも、不法のほうも。

正規の外国人就労に関してでも、イスラエル人の雇用を促進するため、法的には、外国人労働者を雇用側が支払う税金(年間)が、倍額近く引き上げられた。
特に、建築や工場関係で働く場合、一人当たり1万シェケル(25万円)近く納めなければならない。もっとも、同じ外国人労働者雇用でも、アジア系レストランや介護の場合の税金は年間数千円程度とかなり低く設定されていますが...。

そして、増加する不法就労者・不法滞在者を取り締まるため、警察・内務省・国境警備隊ら提携し、新しい取締り機関【ユニット・オズ】が結成された。
従来は、「不法滞在の外国人をどうにかしてくれ」と警察が通報を受けても、

 警察は、「でも法律的なことは、内務省に聞かないとね」
 内務省は、「法的処理は出来るけど、逮捕は国境警備隊でしょ」
 国境警備隊は、「入っちゃった人達はどうしようも出来ないし」

...と誰もハッキリした決断が出来ない状態でした。

さっそく先日も動き始め、外国人労働者を雇用している高級ホテルに捜査に入ったはいいが、宿泊していた外国人観光客から不愉快だとクレームが入る上、案の定、「可哀想じゃないか!」とヒマをもてあました極左の人達がジャマをし、大揉めしたそうです。
もちろん、それにもめげず、テルアビブの無法地帯と化した不法滞在者が集まる地域などで精力的に活動しているそうですが。

まぁ、イスラエルにも落ち度はあるんですよ。
まず、誰でも彼でも入れすぎる。
今回の高級ホテルでの捜査に関して言えば、特に問題になってしまったのは、ソマリア地域の紛争で自国内にいられなくなった難民を、エジプト経由で受け入れたことでした。
受け入れたはいいが、イスラエル国内に彼らを受け入れる難民センターのような場所はなく、各地を転々とした上に不法滞在者が集まる所に住みついたり、逆に不法滞在者が紛れ込んだりと、とにかく酷い状態だ。
遡れば、ベトナム戦争時代に難民を受け入れたり、コソボの時も難民を受け入れたこともあった。しかし、従順なアジア人や、宗教は違えども外見はほとんど変わらない東欧のコソボ人を受け入れることは可能でも、アフリカ系有色人種がこの国で生きていくことは並大抵のことではない。

sの結果、都心部に難民が溢れ帰り、さらに元々いたアフリカ諸国出身の不法滞在者も紛れ込み、誰だ誰だか分からない状態になってしまった。
難民カードを持っているアフリカ人は就労することが可能だが、アフリカ人の単なる不法滞在者との区別が付きにくく、トラブルがおきやすい。
結局、全員収容して確認するしかないが、そうすると暴動が起きる。
彼らにしたら、受け入れてくれたはいいが住む場所はないわ、仕事はないわ、今さら戻れないわで、溜まったものではないわけです。

話はちょっとズレるけど、民主主義はいいけれど、過去に問題を起こした人間でも平気で入国させています。簡単に言えば、欧・米や日本国籍の親パの人達なんて、捕まっても捕まってもいとも簡単に入国でき、何度も何度もトラブルを起こします。
妙なところで甘い取り締まりが、後々の問題を引き起こすんですよね。
それを言ったら、アメリカなんてもっと大変ですけど。

でもまぁ、同じ外国人としたら、こっちは完全に永住権を持ってるというのに、「不法労働者のタイかチャイナか?」みたいなことを言われて腹が立つこともしばしばあるので、ユニット・オズ、これからも頑張って下さい。


◎今日の在アメリカイスラエル人 
いなくもないかも、と思えるところがなんとも...。
                          
posted by Heshbonit at 22:00| イ国のニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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