2009年05月22日

揮発油税大フィーバー

【今日のヘブ語:ミトゥン】
人差し指から小指までが繋がっている手袋・鍋つかみ用手袋など。
・・・じゃなくて、ヘブ語で『景気後退・経済危機(Recession)』の意味。

世界的な大変な景気後退。
小国イスラエルですから、もうムチャクチャな状況のはずです。
そこで新首相率いる新内閣、もう恐ろしい税制改革に乗り出しています。
っていうかもう暴走状態、と言っても過言じゃない気がします。

2週間ほど前、タバコ税増税され、1箱当たり2シェケル(60円)ほど上がりました。
ここは、「嫌煙憎煙怨煙殺煙家Heshbonit」から言わせたら、1箱2シェケルなんてケチくさいことを言わずに、1本当たり2シェケル増税してほしいんですが。あるいは、喫煙家の社会保険負担額10倍とか。ま、そうは出来ないいろいろがあるようですけど。

そして、その日は突然やってきた。

実は昨日は休暇を取り、イスラエル中央部にドライブ&買物をしていました。
私が住むいなかっぺ大自然から中央部に往復すると、満タンにしていたガソリンが半分くらいになります。
こればっかりはしょうがないです。一般的生活をする以上は買い物しないわけにはいかないし、ストレス解消も兼ねてますから、必要経費と思うしかありません。

しかし、夜のニュースを見て、知りました。
「今日の夜中から、揮発油税30アグロット(約9円)増税が決行されました」

当然、国民は知らされていなかった。
いきなりですよ、いきなり。夜のニュースで流れたころには、既に増税されてから20時間が経過していたってことです。

揮発油税が1リッター当たり30アグロット(9円)上がると、一般小売価格では消費税が加算されるため、最終価格は3.5アグロット(10円)くらいになります。
確かに、ネタニヤフ首相が就任してまもなく出た税制改革の中に、「揮発油税増税30アグロット」っていう話が出ていたけれど、ある日突然やることか?

事前に知らせなかった理由は、「ガソリンスタンドに人が殺到してパニックになることを防ぐため」だったそうですが。タバコ税増税の時もそうでした。朝起きたら「今日から値上げです」と。

この国は本当に車社会なだけに、揮発油税増税はきつすぎます。
町づくりの基準が「車移動」となっているイスラエルでは、車がなかったら生活できません。日常の買物程度ならともかく、仕事を見つけることも病院に行くことも不可能です。
鉄道(列車)の駅は中心部から離れているため、徒歩で駅に行ける人は本当に駅周辺に住んでいる人だけ。バスが快適で便利と思っている人は誰もいない(...そして昔はそれにテロの危険も伴っていた)。
都心部ではそれ以外にミニバス(シェルート)も走っているけれど、これもまた、シェルート(サービスの意味)という名前とは程遠い乗り物。
あとは、タクシーに乗るか、危険を承知でヒッチハイクするか...。

現在、ガソリン価格は基本的には政府統制価格になっており、毎月、原油価格の動向にあわせて、政府がその月の販売価格基準を決定している。
毎月5アグロット(1.5円)ずつ6ヶ月かけて上げていたら、月々の価格変動の影に隠れるからそれほど気にならなかったかもしれないが、ある日突然いきなり30アグロット(9円)上げられたら、重税に対する不満と政府に対する不信感を増長するばかり。

タバコが1箱55円増税なのに、ガソリンが1リッター10円増ってズルすぎる。
だって1リットルって、私の村から町までの片道ギリギリ。1リットルじゃ何にも出来ないし、1リットル買う人もいないでしょう。そんなこんなを計算したら、かなりの負担になってくるわけ。
本人がハイリスクを承知で吸って周囲にも迷惑を撒き散らすタバコと、移動にどうしても必要なガソリンを一緒にするって、あまりにもおかしいでしょ。

第一、なんでいきなりガソリンに着手したのかさっぱり分からぬ。
車輌に対する規制や排気ガス問題ならば、運輸省や環境省の所轄なのに、それらを通り越して、つまりなぜ揮発油税増税なのかという説明が一切なく、いきなり大蔵省が決定したんですから。

まだまだ続くネタニヤフ政権の増税プラン。
消費税増税1%(現行15.5%→16.5%)とか、野菜果物課税(現行消費税免税→消費税課税対象)とか。まだ決定ではありませんが、決行されそうな確率は高い。

大蔵大臣は、「国民はイスラエルの財政がどれだけ危機状態にあるか分かっていない。これは国を救うためのやむなき手段」なんて言ってますが。
国民から税金をむしりとる以外に策はないんでしょうか。

専業主婦が1シェケルも社会保険を払ってないとか、書類上偽装離婚して国から母子家庭手当を受け取っているとか、住居用不動産収入非課税など、いくらでも突っつけるところがあると思うんですけど。

疑問なんだけど、選挙の時、「選挙公約」って聞かなかった。
普通なら、「わが党が第一党になったらアレとコレを実現する。そして税金はこういう風にして」とプランを言うはず。この国はそういうのがないんだろうか...。
     
◎昨日のお買い物
イケアで英国調ストライプのエプロンを買ってきました。
以前からエプロンがほしいと思っていたのですがロクなものがなく、仕方ないから、料理する時は古いTシャツを上から着たりしていましたが(笑)、ようやく発見しました。
しかも、この英国風ストライプ(黒or紺地/白)がほしかったので、満足です。イギリス行かないと買えないかな...と思ってたから。
                 
posted by Heshbonit at 18:00| 経理のお話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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