2009年05月20日

に、忍者?

いつも午前10時前後、役場の郵便物や配布物を村の事務所(徒歩4分)に持っていくのが私の当番になっている。

今日も10時少し前、トコトコ歩いて事務所に行こうとすると、どこからか「ドモアラガトゴザマセタ!」と意味不明な言葉が聞こえてきた。
振り向くと、薄汚れたTシャツを着ているイスラエル人。
Tシャツには忍者の絵がプリントされている(...色褪せて汚いこと)。
何だコイツは、と見なかったことにして歩き出したら、ついて来た。

男:「僕はアメリカで10年、忍術を勉強したんだ」
私:「...? 忍術?」
男:「僕は@@@なんだ」
私:「・・・は?」
男:「「@@@、って知らない? 忍術の階級」
私:「(...忍者に階級ってあるのか?)...あなたは誰?」
男:「この村にグループで泊まりに来たんだ。朝、君が歩いているを見て、それで宿泊施設の受付の人に聞いたら、ここに日本人の女がいるっていうから」

奴ら、余計なことを言いやがって。
以下、男の勝手な発言。相槌は「へ〜、ほ〜」と適当に打ってました。
(色の部分は心のつぶやきです。言葉には発していません)。

「忍術はすごいんだ。全ての日本の武道が含まれている。だから、忍術で@@@の僕は、柔道も空手も太極拳もテコンドも全てマスターした師範の位なんだ。それに中国拳法も少し勉強した。今、イスラエルで僕は忍術を教えている」
・・・忍者って一撃で相手を倒しておしまいじゃないの?
・・・それに太極拳テコンド中国拳法、日本武道じゃないし。

「日本はいいよなー。俺は沖縄だけ行ったことがある。あそこは素晴らしい。そこで結婚式を見たんだ。美しい花嫁が特別な儀式をしていた」
・・・沖縄? 東京でも大阪でもなく沖縄だけに行ったの?

「日本はいい国だ。なんと言っても、男の威厳が保たれている」
・・・そして、『男の背中を女が流すんだ』と思っているに違いない。

「日本の女はいい。おしとやかだし静かだし」
・・・そりゃ、ま、イスラエル人の女に比べたら。

「日本の女は貞操が堅い。日本の女は男の言うことに絶対従う」
・・・え、いつの時代?

その男による『黄金の国ジパング』の夢物語。私のイライラは最高潮。

と、ここでぴったり、村の事務所に到着。
そしてさらに運良く、以前働いていた職場のボスの後釜担当者になった男性が、「Heshbonit!」と向こうから呼んでいる。(旧職場は事務所と同じ建物内)

男:「君、Heshbonitっていうのか。僕は・・・」
私:「そう、そしてあの人、私の夫。バ〜イ!」 (注:もちろん違います)


「バッカじゃない? 忍術って、何が忍術だか知ってるの? 忍者の歴史は? 歴史における忍者の存在価値は? 言えないでしょ。
 さっきから英語とヘブ語ゴチャゴチャで、アメリカに10年いたって絶対ウソでしょ? 沖縄もウソだね。大体さぁ、そんなにダブダブに太った忍者、使いモノになんないって。壁にもなれないし天井抜けるし忍び足も出来ないだろ。忍術どころかずーっと運動してないのバレバレだよ。 
 それにしてもアンタ、臭っっい。シャワーのお湯が出なかった? 私の鼻、アンタの口臭と体臭のせいで壊れそうなんですけど。忍術教える前に歯ブラシとデオドラント買いなよ。その階段を下りた左側にコンビニがあるから」

・・・って、機関銃の引き金を引かなかったのは、武士の情け。
っていうより、真面目に会話するに値しなかったから。
そしてなによりも、ソイツの体から発する臭さに耐えていたから。

そんなに日本人と話したいなら、日本行って露天商でもしたら?
ま、その顔と体型と体臭では、相当レベルを落としても厳しいでしょうけど。
               
posted by Heshbonit at 19:00| 日本⇔イスラエル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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