2009年02月15日

悩める羊と羊飼い

何も書くことがない。っていうか、人様のブログにはいくらでも書けるんですが、自分のことで書けることがない。
グチブログにはしない、というのがコンセプトなので、「書かない・書けない」ってのはそういう状況だと理解していただければ。
ま、私の悩みなんて自分のことばっかですから、家族やその他のことでいろいろな悩みを抱えている人に比べたら、私なんてぜんぜんですけどね。

さて。
宗教的なことに関して非常に難しくてセンシティブな国ですが、そうは言っても悩む人は悩みます。
生まれて此の方、「民族=宗教」という括りで、宗教をそのまま受け入れて完全に体得している人もいれば、そうはいかない人もそれなりにいるものです。

宗教ではないのですが、週末の報道特集番組でこんな人が出ていました。
B_wh.jpg
(気持ち悪いから小さくしておきます。クリックで大きくなります)

ゴエル・ラツォン。60歳。テルアビブ在住。
32人の「妻」である女性とその間に生まれた86人の子供がいるそうだ。
いわゆる千石イエスみたいな人です。
彼に仕える女性&子供は、家族親戚との連絡をしてはならず、他の男と口を利いてはならず、彼だけに奉仕する生活を送るとか。いやはや。

ユダヤ教では、「母親がユダヤ人である」という一点に関してはとても厳しいのですが、父親が誰であるか?に関してはそれほど問いません。
法的には認知さえすればよく、それが他に何十人も産ませている種馬であっても、女性が納得していれば法律は何も言いません(日本も同じですよね)。
国籍や民族が違うと面倒ですが、イスラエル人でユダヤ人なんですから、たとえこの男が怪しいと周囲が分かっても、法律は何もできないのです。

人間生きていればいろいろな悩みにぶつかります。
しかし、その悩みを誰と話し、どう解決するかっていうのがね。

誰がどう見ても、ゴエル・ラツォンなんて男は危険だろう...、って思うんですけれど、この国では家庭内暴力が日常茶飯事で、なんとかそういう男と離婚できても、慰謝料も養育費も貰えずに行き場を失う女性が、本当にたくさんいます。
そんな時にこの手の男に知り合って、その傘下にいる同じような思いの女性と一緒にいると、「ああ、自分だけじゃないんだ」と居心地のよくなって抜けられなくなってしまうのでしょうか。千石イエスもそうだったようですし。

また、「種馬」と一口に書きましたが、この国では、子供を産めない女性は本当に人間扱いされません。シングルマザーでも試験管でも、とにかく子供を産みさえすればいい、というある意味歪んだ思想が蔓延しています。
だからって誰でもが結婚できるわけじゃなく、試験管は手続きが面倒。そんな時にはゴエル・ラツォン。何もいわず植えつけて、認知までしてくれる。どうやら、そういう人もいるようです。

あとまぁ、インド大好きなヒッピー系の女の成れの果てみたいな。
どうもこの男、インドヒッピー上がりみたいな感じで、服装やら身の回りのものやら、そういうもので統一しています。ドラッグやっててもおかしくないかもしれませんね。
 
ただ一点、ゴエル・ラツォン、本名なんでしょうか。
「ゴエル=解き放つ・救出する」「ラツォン=望み・欲求」
・・・なんか出来過ぎ。

ひらめき 追記(2010年1月15日)
あれから約1年、ゴエル・ラツォンもようやく逮捕されたようです。
朝から検索がすごい勢いで来ているのでビックリしました。
当ブログは、無断リンク・無断引用は絶対禁止にしております。
何卒ご理解ください。
  
posted by Heshbonit at 22:00| イ国のニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。