2009年01月06日

国民保険庁に行こう

朝9時過ぎ、村の老婦人の運転手&お供で国民保険庁(ビトゥアフ・レウミ)へ。

イスラエルの各種社会保険は全てここ一括になっております。
つまり、生活保護も出産給付金も母子家庭手当も障害手当も失業手当も恩給も年金もぜんぶコチラ。ついでにそれに付随する各種補助金もここ一本。
小国だから出来るのか何なのかわかりません。ま、でも一本化することで支払い逃れができないですから、いいのかもしれません。

イスラエルの現在の定年は、男性67歳、女性64歳。
年金の前倒し支給もあるし、先延ばし支給もあります。

さて。老婦人(っていうほどヨボってないですけど)の運転手を頼まれた。
国民保険庁は村から車で15分の街にあり、断る理由も特にないので軽い気持ちで引き受けた。一度も行ったこともなくこういう機会でもないと行く用事もない。
彼女が直接出向く内容は、役場に居る時に先輩部員や保険関係担当者の会話で聞いていたし、書類のコピーを手伝ってあげたから何となく分かってはいたけれど、こっちは運転手だから連れていけばいいんでしょ、ってな。

保険庁内部はホント、普通のシンプルな役場。気抜けするほど。
当然ながら誰の目から見ても私は、「タイ人か中国人の老人介護人」
入口でも、保安係の兄さんが私に向かって、「ムーヴ! ムーヴ!」と犬に向かって言うかのような命令口調(英語)で言った。カチンきて睨み返してみたが、別にこれがメインじゃないのでそれ以上はぐっと堪えました。
待合椅子に座っていると、どこかの人が彼女に、「あなたのメタペレット(介護人)は何とかかんとか・・・」と話しているのが聞こえ、彼女は従者でも従えたつもりになったのか、否定せずに得意顔でウンウンとうなずいている。
おいおい。いつから私がアンタの介護人になったのさ。

さて。彼女の番号が点滅。行くわよ。と勇んで立ち上がる私。
内務省に頻繁に行った経緯から、変に役所馴れしているというのか、それともただ単に日本人だからこういう列に並んだらチャッチャと動かないとっていう気分になるのか。
ところが彼女はノタノタ〜っと立ってカウンターへ。別に、頼まれたのは運転手までだから、私がカウンターまで付き添う必要はないんだけれど、せっかくだから今日は付き添ってやる。早く来い。

エッコラショとカウンターの椅子に座った彼女、「えーっと、これがね・・・」
彼女、年齢のせいでもないんだろうけど、話すのも遅いんだわ。それに、せっかく先輩部員と私が揃えてやった書類をいつの間にかグチャグチャにしている。
カウンターの女性は細身の厳しそうな人で、質問に対してマイペース過ぎる彼女に対してイラっとしかけているのがなんか分かる。
・・・って横に居る私が一番イライラしてる。こっちは仕事を抜け出してアンタのお供に来ているんだから、帰ったら仕事があるの。

あー、だめだ。ガマンならぬ。

私:「だから、これがですね・・・、その後に来た書類がこっち。その後にそちらに言われて明細を・・・、あれ? 明細はどこにやった? 昨日コピーしたでしょ? あ、これこれ。その時の明細の写しがこれです」
老:「あ〜あ〜、そうなのよ〜。Heshbonitが言うとおり。それがねぇ〜」
私:「黙ってて、私が説明するから。それでその後の日付で来た分と過去の給付分の差額と、それから、彼女の過去の療養中の給付金が・・・。ここの日付も申請したものとは違うんですけど・・・」
国保:「(・・・質疑応答。当然、応答は私)・・・分かりました。それではこの再申請用紙、あそこのカウンターで必要事項を記入して、持ってきて下さい」
老:「ど〜れどれ、どの書類・・・? メガネがねぇ〜」
私:「いいいい。私が書くから。コレに書いて出したら終わりだから、もう後ろの椅子で荷物持って座ってて」
国保:「あなた、書けるの?」
私:「話す以上に」

さっさと書類を取ってカウンターに行き、必要事項を記入。
こういった書類の様式なんて決まってるから、2分で書けます。待合椅子に座っているご老人にサインだけさせて、カウンターに戻りました。

国保:「え、なんなのこの達筆っ! では、これで手続きをし直します。振込先は変更なしよね。・・・えーとあなたは? 彼女の介護人、じゃないわよね?」

ニコっと笑って帰ってきました。

しかし老婦人、よい気分ではなさそうで、帰りの車でふてくされていました。
知ったこっちゃありません。私は役場の出納係で、タイや中国からの出稼ぎの老人介護してんじゃないんだから。

イスラエルのお役所、どこも楽しいです。
     
posted by Heshbonit at 20:00| 楽しい毎日 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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