2008年07月12日

ナザレに行こう

休日。

で、朝っぱらからX氏の運転手として、ナザレの病院へ。
ナザレの病院はキリスト教系だからなのか、アラブ系だからなのか、ともかく土曜日が休みじゃないそうだ。

X氏は胃カメラ。聞けば、医者にちょっと誇大に言ったら、話の成り行きで胃カメラを飲むことになってしまったらしい。先週、下見に来た後に断ろうとしたんだけれど、既に予約確定でキャンセル料がかかるとかで、「もういい飲んでやる」と。

先週行ったから道は分かっているし・・・なんて思っていたら、最後の最後に間違えて戻ったりもしましたが、土曜の朝なんて全体的に道は空いていて、8時30分、病院到着。思ったよりも広い・・・。(予約は9時)。



待合室に座っててもしょうがないし、「じゃ、私は施設内で時間つぶしてますから、終わったら電話してください」とX氏の貴重品だけ預かって、病院内をウロウロすることに。
1866年創立の病院っていうからもっと古めかしいのかと思ったけれど、中はすごくきれい。ナザレにあるキリスト教系病院だから、世界各国からの寄付金があるみたいですね。あちこち増改築中でした。

別棟の入り口にはこんなモザイクも。
病院内モザイク
ステンドグラスやモチーフもあるらしいですが、探せなかった。

病院から見た景色。
ゴチャゴチャしてるなー

病院の敷地内をうろうろすること1時間、X氏から「終わった」と電話。
診察室に入ってベッドに寝て麻酔を掛けられた所までは覚えているが、気がついたらリカバリールームの安楽椅子でグッスリ眠っていたそうだ。
「ホントに胃カメラ飲んだのかどうか何も分からない。喉にも胃にも感触が残っていないし。前に飲んだ時はしばらく気持ち悪かったけど、これはラクだ」
当然ながら何事もなかったそうです。よかったよかった。

「で、どうします? もう帰っちゃいます? まだ10時ですけど」
「ナザレを観光したいって顔に書いてありますよ。第一、なんで病院の運転手に来ただけなのに、カメラ持参なんですか? とはいえ、麻酔が完全に醒めきってない感じがするから、少し歩きましょうか」


病院から狭い裏道を抜けて旧市街へ歩くこと10分。
ナザレ裏道〜

「Heshさん、どうしてこんな道を知っているんですか?」
「バッチリ地図で予習したからですよ」

旧市街で一番目立つ受胎告知教会(Church of the Annunciation)が見えてきました。
受胎告知教会

入口のバジリカ。このバジリカが特徴的なため、「Basilica of the Annunciation」とも呼ばれます。
バジリカ

マリアが天使ガブリエルに「あなたは身ごもってますよ」と告げられた場所とされています。基礎は4世紀に建てられたのですが、その後、破壊され、十字軍時代に再び建築され、増改築が繰り返された後、現在の教会は、イタリア人建築士の指揮の下で1969年に最終的に全面建築されました。

さて、この教会で面白いのは、世界各国の信者の寄進の聖母子像のモザイクがそこかしこに飾ってあるところです。
教会エントランス

たとえば・・・。
場所を取るのでサムネイルにしました。クリックすると大きくなります。

中国からの寄進 韓国からの寄進 ベトナムからの寄進

とまぁ、こんな感じ。
でもだからって、アメリカがテンガロンハットにウェスタンブーツだったり、イギリスがタータンチェックだったり、ロシアがマトリョーシカ風だったりするわけじゃないのに、なぜかアジア諸国だけが御国丸出しなのが面白いです。

じゃ、日本のはどこですか?
ええ、アジアですからね。期待してください。でもなんといっても日本のですから、屋外に放置いたしません。教会内部の二階大礼拝堂にちゃんとあるんです。

ということで、2階に上りました。
えー、日本が寄進したモザイクを写真に収めようとしたのですが、なんたってすっごい大きいんですよ。
ちょうど朝のミサの真っ最中だったから、観光客が動き回って写真のためのベストポイントを設定するのもはばかられたので、モザイク全景はコチラで見てください。
細川ガラシャ夫人をモデルにして作ったそうだ。

さて、日本のモザイクを屋外に飾らない理由は大きすぎるからじゃない。

だって、ガラシャ夫人が着ているのは、「本物の真珠」なんですもの。
(こちらは近くまで行って撮りました)

ガラシャ夫人の袖の部分、本物の真珠を使っています

袖の花模様は琥珀、手や顔や下に咲いている花には螺鈿、着物や背景の金色はふんだんに金箔を使い、青はラピスラズリ(瑠璃)で、おそらく赤系統は珊瑚かと。
これじゃ屋外放置できません。たぶん原材料では一番高いんじゃないかと・・・。


教会を出て、門前市場を歩きました。
観光向けというより、地元に住んでいる一般向けの市場です。
ナザレ市場

イスラム女性が頭に巻くスカーフとか。
スカーフ屋

八百屋とか。
八百屋

思わぬところでナザレ観光が出来ました。
イスラエルに来た年に、一緒にいた外国人の友達数名と来たことはあったんですが、それ以降来てなかっただけに楽しかったです。
車で来るにも、通常なら駐車場がないんですけど、病院の有料駐車場に停めっぱなし。これは穴場です(・・・いいのか?)。

感想としては、イスラエルのアラブ人街の中で一番ちゃんとしています。クリスチャン人口が高いせいもあるとは思いますが、とにかく整然としているし、臭くないし(ポイント)、すごく歩きやすい街です。
裏道を歩いていてもかなり大きな家もあるし、街の中にいきなり超高級ブランド店もあったりしてビックリさせてくれました。

X氏曰く、病院もすごく感じがよかったそうです。
特に女性スタッフがみな若くてきれいで、他のイスラエルの病院とはぜんぜん違う、と。着眼点はそこかよ?ってな。あ、でも確かに私もそう思ったんですけどね。
           
posted by Heshbonit at 17:00| 楽しい毎日 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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