2007年02月18日

ダラダラな週明け

[今日の天気:雨晴れ]

出勤。

何事もない中ダルミ月中の週明け。
観光部門はかなりの集客だったらしい。
ヘルモン山は正午時点で6000人以上が訪れたとか。
うちの村の近くの避寒鳥飛来地の集客も2000人近かったそうで。

鶴居村から鶴が来る〜(・・・って知らないだろうな)

あ、集客は人間です。↑を見に来るんです。お間違いなく。

ペリカンも来てます。写真は新聞サイトから引用


しかし暖かいですね。
春。花粉症の季節。
抗アレルギーの薬を飲み始めたけど、これが効くまであと数日はかかる。

書くことがないし、訪問者もいないので(今日4人だった・・・)、この辺で。
posted by Heshbonit at 19:00| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月17日

忠実如犬

  
わん公と足軽ごん太
      
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2007年02月16日

若い老人

[今日の天気:雨]

金曜日、半日出勤。
人が少なすぎてヤル気になりません。
いつもの異常な喧騒があるほうが仕事する気になりますね。シーンとしすぎなのは困ります。つい遊びたくなります。


さて。
私のポストに間違えて入ってた「若い老人の無料奉仕募集」というチラシ。

◎イ軍ベースの清掃・各種メンテナンス
◎老人や体の不自由な人の慰問・補助
◎小中高校の補講の補助
◎山の上の病院の掃除などの補助作業
◎ディサービスセンターの慰問・補助

なんか、楽しそうだぞ。・・・って私は若い老人じゃないけど。


イスラエルの定年は、男性67歳、女性64歳。
年金は、基準を満たしていれば、社会保険庁からほぼ一定額がもらえます。家族構成によって額が違い、収入がある老人は支給額が下がりますが、基本的には積立年数・積立額は関係ありません。

もちろん定年を迎えても体が元気な人にとっては、お金がもらえるからと言って、すぐに家に引きこもるっていうのはとっても難しいことですからね。
うちの村みたいな過疎化した高齢村も、同じような問題を抱えています・・・。


昨日、サラレの家にリフレクソロジーを受けに行った時のこと。

S:「隣りの村の老人ホームにいる叔母(101歳)を週3日訪ねに行っているんだけれど、叔母はもう話もできないし、だからってすぐに帰るわけにはいかないでしょ。そしたら同じホームに体が動かないけれど頭はしっかりしている女性がいて、彼女と仲良くなったの。今は彼女のリフレを毎回タダでしながら、いろいろと話をしているのよ」

先月、実家の母が送ってくれたある雑誌に、「傾聴無料奉仕」という話が載っていました。ディサービスや老人ホームなどを訪ねて、ただ話を聞くだけでも、老人にとっては何よりも嬉しいことなのだ、と。
金ばかり考えるように出来ている私には、サラレ達のようなことはできません。


皆様に心配をおかけした大腿部骨折の私の父は、現在自宅療養中。
定年後もあちこちでバイトをしていただけに、今日実家に電話をしたら、「なんとかして、元のバイトに戻りたい」と一生懸命リハビリ中らしい。近所の公園をぐるぐる回っているそうだ。
ケガするまで働かせていただいていたバイト先も、「早くよくなって戻ってきてくださいね」と言って下さっているとか。ありがたいことです。


老人になったら、イ軍ベースの掃除に行く余裕くらいはあるかな。
ブログ健在で、「無料奉仕日誌」とか書けたら楽しいだろうに。

え?

なんだそれは?


備忘記録:今日から花粉症の薬を飲み始める。昨年よりも1週間早い。
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2007年02月15日

電話鳴るなり

[今日の天気:雷/雨]

経理部の欠勤者がとっても多い日。
村の小間使いに小切手など銀行に持って行ってもらう書類を渡さなければならないため、いつもよりも30分早く出勤。
おかげで朝から電話がすべてこちらに掛かってきます。

10時には私1人になってしまいました・・・。
ホントはそうじゃないんですが、経理部はフレックス制みたいなもんですから、自分の仕事さえ終えればそれでいいんですが。
私は地方庁支払いの〆が今日いっぱいで、人様どころじゃありません。
ただでさえ買掛先からの支払確認電話がジャンジャン鳴り続けているんですから、別の経理部員にかかってきた電話の転送なんてやってる場合じゃないんですが。

ファックスを送りながら、ヤケクソになって鼻歌。


♪スイスイスーダララッタスラスラスイスイスーイ
  スーラスーダララッタスーダララッタスーイスイ



「楽しそうだな。何の歌だ?」

後ろに事業部長。

何の歌って言われても・・・。


楽しそうでしょうか。
これでもいっぱいいっぱいなんですが。

来週は休暇を取ってやる。


発見と同じくらい楽しい・・・

バーチャル犬に舐められてる・・・。
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2007年02月14日

2月14日といえば

[今日の天気:曇り]

出勤。

仕事ではいろいろありましたが、まぁなんとかやってます。


今日はバレンタインデーなんですね。イスラエルは基本的には無関係ですが(個人的にそういうものをマネする人も増えつつあるらしいけれど)。

うちの犬も誰かに貰ったらしいです。

14020701.bmp

チョコだろーっ!


当然ながら人生において、義理以外に人様にチョコを差し上げたことはありません。そういうイベント物に興味が全くないので。
義理チョコは添乗員の時にドライバーに渡したとか、そんなですね。

769・・・?

って、何を根拠にその数字・・・。


なんか疲れたなー、今日は。
来週、休暇でも取るか・・・。


***

たった今、新聞サイトで見つけたニュース。

「スーパーのレジは、絶対に椅子に座らなければならない法案、国会を通過」

イスラエルのかなりのスーパーで、レジのオバサンは椅子に座っていますが、全てがそうではないようです。そこで椅子に座らせることを法律で定める、と。
ただでさえ異常にノロマなキャッシャーを、さらに椅子に固定させたらもっともっと遅くなるというのに・・・。
理由? 腰や膝が痛くなるから体によくない、と。
それは太りすぎが原因でしょ。

国会って、結構、ヒマですね・・・。
審議を進めるべき法案、もっとたくさんあるような気がしますけれど・・・。
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2007年02月13日

牛を棚から卸す

[今日の天気:雨]

久々に経理日誌です。

出勤。
今日は会計士が来る日。


先月から作成していた、農業棚卸のエクセル表。
いつのまにか勝手に私が農業棚卸の担当となり、一昨日、先輩部員が「このファイルに前年の棚卸データがあって、こっちに監査法人が送ってきた参考期末価格一覧があるから。分からなかったら、会計士が来た時に聞いて」

そりゃ、エクセルでフォームをリメイクするだけじゃ、経理じゃないですよね。アハハハハ・・・。(ま、あのエクセルフォームも経理の理論が分かってないと弄れませんが)。

昨日から格闘しておりまして、何となく形にはしてみたものの、なにやらおかしい。
前年だけじゃアテにならないから、資料庫に行って、前々年・前々々年の資料を見てみると、どうも前年分で間違いが生じたらしい。
・・・っていうのを突き止めたのが、今日の午前中。

昼食後、再び計算書に仮書きして、ある程度分からない所をまとめてから会計士に聞きに行く。

「なにやら前年分にミスがあるようですが・・・」
「どれどれ・・・。あー、ここね。この期末価格は牛舎で育てている場合の価格だから、放牧牛は30%減らさないといけないのよ(・・・知りません、そんなこと)。それに、ここの点数計算も間違っている。それから・・・(中略)。・・・というわけだから、前年度修正を入れてちょうだい」

自分の机に戻るものの、やればやるほど混乱してきた。
私はバカなのか??と哀しい気持ちになってきます。
ときどき、そういう気持ちになりません? なんか周りの言っている事が理解できなくて、プチパニックになったりして。私だけでしょうか・・・。

それでもようやく形にして、システムに仮入力をしてみようかと思うと、再びここでミスを発見。前年の期末修正に、一体どこから持ってきたんですか?っていう数字が入力されています。
さらに購入した牛の購入価格を加えなければならないと監査法人からのマニュアルに書いてあるのも発見。そして前年はそれを怠っている。ってことはこれも前年修正を入れないといけない。また点数が変わる。全部計算やり直し・・・。

1人で考えていると頭がおかしくなってくるため、先輩部員に相談。

先:「ね、どうしてここで点数を増やすの?」
私:「そういうふうになっているんです」
先:「前年残よりも相当な棚卸減になるんだけれど」
私:「んー、でもそうしないと合わないんです」
先:「・・・理解してる?」
私:「頭の中では、たぶん」
先:「会計士、呼ぼう」


さらに格闘1時間。ようやく形になりました。


くちぐせ:3kg、痩せた?
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2007年02月12日

ハシュタロット・シナイム

[今日の天気:晴れ]

出勤。
昨日から引き続いて大量の請求書を処理し、12時前にようやくひと段落ついたと思ったら、歯科の看護婦から電話。

「ボスが来てくれって」

ちょうど昼休みに帰る時間だし、なんだろうと思いつつ歯科に寄ると、ボスが歯を抜いて、代用の差し歯を作らなくてはならないから、近くの村の歯科技工所まで持って行ってほしい、と。
そしてついでに、「今日は話せないから、携帯も持っておけ」

歯科技工所に持って行き(看護婦が用件を電話で言っておいてくれたから、私は渡すだけ)、村に帰ってきてから、「たかが1本抜いたくらいで・・・」とボスに言ったら、ボスが目の前に手を広げた

6? え? 6本も抜いたの? なんで?

すると、そこらにあったメモに文字を書いた。

ハシュタロット・シナイム

ハシュタロット→ハシュタラ→移植・・・。

あー、大流行のインプラントのことですね。


2年前の統計では、イスラエルは、国民当たりで世界トップのインプラント率だそうです。(なんか文章がおかしいですね)。技術的にどうか?というのは知りません。

ボスの場合は、2本をインプラントにして、それを足がかりに4本を部分入れ歯のようにするらしい。
1本2500シェケル(≒7万円)。
もちろん保険は効きませんが、日本に比べたら安いですね。


いつまでボスの携帯を持ってなくちゃいけないんだろ。
これ、やたらと鳴るんだよなぁ・・・。無視できないし・・・。


ボケ犬

いつも遊んでるだろうが、ボケ犬っ!
posted by Heshbonit at 19:00| イ国の言葉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月11日

そして誰も来なかった

[今日の天気:晴れ]

出勤。
大量の請求書が届いていて、なんかすごい勢いで仕事をする。

午後イチ、番頭から電話。てっきり「ご到着です」という電話かと思ったら、番頭さんの声がとっても不機嫌。

「日本人、来ないって」

数日前、宿泊は別の所にすることに変更になったけれど、そちらには昼食に寄る・・・、という話だったのが、食事1時間前にキャンセルの電話が掛かってきた、と。


募集ツアーではなく、御一行さんだったんでしょうね。
ま、こんな時期に募集が集まるわけがないから、視察とかそんなじゃないかな。
それで、北部をグルグル回っている途中で、「ガイドさん、お昼まだ? お腹が空いたから、ここいら辺で食べて行こうよ」「そうだよ。そこの店、美味しそうだしさ・・・」なんていうことになって、ガイドが、「そうですね〜。私もあんな村に行ったことがないし、特徴のない所でありきたりな食事をしてもつまらないから、そうしましょう♪」ってことで、とっても気軽な気持ちでキャンセルしたんでしょう。
ついでに、そのほうが、ガイドの懐にもいいしね。


そんな客に対しても、次のお客を回してもらうことを考えると、旅行会社からキャンセル料を取れない、とっても貧しい村ですが・・・。


案内をしてくれと言われていた私にしたらとってもラッキーです。
そりゃ昨日のうちに、少しは話すことを考えたりもしていたから、ちょっと肩透かしな気もしますけれど、だからって念入りに練習したわけじゃないから、「あっそ。よかった」ってな気持ち。


でも、食事を用意して待っていたスタッフのことを考えると、いくら田舎の村だからといって、1時間前キャンセルはないだろうに!と、バカにされたことへの不愉快さが残りました。


でも本音はやっぱホッとしたけど。
1時間前にドタキャンする御一行さん、会いたくないですから。


021107.bmp

どうしても・・・、どうする気だ?
posted by Heshbonit at 18:00| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月10日

派遣時代に思いを馳せる

[今日の天気:小雨/曇り]

休日。10時過ぎまで寝てしまいました。12時間睡眠。
別に睡眠不足でもないのに。

午後からドライブに行くつもりが、小雨がぱらついたりしていて外にも出られず、大掃除をする気も起きず、ただダラダラと家でPCにかぶりついています。

最近、ホチキス関係の検索が本当にすごかったので何事かと思って検索していたら、そういうドラマがあったんですね。
で、いつものようにYoutubeで見たら、あったあった。こういうことか。


しかし、嫌われる派遣・・・。いい描き方をしてますねぇ。

私、ホントにこんな態度、取ってたことがありました。

もちろん、そういう会社だったから、ですけど。
初日から、「あなたは外部者です」という態度を経理部長以外の全員に取られ、何をするにも、「黙って仕事をしていればいいんだ」というのがミエミエ。
それなのに、給湯室の当番には、ちゃんと組まれている(爆)。
はじめの2週間は、それでも皆さんに馴染もうと頑張りましたが、そういう気質の会社だというのが分かってバカバカしくなり、だったらこちらもそのつもりで働きましょう、と気持ちを切り替えました。

私はお仕事マシーン、この会社で働くロボットです。


敢えて名前ではなく、「派遣さん」と言う人に対して、さすがに「正社員さん」とは言い返しませんでしたが、内心では呼んでいましたね。
私用電話ばかりしている女性社員サマが、自分のエクセル入力の仕事を押し付けてきたのも、「部長を通してください」と言って突っぱねましたし。(部長はとてもいい人だった・・・)

残業は必要に応じてしたけれど、飲み会などには絶対に何が何でも行かなかった。そういう付き合いがイヤで派遣になっているんですから。
実は派遣が始まって3ヶ月後、派遣会社との契約で揉め事があったため、その会社の契約社員になりましたが、仕事契約上だけの関係ってことで、同じ態度を貫き通しました。


派遣の人数が少なかったから派遣派閥みたいなのはなかったけれど、女性社員の腰ぎんちゃくになる派遣がいて、私は女性社員サマ&腰ぎんちゃくの目の敵になっていました。相手にしなかったけどさ。
そういった女性社員サマはリストラで一掃されていなくなりました。そして残った私は、その後にさらに残った正社員サマに嫌われることになってかなり大変でしたが。


「あのドラマの台詞、大げさだろう」「あんな会社はないだろう」と思う人もいるでしょうけれど、皆さん、冗談じゃないですよ。

私は現実に、直属の上司にハッキリと正面から言われました。

「会社は経費削減のために派遣を使うんだ。俺は、女の契約社員とか派遣社員とは働きたくないけれど、会社に男の正社員を雇う力がないから仕方ない。会社が俺にアンタと働くように押し付けただけだ」
 
そして、

『リース契約のコピー機と同じだ』


爆弾爆弾爆弾爆弾爆弾

さすがにコレを言われた時には、人事部に言いました・・・。
私は人間なんです、これでも。
お仕事マシーンであることは自覚しているし、
女の契約社員が安いのは、言われなくても知っている。
正社員が内心でどう思っていようが勝手です。
でも、本人に対して言っていいことと悪いことがある。
そしたら上司は、「そうやって揚げ足を取るな」と、
人事部長の前で完全に開き直りました。
その瞬間、「辞めよう」という決意が固まりました。
でも2年間働いたの、私。よくガマンした。
とりあえず、給料と仕事内容はよかったから。



あと、派遣だと外見差別とか年齢差別がアカラサマです。
なにも出来ないけれど可愛くて若い派遣が、仕事がこなせるブサイク派遣よりも丁重に扱われたりとか。27歳以上の派遣に対する態度が異常に冷たいとか。
ま、これは仕方ないといえば仕方ないですけれどね。


もちろん、いい会社もありますよ。
その前に勤めていたコメ系車会社は、女性社員の大半が派遣で、上から下まで正社員は皆、「派遣を大事に」というのが徹底していたから、何かを決めるにも「まず派遣の意見を聞く」とか。もちろん初日から、「派遣さん」なんて呼ぶ人も皆無。
別に派遣を持ち上げてくれというのではないけれど、そういう雰囲気だとこちらも一生懸命働こうという気持ちになるわけですよ。ちなみに、その会社の人達とは、契約が終わった後も、私がイ国に来るまで付き合いがありました。
その前に短期の事務派遣をしていた消費者金融も、とてもいい職場だったし。


でもね、初日からずーっと「派遣さん」と言われ、1ヶ月経っても名前で呼んでもらえなかったら、仲良くしたい気持ちが失せますよ。
なんとか仲良くしてほしい派遣は、正社員の腰ぎんちゃくになるわけですが、私はそういう性格じゃないですから、「なんですか、正社員さん?」って言い返したい気持ちなわけ。さすがに言えなかったけど。
これが添乗員の時は、「添乗員さん⇔お客様」と言うわけだから、日数が短い場合は名前を覚えてもらわなくても全く構わないけれど、そういうのとは違うわけですからね。

これだから、日本の会社は・・・って思った方。
これでも外資だったんですよ(苦笑)。


ときどき、日本に帰ろうかな、なんて逃げ出し根性を抱くこともありますが、こういうドラマを見ると、「やっぱり私にはムリだ」というのをヒシヒシと感じる次第です。

ま、もう年齢制限にも引っかかるから、今更ムリなのも分かってます。
山奥で隠遁生活、継続します。
posted by Heshbonit at 15:00| ノスタルジア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月09日

有名なイスラエル人

今日は趣向を変えて、世界ですっごいヒットを飛ばしたイスラエル人歌手のお話。

マイク・ブラント(Mike Brant)。

本名は、『モシェ・セラア』なんですが、こんなユダヤ人丸出しの名前では、どう頑張っても世界では売れません。
じゃ、マイク・ブラントはどこから来たか?というと、彼の両親が内務省に登録したフルネームが、『モシェ・ミカエル・セラア』で、お母さんの旧姓が、『ブラン(Brand)』だったから。つまり、ミドルネームと母方旧姓を芸名にいたしました。
父方姓のセラア(Sela'a)は、ヘブ語で岩の意味。たぶん、元の姓は『ピーターブルグ』とか『なんとかスタイン』で、イスラエルに移民してから名字をヘブ語に訳したのでしょう。
ミドルネームのミカエルは、ユダヤ人虐殺で殺された彼の祖父の名前だろう、ということが容易に想像できます。ミカエルはキリスト教徒に多い名前ですが、『ミ→誰、カ→のような、エル→神。=天使』というようにヘブ語がオリジナル。
それでモシェっていう名前からすると彼は、
・・・あ、名前の話じゃなくて、今日は歌手の話。

マイクの両親は、ユダヤ人収容施設の生き残り。ヨーロッパで移民船に乗ったものの、建国前のイスラエルの地は英国統治下で入国人数が制限されていたため、マイクの両親はやむなくキプロスのテント村に収容されました。
マイクは、そのキプロスで1947年2月に生まれました。

さて、イスラエル建国後、ようやくイスラエルに上陸。
ハイファで少年時代を過ごし、歌が得意だということで、10代の時に弟らと一緒にバンドを作って、ホテルやレストランで流しをして小銭を稼いでいたところ、だんだん人気が出て、テルアビブの高級ホテルで歌うほどにまでなりました。この時に、『マイク・ブラン』という芸名に変えたそうだ。

1968年、歌謡関係者の目に留まる。当時の文化関係者は、イスラエル人歌手の輸出に力を入れておりました。ちょうど1967年の6日間戦争の後になります。
黄金のエルサレム」という歌が世界に広まったりもしました。
イスラエル人で1番有名かと思われるオフラ・ハザversionでお送りします。


マイクもイスラエルの外に輸出されます。1969年、テヘラン(注)のホテルで歌っている時、フランス人歌手と接触。翌年マイクは単独でパリへ。

そしてその年、彼が初めてフランスで出した歌が、こちら
全世界ミリオンセラー。
コンサートでは失神者が続出してそれはそれはスゴイコトだったらしい。
なんと、彼はフランス語ができないため、楽譜にはヘブライ語のルビをふって歌詞を覚えたそうだ。そうそう。フランスでデビューするに当たって、『ブラン』に改名します。
ところで、フランス語だと最後の「ト」は発音するのでしょうか。

その後、何曲もヒットを飛ばし、世界各地で公演をするものの・・・、

1974年11月、ジュネーブのホテルで自殺未遂。
1975年4月、パリの自宅フラットから飛び降りる。

享年28歳。


外国人として祖国を離れて、トップ歌手である続けることの厳しさが自殺の原因であったと言えばそこまでですが…、

彼の場合は、両親がユダヤ人強制収容所の生き残りであるが故に、その精神的抑圧を遺伝していたのでしょう。
実はマイク・ブラント、5歳まで一言も話せなかったそうです。

今年2月は、マイク・ブラントの生誕60年。
今でも、ハイファにある彼の墓を訪れるファンが絶えません。


注:「テヘランって、イランの? なんでイスラエル人がテヘランに?」って思った方がいるでしょう。
今はあまり知られていませんが、イラン革命前、つまり王政時代のイランとイスラエルは非常に関係が良好で、エルアル航空もイランに入っていました。
ついでに、イランはアメリカともそれはそれは仲がよかったのです。

    
posted by Heshbonit at 16:00| イ国情緒 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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