2006年08月05日

テレビもネットもなく

昨日(8月4日金曜日)の夜7時半過ぎ、街のケーブルTVステーションが、ロケット砲攻撃を受けました。
さらにその後、電話回線の一部にもロケット砲が直撃。一般電話回線は復活しましたが、ネット回線も不通に。

よって、テレビもなければネットもない、という最悪の事態。

特別厳戒地域に住む者にとっては、あまりにも残酷です。

想像できます?
イスラエルに何人も来ているはずの日本のジャーナリストは、こちらの状況を敢えて何にも伝えないけれど、1日平均150〜200発のロケット砲が国境の向こうから無差別にバンバン飛んでくるんですよ。たくさんの人が死傷して、たくさんの家が壊されて、たくさんの山が焼かれているんです。

国境から10km。誰も入ってないけど、本当はコンクリが頑丈なシェルター室にずっと篭っていなくちゃいけない地域。
で、国境の向こうからボンボンバンバン聞こえるんです。振動付き。

それなのに、テレビもなければネットもないだぁ?
一体、世の中はどうなっているんですかっ!!! 

ラジオはありますが、テレビというヴィジュアルで馴れきっている私には、どうしても分かりにくいし、常時ニュースをやっているわけではないですから、こういうマジな非常時には役に立ちません。
それに輪をかけてネットも見られないのでは、情報ソースがないわけですから、とにかく言葉では説明できないイライラ状態でした。
私の携帯電話は、日本で言うならば「10年前の携帯」みたいなのを使っていますから、ネットを楽しむ機能はついておりません(もちろん、イスラエルにもその手のは出ていますが、私は安いシンプルなモノを使っているだけです)。

そりゃ、地下シェルターに入れと言っても入らないような、のほほん生活ですけれど、それでも毎日、相当なストレス下で暮らしているわけです。
ここ2週間以上、夜中に何度も起きるし、そのせいか偏頭痛が続いているし、体調が万全ではありません。食欲はすごくあるけどさ(笑)。
考えてもどうしようもないことばかり考えてしまうし。
ってか、この情勢下で楽観主義でいられたら、ある意味、怖い。
ブログで皆さんと繋がっているから、なんとか自己を保っている状態です。

それなのに、なんで避難しないかって?
だって、「国境ギリギリの超ウルトラ特別厳戒地域」ならばともかく、いつ落ちてくるか分からないロケット砲のために、日常生活を捨てるなんて、バカバカしいでしょ。そんなお金もないし。
うちの村でも、避難しているのは、子持ちの専業主婦くらいです。仕事がある人は、子供を預けて働いています。

人間、死ぬ時は死ぬんです。
国境の向こうからのロケット砲でも。とうふの角でも。


と、延々と書きましたが(ワードに書き溜めていました)、ようやく今、(土曜夜8時)に復活しました。

あー、よかった。
  
posted by Heshbonit at 20:30| レバノン戦争2006 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月04日

まったくもう

出勤。

もう8月で夏休みは今月で終わりだというのに、北部一帯、死んだような有様で困ります。
そういえば、6月の終わり頃、
「Heshbonit、日本人のグループの予約が取れそうなんだ。もし来たら、『村のご案内』を頼むよ」
なんて言われていたんですけれど、当然ながら流れました。

『村のご案内』というのは、外国人グループが泊まった時の慣わしのようなもので、英語ならば観光部門のスタッフが対応するけれど、ドイツ圏からのグループが来たらドイツ語が出来る人、スペイン語圏の人が来たらスペイン語が出来る人が、それぞれ村の成り立ちや北部の生活などを案内するというもの。

「こんな辺鄙な民宿に日本人グループ? 絶対に有り得ない。日本のグループはちゃんと☆がついたホテルにしか泊まらないんだから」
と半信半疑ではあったけれど、でもどんな人達がこんな辺鄙な民宿に泊まるのかちょっとは興味があったんですよね。

ホントに、世の中どうなっちゃったんだか・・・。


午前中、もう1つの職場のボスから電話。
「業者Pが負傷したって」
先日、レバNンの%&*★◎△$@から「今月の請求書が・・・」なんて電話をしてきた彼です。
ボスが彼の弟に仕事の件で電話したら、「病院だ。Pが負傷したから」と。
もっとも、相手の弾ではなく、陣営で何かの作業をしている時に負傷したそうですが、それでも要手術らしい。
「お見舞いは?」と聞いたら、病院は今大混乱だから、直接関係者以外がいかない方がいいだろうと言われましたけれど。


昨日の夜中から午前にかけて比較的静かだったのに、昼前後から急にアチラさんのロケット砲の猛攻撃が始まりまして・・・。
どうしようか考えた末、毎週恒例、実家に電話しました。
だって、万が一、電話中に非常サイレンが鳴って「地下シェルターにRUN!」な状況になったら、どうやって誤魔化せばいいのでしょうか?
母:「これ、なんの音?」
私:「目覚まし時計」
母:「違うでしょ、何かのサイレンでしょ?」
私:「あぁ、今、銀行強盗が入ったの」
だめだ、バレバレじゃん・・・。
大丈夫です。幸い、鳴りませんでした。

でも今日の午後、ここからかなり近い村に落ちたらしいけど。
それから、アRブ村2ヶ所にも落ちて、3人死亡。
本日のロケット数、19時現在で190発。
実はそのうちの3発は、イ国を通り越してシ国ギリギリまで到達。


あー、ダメだ。暗い。このブログは暗いっ!
暗すぎるっ! こういう路線じゃないのだっ!


こういう時は、写真ですね。
えー、こんなのを見つけました。

イ軍兵士の24時間分の食事です。
もちろん、平常時にベースにいる時はちゃんとした食事が食べられますが、非常時には、こういうものが支給されるそうだ。

イェディオット・アハロノット電子版より引用

肉やツナの缶詰、コーン、フムス(豆ペースト)、ピクルス、ツナペースト、ジャムやケチャップ、スナック菓子、フルーツ缶etc。
パンは別途支給されるそうです。
総熱量、2100キロカロリー。・・・足らないだろうな。なんたって平均3545キロカロリー食べちゃう国民なんだから。

相変わらずうちの村では、『この暑いのに頑張る兵士にケーキやお菓子を届けようキャンペーン』を実行しています。
posted by Heshbonit at 19:00| レバノン戦争2006 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月03日

また着弾

出勤。

えー、途中経過でも書きましたが、かなり緊迫化でした。
ってか、サイレンが鳴ったから緊迫感を感じたわけですが、何を思っていきなりサイレンが鳴ったのでしょうか。
夕方、再び農場に2発が着弾した時は、鳴るかと思ったら鳴らなかったんですよ。別に昼のロケット砲が特殊なものだったわけじゃないし、ヤル気があるのかないのかさっぱりわかりませぬ。

夕方の着弾は不発だったようです。
仕事から少し早めに帰ってきて、PCで遊んでいたら窓の外におかしな音がしたのでテラスに出てみたら・・・、だったんですけれどね。
農地だから十分に掘り起こされて耕されているし、散水されているし、つまり、とっても土が軟らかいため、ロケット砲が落ちても、「ズブズブズブズブ・・・」と土にめり込んでおしまいなんです。
先日、2発立て続けに来た時の後発が同じように不発だったそうです。もちろん、不発弾をそのままにしておいては危険ですから、専門の処理班が来て、適切に処理します。
ね、ほら、だから田舎に撃っても仕方ないっていったじゃん。


昨夜、TVのチャンネルサーフィンしていて、たまたまフランスチャンネルに変えた時、先日電話してきた業者Pの弟が出てきてビックリ!
ニュースのリポーターが、街でロケット砲が落ちた所を取材したそうで、で、マイクを向けられたらしい。
しかし、以前Pが、「俺達の家は皆フランス語が出来る」とか豪語していたように記憶していたけれど、しっかりヘブ語で答えて吹き替えになっていた。
ちなみにロケットが家の目の前に落ちたそうだ。


北部各地、特に厳戒地域では、「住民を励まそう」という人達が、共同シェルターや各村などを回っています。軍属の歌手や楽器隊はもちろんのこと、フリーの手品師、コメディアン、歌手、体操のお兄さんなどなど。
で、今日はうちの村には、その昔人気があった女性歌手が来たらしい。興味がなかったから行かなかったけれど。
あと、「特別格安価格でヘアカットします」という出張美容師も来ます。それなりに人気です(私は行きませんが)。


北部住民のための特別パックまた、あるスーパーのチェーンでは、『北部住民のための特別パック』と称して、ミネラルウォーター・米1kg・スパゲティ・缶詰・スナック・お菓子・クラッカー・コーヒー・紅茶・砂糖・ロングライフ牛乳・ジュース・ジャム・チョコクリームetcの食料品が入った箱を特別価格(利益なし)で提供しています。
これだけ入って、送料込みで70シェケル(1750円)。かなりお買い得です。ま、私は買いませんが・・・。



とにかく、皆、がんばろうね。
posted by Heshbonit at 20:00| レバノン戦争2006 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

現状報告

昼前後に何度かサイレンが鳴りまして、強制的に地下シェルターに退避するように警告が出ました。

1回目のは、「きっと予行練習でしょ?」と誰も本気にせず、経理部内でも、「ここから1番近いシェルターってどこだっけ?」なんてのんびりしたものでした。

で、近くの村に落ちたそうで、その後、
「予行練習なんてものはない! これは本気だ! 鳴ったらすぐに入れ!」
というSMSが入りました。

で、次に鳴ったら面倒だからと仕事を切り上げて、PCの電源を落とした時に2回目が鳴り、近くのシェルターに退避。
20分後に出てもよいと言われたので、家に帰りまして。

で、3回目は、昼ごはんを終えて夕飯のお米を研いでいる時です。
美味しいお米を炊くには、一気に研ぐのが重要です。
今からこれを中断して鍵閉めてシェルターまで走る気力もなく、お米を研ぎつつ、「落ちたら落ちるのよ」と、西(国境側)に面した窓から眺めていました。
うちの村の近くの空き地に落ちたらしいですが。

家の中にいるのと、シェルターの中にわざわざ移動するのとを考えたら、どっちかというと、家の中にいた方が安全じゃないかと思うんですよね。
ここ、国境から10kmです。レーダーで監視している人が、発射地点から着地地点を見極めて、着地予定方向のエリアのサイレンが鳴るようになっているらしいんですが・・・。
恐らく、発見してから着弾するまで1分もかからないでしょ。
ってことは、「あら、じゃ、地下シェルターに行こうかしら・・・」なんて外に出た時にやられちゃうかもしれないわけ。

しかし、今日で23日め。
何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も、こっちに向かって飛んで来ているというのに、サイレンが鳴ったのはこれが初めてなんです。
昨日、北西部の村で、外にいて室内に逃げ遅れた人に直撃したことを受けて、ちょっとは真剣にやろうってことになったのかもしれません。


じゃ、午後の仕事に行ってきます。
posted by Heshbonit at 13:00| レバノン戦争2006 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月02日

いつまで続くやら

連日連夜・・・。

でも出勤。
軽快なほど元気よくシステムが動いてくれます。指が「これ以上無理です」ってくらいな勢いで動くのが、我ながら気分がよいです。

ついでに頼まれていたデータベースもほぼ完成し、部分的な文字の修正などを終えて、お届けしました。
そこで、「ここまでやるなら、ワンクリックでグラフも出せるようにもしてほしい」と言われたものの、今さらレイアウトを変えたりボタン作ったりするのが面倒だし、第一、またインストールし直さなければならないのがイヤだったから、「作り方を知らない」と嘘ついて逃げました。
ともあれ、どうか壊さずに大切に使ってください。アクセスはデリケートなんです。おかしいと思ったらムチャせずに電話で呼んでいただければ駆けつけます。心からお願いします。壊してから、「また作れ」というのだけは止めてください。


今日はこれまた大変な事態です。
ロケット砲200発以上。しかもかなりの長距離のまで・・・。


さて、アチラさんは世界中から無条件でお金を貰えますが、コチラは壊された分は自国で賄わねばなりません。

あの、いくら貰えるんですか?

例えば、家を壊された場合は、政府派遣の専門家の鑑定の後、実地修理代が支給されます。また、壊されて住める状態でない場合は、政府が用意した仮住居での生活も出来ます(但し、そのための移動費用は自己負担)。

物を壊された場合はどうなるのですか?
車の場合は、一部損壊ならば修理工場での修理代は全額補償されます。もし乗れる状態ではないならば、その車の時価で評価されます。

では家の中のさまざまな物品の補償はどうなるのでしょうか?
例えば家具。独身世帯ならば、約42万円、夫婦では約72万円、18歳以下の子供がいれば、1人当たり約14万円が、補償限度額です。
衣服の場合、独身が約10万円、夫婦はその倍額。
電気機器の損壊に関しては、独身者が約82万円、夫婦が約100万円。
つまり、夫婦2人暮らしの家にロケット砲が落ち、家財・衣服・電気機器全てが使用不可能な状態になった場合、政府からの支給額が192万円、というわけ。

もちろん、これらは補償限度額ですから、必ずしも全額が支給されるわけではありません。また、現金有価証券貴金属は対象にはなりません。
被害に遭ってから2週間以内に被害届を出さねばなりません。その後の調査・承認を受けてから30日後に補償額が支給されます。

イスラエルってちゃんとしてますね。
ま、建国以来(ってかその前からずっと)、こんなことばっかりですから。


そうそう。
私の運転免許が今月半ばに切れます。
で、更新代はネットで払ったけれど、写真を撮っていません。
しかも、数日前のロケット砲で、運輸省指定の写真屋があるショッピングセンターが思いっきり被害を受けたため、事態が回復しても彼らがいつやるか・・・。

from Yedioth aharonoth

で、運輸省に電話して聞いたら、
「もし、別の市の指定写真屋に行けるなら行くように。無理ならば仕方がない。免許が切れても更新代支払用紙で対応できる」

そこで、2年前に免許を撮ったんだから、その時の写真じゃダメ?と聞いたんですが(運輸省のコンピューターに残っている)、10年免許への切り替えならば、撮り直さないとダメだそうだ。

あまり映りがよくない写真なんですが、今回は10年免許になるから、たとえ2年でも若い方がいいかなと思いまして。
ま、別に誰が見るわけじゃないけどさ、せいぜい交通警察が見るくらいなんだけど。そこは、気持ちの問題として。


今日の午後、ナショナル・Gオグラフィック・チャンネルで、関空特集をやっていた。
関空、行ってみたい。でもまず行くことはないだろうな。関西に行かなければならない用があるけれど、それでも成田発着で国内移動すれば十分なのだし、関西に行ってわざわざ関空探検するヒマもないしさ・・・。

ところで、私の一時帰国、どうなるんだろう・・・。
posted by Heshbonit at 19:00| レバノン戦争2006 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月01日

もう8月になりました

昨夜の音と振動は・・・、久々に寝不足。

出勤。

朝からシステム故障。繋がるには繋がるけれど頻繁に落ちる。
1つ入力しては送信、1つやっては実行。さらに、請求書を発行しようとしたら、プリンターへの接続が悪く、印刷できない・・・。
月初だっていうのに、すごいイライラする。

システム管理会社は出勤せずに社員は携帯で出張するという形式を取っているそうで、しかも1番仕事が出来る社員が避難中だと言われ・・・。
頭にきたので開き直って、職場でネット三昧。
職場のPCは日本語閲覧だけ可能(日本語インストールはしてません)。
ところがこちらも頻繁に落ちる…。
どうやら何かの具合が悪いようです。

こんな状態で午後に仕事に言っても仕方ないため、休業。


今日は買物日です。
2回ほど行った山の中腹の静かなスーパーではなく、ここから50kmほど離れたC市のショッピングセンターまで。
今回は、このC市がロケット砲攻撃の対象となり、かなりの被害を受けています。え? ああ、もう大丈夫(でしょう)。

しかし、5台に1台は軍関係の車。
詳しく書かないけどさ、軍事ファン垂涎の光景です。
あ、でも今のイスラエル北部は、『渡航の延期を強くお勧めします』の時期ですけどね。

スーパーは、品揃えも豊富だったし、何の影響も受けずに営業しています。
でもちょっと野菜の値段が高くなっている。きゅうりとトマトも、通常の倍くらい。なんでだろ。夏野菜の栽培の殆どが南部だっていうのに・・・。


家に帰って、新聞を読みながらのんびりしていたら、某業者Pから電話。

:「俺ずーっと、予備役に来ていて、今月の請求書作れないんだけど」
:「皆そんなだからしょうがないよ。ところで今、どこから?」
:「ここか? ここは、%&*★◎△$@。え、それはどこかって? あぁ、ほら、レバNン。今、休憩中なんだ」


休憩時間は請求書のことなぞ考えず、ゆっくり休んでいてください。


あ、化粧水、買い忘れた・・・。
posted by Heshbonit at 19:00| レバノン戦争2006 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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