2006年07月21日

情勢と給料の関係

昨夜はこれまでにないくらいの音でした。窓を閉めようがなんだろうが避けられないほど・・・。せっかく前日に充電したけれど、さすがに眠れなかった。
イ軍の事故も起き…。

眠くても金曜でも、半日は出勤。

一昨日の午後、私の村から5分程の別の村の牛舎にロケット砲が落ちました。
乳牛18頭とメスの仔牛9頭が即死。そして4頭が重傷。家畜牛の重傷は助けようがないため、そのまま安楽死・・・。

「牛でよかった」、とか思わないでね。
農村にとって、牛は大事な資産です。明日の収入を左右するのです。
もちろんこの場合、国防省から資産に対する賠償が出るはずですし、農業関係の保険にも加入しているから、そちらからの保険も下りるでしょう。
でも、補償が出るのは全てを調査し終わってから。
牛舎や施設もダメージを受けていて、その復旧も大変。1日で復元出来るものではないし、業者探しだってこの情勢下では一苦労します。
ところが、事故を免れた牛の世話は続行しなければならないし、搾乳もしなければならない。なのに、その機材なども・・・。
人間ならば、「親戚の家に行こう」「ホテルに泊まろう」と出来ても、牛は移動できません。第一、牛にはセキュリティルームがないのです。

と、農業と牛について熱く語る。


さて、その後、給料計算担当が、レジュメをくれました。
「現在の情勢下での給料などに関するQ&A。読んでおいて。経理部員が誰かに聞かれてヘタなことを言えないから」


では、久しぶりに『経理のお話』。
興味のない方は、ここでスルーして下さい。


:特別警戒地域で仕事先も閉鎖されています。給料はどうなりますか? 
:有給消化という形で計算されます。

★7月28日、『給料の52.5%は政府負担、27.5%は雇用主負担、20%が有給消化』と法改正されました。つまり被雇用者が情勢を理由に5日休んだら1日分は有給消化、と計算されます。以下のQ&Aでも同様です。

:有給は使い切っているのですが、減給されてしまうのですか?
:来年分の有給が取り崩されます。

★上記の法改正では、この期間の休業・欠勤20%は有給消化となりますが、既に有給を使い果たしている人の場合は、来年分の取り崩しとなります。

:特別警戒地域に住んでいるため出勤できませんが、会社は地域外なので営業しています。欠勤・減給になりますか?
:有給消化という形で計算されます。

:特別警戒地域で仕事先が一時閉鎖されていますが、もし雇用側が「閉鎖中は収入がなかったから給料を払えない」と言ったらどうなりますか? 国が払ってくれますか?
:雇用側は倒産の危機にあるとしても、被雇用者に対して給料を支給しなければなりません。また、国は給料の保障はしません。

★7月28日、『給料の52.5%は政府負担、27.5%は雇用主負担、20%が有給消化』と法改正されました。

:特別警戒地域に住んでいて出勤できません。会社が私をクビにする可能性はありますか?
:現行の法律では、雇用主は情勢のために出勤できない被雇用主を解雇することが出来ます。ただし、法律が変わる可能性があります。

★7月23日、『この情勢下で出勤できない被雇用者を解雇してはならない』と法改正されました。

:会社はやっていますが、保育園も地域の子供会も閉まっています。子供の面倒を見なければならず、出勤できません。
:親戚・知人に預けるなどの解決法がどうしてもない場合は欠勤もやむを得ず、この場合は、減給はあっても解雇はできません。但し、雇用主とよく話し合って下さい。

:北部在住ですが特別警戒地域ではなく、会社も営業していますが、情勢が心配なので、会社に行きたくありません。雇用主はこれを理由に減給・解雇することができるのですか?
:特別警戒地域でないならば、雇用主と解決すべき問題であり、法的保護はありません。
 ただし、日常生活に支障を来たす持病がある人や妊婦の場合は、医師の診断を以て欠勤することが出来、雇用主はそれを理由に減給・解雇することができません。

:特別警戒地域ではなく、会社も営業していますが、情勢が心配なので、南部の友人宅に逃げています。減給・解雇の可能性はありますか。
:特別警戒地域でないならば、雇用主と解決すべき問題であり、法的保護はありません。状況をよく考えて行動してください。


最後の2例は、微妙に厚かましい気がしますが・・・。

つまり、特別警戒地域在住者ならば、有給消化という形での欠勤が法的に認められ、減給されることはありませんが(法改正:有給消化は2割まで)、そうでないならば、「便乗して仕事を休むな」と。

もちろんこれらは、正社員として月給が決まっている場合。
パートタイム社員でも、最低補償契約などがあればもらえますが、そうでない場合は収入ゼロということになります。


それでは皆さん、楽しい週末を。



あー、実家に電話したくない。
救いは、報道がアチラ寄りだってことだけど、
この状況じゃ何も言えない。

9月の一時帰国、いいフライトスケジュールを見つけたのに。
先が見えないから、チケット買ってない。
それも言いたくない。ってか言えない・・・。
posted by Heshbonit at 19:00| 経理のお話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月20日

マー・マツァヴ

昨夜、あまりにもうるさいので、窓を全て閉め、エアコンをつけっぱなしにして寝ました。おかげで久しぶりに朝まで起きなかった。電気代より安眠重視。

充電完了なすっきり気分で出勤。

現在、北部の銀行は基本的には閉鎖中。支店によっては短時間だけ開けたり、バスで移動銀行をやっているところもあるらしい。それも状況に応じて変化します。
仕事上でもプライベートでも、銀行のネットを使っていますが、それでも全てがネットで出来るわけではなく、支店が閉鎖されているならば、銀行のサービスセンターに電話をしなければなりません。

それでは、今日のヘブ語。

「マー・マツァヴ?」=「状況はどうですか?」

イスラエルでは、通常時、友達同士の軽い挨拶でも使います。
「最近どう?」というような意味で、これに対しては「ベセデル(大丈夫)」と簡単に一言で返します。
しかし、この状況下ではそうは行きません。

:「○○銀行サービスセンターです」
:「こちらは北部の村の経理部ですが、支店が閉鎖されているため、こういうことに関して確認したいことがあるんですが、そちらで調べられますか?」
:「マー・マツァヴ?(状況はどう?)
:「ベセデル(大丈夫)
:「大丈夫って、あなたの村はどの辺りなの? ロケットは落ちた?」
:「こっちは国境から10kmしかないんだけれど、今のところ敷地内にはロケット砲は落ちていません。住民も子供がいる家族の大多数が都心に避難しているものの、それ以外は通常通りですね」
:「セキュリティルームに入らなくてもいいの?」
:「状況によってです。昨日はちょっと凄かったけれど、うちの村は建物内に待機までですね。町では終日待機ということになっているみたいだけど」
:「足りないものはない? 食べるものとか大丈夫? テレビで見たけれど、そっちの町、全店閉鎖状態じゃないの」
:「村にコンビニがあってほぼ毎日納品業者が来ているの。町のスーパーは時間限定で営業しているのよ。それから、水道電気は問題なし。ガスは各村制限付きとはいえ足りているし。ま、夏だからそんなに使わないしね。
 でも、郵便の集配とゴミの回収車が来ないのが問題ですね」
:「うわぁ、それは大変ねぇ」
・・・という具合に、延々と姉さんの質問が続く。

そして、一通り話した後、姉さんが言った。
:「じゃ、担当に回すから」

おいおい、ここまで話をさせて、アンタは担当じゃなかったわけ?

担当に変わる。

:「マー・マツァヴ? どの辺りに住んでいるんだ? セキュリティルームに入らなくていいのか? 物資は足りているのか?」

・・・エンドレス。


先輩部員がどこに電話しても同じような感じで、電話を終了させるたびに2人して笑ってしまう。
「きっとあの人達、今日は家に帰って、『北部の人から電話があった。ロケットが落ちない村でもやっぱり大変だって』と触れ回るのよ」


今日は、北部沿岸部に住んでいるイ人xコメ人夫婦から「お互いがんばろう」と電話があり、さらに、コメリカに住んでいるコメ人の友人からビデオメールが届いた。(3回見てようやく全部聞き取れた。ヒアリング能力壊滅状態・・・)。
人が気にしてくれるのは、(全然大丈夫なんだけれど)やっぱ嬉しい。
posted by Heshbonit at 19:00| レバノン戦争2006 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月19日

現状報告

昨夜は、渓谷や裏山に落ちたロケット砲で何箇所かで山火事があったらしく、一晩中ものすごい臭さで、朝起きたらランティスの上にものすごいススが溜まっていました。あ、落ちた場所はいずれも私の村から離れたところです。


さて、出勤。

朝っぱらから、経理部内で激しい口論。
仕事かと思いきや、情勢がどうのこうのという程度。それで、熱くなれる素敵な人達。というより、みんなエネルギーが余っているのです。
でも、経済的問題は深刻ですから、熱くなる気持ちは分かります。

そこに水を差すように、9時過ぎに瞬間停電。
誰もが、「とうとう発電所をやられたか!」と焦った瞬間、つけっ放しにしているネットで見たら、「発電所の故障でイスラエル全土で一斉停電。すぐに直します」と。
よかったよかった。

午前中、地方庁で各村の事務長レベルの会議があったそうで、うちの村の当面の不安であるガス供給問題を訴えたところ、地方庁からガス会社に掛け合ってくれたとか。でもやはり、ハイファの充填所は閉鎖中で、アシュドッドまで。どうなんだろ。来れるんだろうか・・・。

昼過ぎ、私の住むエリアの国境付近で激戦に。
さすがにのほほん村でもセキュリティルーム退避命令が出て、各家庭に、「とにかく家から出ないように」という電話までかかってきました(共同地下シェルターへの避難命令はまだです)。
うちの西窓から国境を見ると、モウモウと煙が上がっています。
それに伴って、国境一帯での砲撃の音もすごい。
この暑いのに・・・、ホントにご苦労様。
彼らのおかげで安心して眠れます。でも、何度も目が覚めますが・・・。

スミマセン。
今日は、シャレにならない状況で、ボッカチオ気分では書けませんので、重くなる前に簡単にこの辺で。私は、大丈夫です。
posted by Heshbonit at 16:00| レバノン戦争2006 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月18日

らいおんハート♪

スミマセン、書き始める前に。
今日は何事があったのか、カウンターが強烈な勢いで動いています。
ひっそり更新なブログでこうこうコトがあると、かなりビビる。
次の瞬間、「ちっ、広告収入やってたら稼げたかな」と考える。



では本題。

昨夜、夕ごはんのおにぎり定食を食べて、一息ついていたら、電話が鳴った。
「ガソリンのデリバリーが来た」
あらー、こんな時間に?
大体、オーダーすると翌日には来るけれど、午後3時過ぎまで待っても来なかったから、てっきり明日来るものだとばかり思ってた。
この情勢下、ハイファのリファイナリーが閉鎖されているため、南部アシュドッドのリファイナリーまで行くのだそうだ。
イ国には、ハイファとアシュドッドの2箇所にあり、規模はもちろんハイファの方が大きいのだけれど、情勢が情勢なだけに一時的に閉鎖されているため、全国の需要を小規模のアシュドッドでまわさなければならないらしい。
朝、ものすごい早起きして行くんだそうだ。ご苦労様です、ホントに。

うちの村でも、一部は都心部や南部に行っているそうだ。大半が子供がいる家庭です。
北部はどこも皆、そんな状況です。身の回りのものだけまとめて車に乗って南部のホテルに行った、という人も多い。私の住むエリアでは(特に国境沿いでは)、住民の大半が逃げた村もあります。
疎開できる場所があればマシですが、それがなければ、ただこの状態が治まることを祈るばかり。
なにも、レBノン人だけが家を出て「難民」になっているわけではありません。こちら側だって同じコトなんです。
でもこの程度で難民なんていう言葉使う? 
日本の新聞は大げさすぎ。疎開でしょ?

さて。
ここで、救世主登場。
アルカディ・ガイダマック。
テレビなどでこの人の名前が出ると、皆さん、眉をぴくっと上げます。
イ国での本名は、アリエ・バルレブ。簡単に訳すと、「らいおんハート♪」
なにも音符をつける必要はないんですが、気分的に。

ロシア移民の大富豪。何をどうして彼がそんなに金持ちなのか、真相は分かりませんが、サッカーチーム・ベイタル・イェルシャライムのオーナーでもあります。

最近では、イ国の某石油企業が売りに出た時に、彼が名乗り上げたとか。
ちなみに、その石油会社を統括しているのは、昨年倒産したスーパーマーケットチェーンと同じ系列のボロビッツグループ。
で、その時、別の石油会社が買い上げを希望し、巨大石油会社になろうとしたんだけれど、イ国最高裁がこの買収を認めませんでした。
というのも、巨大になってリファイナリー会社も買い上げよう、なんていう企みがあったらしいから。この企みが事実なのかどうかは知らないけれど、今のような状態になると、下手に石油会社がリファイナリー独占するなんてことは、イ国じゃ無理だということを痛感しますね。
現在、石油会社売買問題は宙に浮いています。ボロビッツさんにしたらどっちでもいいんですけれど、一般社会では、「巨大会社になって独占化するのはまずいし、だからって彼が買収するのも・・・」というところらしい。

あらら、別の路線に進んでしまいました。
今日は、石油会社まで買おうとしたほどの金持ちらいおんハート♪が、一体この時期に何をしたか、って話です。

お金持ちっていうのははやることが違います。
なんと、
『夏休みにどこにも行けずシェルター室でロケット砲攻撃に耐えるのは可哀想だ。その子供たちを集めて、ここで楽しんでもらおう』
と、イスラエル南部のアシュケロンのビーチに、たった数日間で大テント村を作りあげてしまいました。

収容人数は数千人。テレビで見たら、大きなテントの下にはちゃんと寝るためのマットがあり、巨大食堂もあり、かなり本格的な特設ステージもあり、もうすごいんです。
本来は、今回の情勢になってすぐに発案し、北部ガリリー湖畔に作ろうとしたのが、ロケット砲が余裕で飛んで来てしまったため、
「ええぃっ! いっそのこと思いっきり南に作って、失ったものはみんなみんな埋めてあげる♪」
ってことで、アシュケロンになったとか。
ついでに北部からの輸送バスまでチャーターしたそうだし、さらに、自分が所有するベイタルのサッカー選手も呼び寄せてイベントをやろうという話もあるらしい。これじゃ足りないから増設も進行中だそうで。
さすがは、金持ちらいおんハート♪ やることが凄すぎ。


・・・で。
そんなスケールの大きなことが出来ない貧乏農場の私の村では、
『皆でケーキを焼いて、国境を守る兵士に届けよう』
というプロジェクトを行っています。
既に昨日、第1回めが好評に終了し、今週もう1度やる予定。
えー、私が焼くと、『無糖・卵牛乳除去のケーキ』で、誰も食べないのは確実。
ってか健常者には、コレ嫌がらせじゃねぇのか?ってなモノ。蟻も集んない。
そこで、担当の人に聞いたら、「市販のお菓子やスナックでも何でもいい。彼らが喜びそうなものを」というので、そちらで協力しています。
店で買っても心はこもっているから、どうぞ食べてください。


今日の日誌は、昨日に引き続き、開店休業。
午後は出勤しませんでした。
で、家にいてもイライラするので、山の中腹の街まで行って、今週分の買物。
ここから一番近い街も、月2回は行く大きなショッピングセンターも閉まっているため。村にもコンビニがあって基本的なモノは揃いますが、とにかく外に出たかったのです。
ほぼ1週間、ずーっと村の中だけで過ごしていただけに、いい気分転換。

 
追伸:いつはくさん、本当にありがとうございました。

 
posted by Heshbonit at 17:00| レバノン戦争2006 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月17日

ヒマなんですけど

不謹慎ですが、ヒマです。

出勤。

でも村全体が開店休業みたいなものですから、必然的に経理部もヒマです。
とりあえず席には座っていますが、これといった動きはない。
せっかく残高照合とかの仕事を見つけて、「こいつは時間がかかるだろう!」なんて思っても、すぐに終わっちゃうような状況で。

ふと爪をみたら、爪の先のほうのネイルが剥げかけていた。
思いついて、修正液でフレンチぴかぴか(新しい)してみた。
結構うまくできた♪
・・・緊張感の全くないガイジンです。


昼に家に帰ってPCを開いたら、実兄からと、高校時代の友人からと、メールが入っていました。
なんとっ! この情勢に入って初メールです〜。
・・・あ、平常時だってプライベートのメールは迷惑メールくらいしか来ないので、情勢がどうでも同じですね。

実兄からは、毎度の如く、お叱りメール。
アタッチされていた浴衣姿の姪(小2)の写真に癒されました。
兄からは、「とにかく実家に電話を入れろ」とあったので、窓を全部閉めて電話をしておきました。先週の木曜日にも入れたんだけど。ま、いいけどさ。
なんで窓を閉めたか? 
ボンボンバタバタが聞こえたら、マズイでしょ。
コードレス電話じゃないから、移動できないんで。

高校時代からの友人は、情勢に触れるなんてヤボなことはせず、普通に本当に近況報告とご機嫌伺い。
機嫌は上々です。あなたも知っての通り、こちらは20年前と変わらぬお値段です。(って、竹や〜竿竹屋か?)

そうなの。明るくしないとね〜。ひらめき
虫も動物も皆、明るい所に集まるのです。人間だって動物ですから。
蚯蚓だって螻蛄だって水黽だって皆みんな生きているんです♪
すっげー、漢字変換機能。蚯蚓に螻蛄に水黽・・・。
ってか、日本語、奥が深すぎ。

気を取り直して・・・。
と思ったところで経理日誌だし、村の外に出てないし、明るい話って難しいの。
地方庁からのお達しによると、この地域一体は今、『特別非常事態』だから。
でもだからって、何が変わったっていう気持ちはないです。仕事少ないなあ、とかそのくらいですね。あと夜通しボンボン聞こえるくらい。昨日はホントに派手だった。さすがに何度も目覚めたもの。


でもさ、なんていうんだろ。
ヘンな自信があるんです。絶対にここには落ちないって。
ってかコレ、イスラエル人の大半が持っているんじゃないかな。
いや、もっともっと焦点を絞っていくと、私が住んでいる、この村!
この事態になって分かったのは、ここが十分に圏内だってこと。
「この村にはロケット砲は届かないんだ」っていうのは、村の人皆がずーっと前から言っていたこと。
だから、国境から近くてもそういうもんなんだ、と信用していたんだけれど、実際は、裏の道とか裏山とかに落ちてんの。
なんだよ、やっぱりバリバリ圏内じゃん!

でも、誰もシェルターに入らないし、皆フツーに生活している。
初めの頃は、少しヤバくなると、「シェルターに入りなさい」という村内放送があったのですが、今じゃ「言ったって、誰も入らないから」ってことで、なくなりました。

数日前に裏の道に落ちた時、「只今、村の上空を通過して、敷地外に落ちました。全員自宅待機しなさい」っていう放送が流れたのね。
で、私は見たいなぁとは思いつつも、良い子に自宅待機していたんだけれど、後で聞いたら、皆そのアナウンスを聞いてゾロゾロゾロゾロと家から出てきて、その見物人ですごいことになったそうだ。
それ以降、「落ちてもアナウンスしない」ということになったらしい。
ま、都会のように断続的に落ちることはないから。
しかも、断続的にハイファを狙っているタイプじゃなく、こっちに来るのは、オールドファッションなロケット砲。

第一、考えてみてください。
ロケット砲がくるかも?っていうのは、すごい確率ですよ。
車に乗っていて交通事故に遭う確率のほうがよほど高いんですよ。

考えてみたらアタクシ、くじ運が悪いんです。良くも悪くも。


そうそう。
他の方のブログのコメントに書いたことなんだけれど、
数日前、スカイニュースだったかCNNだったかが、ナハリアから中継していたんですけどね。
リポーターが、防弾ベスト着ていたんですよ。
テレビで見ながら、「こいつ、何考えているんだ?」と思った。
どこかで銃撃戦でもあるんですか?
彼がレポートする横を歩いていく市民は、普通のTシャツだったり、女性なんてタンクトップだったり、そんななんですよ。
どっちかっていうと、防弾ベストじゃなくて、メットとか防空頭巾を被るべきじゃないだろうか。ロケットは上から来るんだから。
ってか、もし万が一、ロケット砲を直球ストレートにボディで受けたら、防弾ベストじゃ無理だと思うよ。


そんなです。
今日も情勢はいろいろで、そんな中で生活しているんですから考えることはたくさんありますが、私個人はすこぶる元気です。
このブログのコンセプトは、情勢がどうだろうと変わりませんので。

あー、どっか遊びに行きたい。外出禁止ってすごいキツイ。


蚯蚓も螻蛄も水黽も、
生きているのは知っているけど、
しあわせなのかなぁ・・・。

posted by Heshbonit at 16:00| レバノン戦争2006 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月16日

備蓄・・・

出勤。

ガソリンスタンドのシステムが動いてはいるものの何かおかしいため、石油会社に電話してみるも、「メンテナンス担当が出勤してないんだよ。使えるんだったらそのまま使っててくれ」と言われました。
ガソリンの供給は今のところは問題ないらしい。

経理部に戻ってから、ガス会社に電話。先週木曜からオーダーをしているのに、何の返答もない(村では都市ガス方式を取っています)。

:「社長、そっちの状況はどう?」
:「大丈夫だ。そっちはどうだ。え、ガス? 今どのくらいある? ・・・それだけあれば2週間は持つだろう」
:「ってそれ、カラになるまでね。そうはいかないんだけど」

安全が確認されるまで、ガス運送を抑えているそうで、よほどでない限りは稼動させたくないらしい。
注:イ国では、社長でも誰でも名前で呼び捨てで、
「社長」なんて呼びかけはないですが、
日本語なので、日本っぽく書いてみました。
ええ、まだ足ります。夏だし。
その後、ボスは事業部長らと話し合って、村中にガス使用量を抑えるように、という手紙を通達しました。


経理の仕事は・・・。
シェルター退避勧告が出ている街の金融機関は全てクローズ。
通常は郵便局の集配車が村まで来るのですが、それもストップしてます。
仕方ないため、村の小間使いみたいな人が、退避勧告が出ていない街の銀行・郵便局まで運んでいます。
観光部門の夏の予約は大量キャンセルが発生。仕方ないですよね。

地方庁から通達。「食糧・医薬品などの備蓄は十分にある。パニックにならないように」。ついでに、地方庁にはガソリンの備蓄もあります。


全てが取り越し苦労になればいい。




***---***---***---***---***---***



スミマセンっっっ。
アップロードしてから読んでみたら、
我ながら重っ苦しい文章ですね。
大丈夫なんですよ、ホントに。
私の村においては、全てが普通に動いています。
シェルター退避勧告ですが、誰1人として使ってません。
そういう村なんです。

ボスの所に、街の修理業者から電話があって、
「街では仕事がないし、家にじっとしていてもヒマだから、何か仕事がないか?」なんて言ってきたらしい。



***---***---***---***---***---***




ただいま、夜7時40分。
これまでにないくらい、国境から派手に聞こえる。地響き付きで。
これが花火だったら嬉しいんですが・・・。

でもね、こうやって聞こえる間は安心なんです。
これ、こちら側の音ですから。
こうやって、「俺らここにいるんだからなっ」って
アチラ側にニラミきかせてくれているのです。

posted by Heshbonit at 17:00| レバノン戦争2006 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

途中経過

昨夜も断続的にロケット攻撃が続きました。
昨夜、うちの村の上空を通過して、裏の高原にまで飛んだらしい。
随分と飛ぶものを持っているようです。

さて。
今日午前、港湾都市ハイファの鉄道車庫にミサイルが落ち、
作業員8人が即死、20人が重軽傷。
一時的に北部全域の電話回線が遮断されましたが、
正午現在、復旧しました。

北部を走る鉄道は全てストップされています。

現在も、アチラさんのロケット砲攻撃は継続中です。

中部地域〜テルアビブ北部まで
「情報に敏感でいるように」という警告が出ています。

かなり、ヤバい状態です。
posted by Heshbonit at 12:00| レバノン戦争2006 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月15日

なんとかやってます

今日の午後はひたすらYouTubeでアレコレ楽しんでおりました。
特にお笑い関係。

別に気が重いわけじゃないし、何も飛んできてないし、全く平気なんですけれど、とにかく家にじーっとしているのが非常に苦痛で。
オバカな笑いでも見ているとかなり気が紛れました。

というわけで、この記事は生存確認のためです。あしからず。

「とうとう命中したかっ!」とか思われても困るし。
「ブログでルールズ?」(byこんちょこさん)と疑われても困るし。

それでは皆さん、楽しい日曜日をお過ごしください。
posted by Heshbonit at 20:00| レバノン戦争2006 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

途中経過

昨日の夜は、(下のコメントにも書いていますが)
一晩中、ヘリが飛んだりボンボン聞こえていました。
おかげでうちの方には何も飛んできませんでした。

朝起きて、朝食セットを西向きテラスに持ち出して、国境を眺めながら食事。

その後、ガソリンスタンドの掃除とデータ確認に行きました。
何がどうしたのか(別に状況のせいではないんだけれど)、システムに異常が起きていて、何度かシステムをリセットさせてみる。どこかおかしいけど、ま、いいや。どうせ来る人なんてそんなにいないでしょ。外出禁止なんだから。農業用ディーゼルポンプは動いているから大丈夫。
農村ですから、農業部門は動いています。
どの村もそうでしょう。勧告通りにシェルター室に入るわけには行きません。牛も鶏もお腹が空くし、農作物には水が必要。

さて家に帰って、どこにも行けないし、入念に家の掃除。
その最中に携帯が鳴る。
大使館領事部から状況確認の電話を戴きました。
こういう状況下、って別に危機じゃないですけれど、どっちに転ぶか分かんないっていう現状ですから、誰かが気を遣っていただくのは、それが事務連絡でもすごく嬉しいです。
あ、存在を忘れられてなかったんだ、ってな気持ち。いくら地域密着型になってしまっているとは言っても、所詮ガイジンですから。
コメントを下さる皆さんも、本当にありがとうございます。


さて、掃除終了後、在留邦人Y氏に電話。
一昨日の午前、Y氏の村の近くにも落ちたため、それから何度も電話していたけれどずっと留守電で。仕事で忙しかったらしい。
そうそう。W杯見にドイツにも行ったらしい(ツワモノだ・・・)。
このバタバタが終わったら、うちに遊びに来てくださいってことで切る。

そしてラジオをつけながら、YouTubeで現実逃避。

あ、ティベリアにまで落ちた。
「外出禁止勧告」がどんどん南下している。

アチラさんは、戦争したいらしい。

って今のコレ、戦争状態ってな気がするんだけど。
posted by Heshbonit at 14:00| レバノン戦争2006 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月14日

現状報告

来ないはずだったんですけどねぇ…。
たった今、うちの村の上空を通過して、裏の道路に落ちたらしい。

。。。

笑い事じゃなく。
怖いとかどうしようなんて考えてない。
ただただ怒ってます。
今ならどんなケンカでも言い値で買っちゃう。

この事態、異常ですよ、マジで。
世界はなんだと思ってんですか?

これでもイスラエルは悪いんですか? 
少なくとも、レBノンは占領してないじゃん。

3日間、レBノンからのロケット砲は300弾
今夕6時の時点でね。まだバンバン続いている。

日本は、ミサイルが海に落ちただけで、経済制裁要請。 
国連は、ロケットを落とされている国に非難決議を出そうとするわけ?

こうしている今でもさ、ニュース速報ではガンガン入ってくる。
無差別ロケット砲が雨のように降ってきている。

ナハリヤ、アッコー、カルミエル、マアロット、メィロン、
ツファット、ロシュピナ、キリヤット・シュモナ、メトゥラ、
そしてその周辺の村々・・・。

北部全域。
信じらんない・・・。

こんな内容を書くつもりじゃなかった。
何か楽しい話をと思ってた。

でもこんな状況。


でさぁ、
父ちゃん、なにしに来てたんだろ・・・。
       
posted by Heshbonit at 19:00| レバノン戦争2006 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。